ECサイト×Webマガジン!?これからのファッションECサイトの流行になる新しい形とは?

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ECサイト×WebマガジンがこれからのECサイトの主流になるかもしれないって知っていますか?

今回は、ファッションECとWebマガジンがどのように連動しているのか、さまざまな例を集めてみました。ぜひ、参考にしてみてください!

 

ファッションECとWebマガジンとの連動

画像引用元: Econsultancy

かつてファッション誌に掲載されるだけで商品が売れたことから、数年前には顕著だった、いわゆる「雑誌連動型」のECサイトも、雑誌の発行部数の下落とともに、近年は随分と下火になってきました。

その代表格といえる「マガシーク(MAGASEEK)」も2012年には雑誌連動型のビジネスモデルから早々と脱却。雑誌『mina』と連動した「買える!mina」も2016年に入ってサービスを終了するなど、EC事業者にとって新たなビジネスモデルを模索する時代が続いています。

そんななか、注目を集めているのがファッションECサイトによるWebマガジンと連動する取り組みです。

最新のニュースやコラムなどの中で商品を紹介、気に入った商品があればその場で購入できるようなものから、ECサイト内に読み物を充実させるものまで、その形態もさまざま。「楽天」「DeNA」など大手のEC事業者や出版社も運営に乗り出しており、今後の大きな潮流となることを予感させています。

そんなファッションECとWebマガジンとが連動するビジネスモデルのなかでも、とくに興味深いと思える二つの事例をご紹介します。

Webマガジン化するファッションコーディネートアプリがECと連動


画像引用元: EC grow

「GMOメディア」が運営するファッションコーディネートサイト及びアプリ「コーデスナップ(Coordisnap)」は、コーディネートや着こなしの投稿・閲覧を通じてユーザー同士が交流するサービスとして人気を集めてきましたが、コンテンツマーケティングを推し進め、2015年にサイト内に独自のキュレーションを導入しました。

「コーデスナップ」の画像を使ってユーザーが自由に記事を作成できるようになったことで読み物が充実し、単なるコーディネートの紹介ではなく、Webマガジンとしての機能も併せ持つようなりました。

さらに「コーデスナップ」では、アパレルECサイトとの連携を強化しています。

ショップスタッフが投稿するファッションブランド公式アカウントを、それぞれのECサイトと直結させ、コーディネートに使用されている商品をそのまま購入できる仕組みを構築。

ブランド公式アカウント以外の一般のユーザーの場合でも、コーディネートに使用したアイテムに似ている商品の提案がされるなど、スムーズなECとの連動を実現しています。

こうしたファッションコーディネートアプリとECサイトの連動は、「スタートトゥデイ」が運営する「WEAR」ではより顕著になっいて、コーディネート写真上に「ZOZOTOWN」へといざなうタグが貼られます。

投稿写真は、コーディネートスナップというよりは、もはや商品のショーケース化していて、やや露骨な印象を受けなくもありませんが、ファッションECサイトとWebマガジンが連携する形として、こうしたSNS的な仕組みを利用し、ファッショニスタの影響下で「衝動買い」を促す最も進んだ例として興味深いと言えるでしょう。

「コンデナストインターナショナル」×「ファーフェッチ」が展望するECの未来

画像引用元: Planet X Fasion Men&Women

『VOGUE』『GQ』など有名雑誌を数多く世界展開する「コンデナストインターナショナル(Condé Nast International)」は、2015年にEC事業に参入することを発表。

2010年に「vogue.com」が立ち上がるまでのおよそ10年のあいだ、『VOGUE』のWebサイトとしてファッションニュースを配信してきた「style.com」をECプラットフォームに改変するというもの。
ファッションECとWebマガジンのどのような連携が提案されるか期待したいところですが、そうした動きと合わせて「コンデナストインターナショナル」が進めているのが、ファッションECサイト「ファーフェッチ(FARFETCH)」とのコラボレーションです。

「ファーフェッチ」は、海外の有名デザイナーズアイテムを中心に2,000を超えるブランドを取り扱います。
2013年に「コンデナストインターナショナル」の資本が入ったことによって、EC上で「エディトリアル」を積極的に展開。

世界的なデザイナーのインタビューや、最新のファッションウィークや海外セレブリティのスナップを引用しながら類似・関連アイテムを読者にオファーするという雑誌媒体で培ったノウハウがそのまま移植されているなど、メジャー誌ならではの充実した記事が並びます。もちろん、気に入ったものがあれば「今すぐショッピング」ボタンですぐに購入が可能。

また「ファーフェッチ」は、世界の主要都市に拠点をおく400を超える著名な独立系セレクトショップと顧客とを結びつけるという、ファッションコミュニティとしての機能も果たしています。
販売されている商品がどのブティックによって取り扱われているのかがわかる仕組みで、ショッピングやブラウジングしながら、気に入ったブティックがあればSNSを利用してフォローすることもできます。

さいごに

画像引用元: iOmnichannel retailing

ファッションECサイトWebマガジンの取り組みについて、2つの事例をあげてご紹介してきました。
いずれも紙媒体にはなかった操作性の高さ、情報の質と量そして手軽さによって、多くのユーザーを獲得しています。

ただ、そうしたWebならではの特性を強化していくこともさることながら、ECとWebマガジンをただ連動させるというだけでは、ビジネスとして先が見えているのも事実です。

例えば、「コーデスナップ」では、雑誌とのイベントでコーディネート投稿コンテストを開催したり、アプリ上で募集したデザインを衣料品チェーンの実店舗で販売するなど、O2Oビジネスモデルを積極的に推し進めています。
一方の「ファーフェッチ」も、2015年にイギリスの老舗セレクトショップ「ブラウンズ(Browns)」を買収するなど、オムニチャネル戦略を積極的に展開。

膨大なアイテム数や情報量を背景に、WebマガジンやSNSとの連動を充実させ、実店舗とECサイトとのよりスムーズな連携を模索する両社の戦略には、今後のファッションECサイトが目指すべき姿が映し出されているように思えます。

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