こんにちは、相馬です。
これまでの記事で、楽天をディスりまくってきた僕ですが、楽天にもやはり国内における膨大なユーザー数という強みがあります。
それを狙って、楽天市場に出店するECサイト運営者さんは多く、毎日のように増え続けています。
しかし、出店後になかなか儲からずに頭を抱えてしまうケースが多いのも事実です。
楽店の担当者にアドバイスを求めても「こんな広告出しましょう!」といった、費用のかかる解決法ばかり・・・。
今回はそんな状態にならないために、楽天に出店する前に知っておくべきことをお話します。「有名だから楽天でしょ!」という安易な考え方ではなく、しっかりと対策を練ってから出店しましょう!
楽天市場に出店する前に把握しておきたい3つのこと
商品の需要
楽天で出品する前に、商品にどのくらいの需要があるか知っておきましょう。いくら利用者の多い楽天でも、需要がなければユーザー数はどこを利用しても変わりません。さらに需要がなければ、お金を出して広告を出しても効果は見込めませんよね?
商品に需要があるかを調べるために、商品名や関連するキーワードを楽天で検索してみましょう。
その際、楽天のカテゴリー分類を見て、一致したカテゴリーが無い場合、あまり売れていないということになります。楽天内に市場がないということです。
以上のように楽天はかなり細かくカテゴリ分けしてあります。
どこかにハマる商品が無ければ、売上に繋がる望みは薄いかもしれません。それでは儲けにつながりませんよね。
商品のオリジナリティ
売ろうとしている商品に、オリジナリティのある魅力はありますか?他のショップと同じ商品を得る場合、売れるためにはそのショップより価格を安く設定する必要があります。そうなると、価格競争に発展し、ショップの規模が大きくないと厳しくなってきます。
楽天市場には利用者も多いですが、ライバルも膨大な数です。
商品にオリジナリティがない場合は、楽天はもちろん、モールでの出店はもう一度考えなおす必要があるかもしれません。
利益率を考える
商品の利益率だけでなく、出店する際のシステム利用料も考える必要があります。
そもそも楽天は初期費用や固定費も思った以上に高額です。
一番固定費が安い「がんばれ!プラン」でも、月額19,500円の基本出店料。
そして商品が売れるたびに発生するロイヤリティが商品売上の6.5〜3.5%差し引かれます。
このシステム利用料に、ポイント原資の1%〜を始め、必要に応じてアフィリエイト利用料やモバイル利用料など、たくさんの費用が上乗せされます。カード決済の手数料を加味すると、10%以上が引かれます。
ひとつ商品を売るために、どれだけの費用が必要なのか、きっちりと計算しましょう。そしてその場合の利益率はどれくらいですか?儲けるためには、利益率の大きさが重要なポイントです。
利益率が悪い場合は、どうにかして利益率を上げる方法を取らなければなりません。その方法は、楽天市場でも可能な方法でしょうか・・・?
まとめ:楽天市場と商品の相性が良ければ、売上はかなり見込める
相変わらず楽天をディスってばかりですが、逆に言えば商品がマッチするものであれば、楽天はかなり大きな市場です。また、予算が大きく割けるぐらい規模が大きければ、もっと大きな広がりを見せられるほどの可能性も秘めています。
ただし、だからと言って可能性の薄いビジネスをするべきではありません。
楽天は確かに日本一のECサイトモールですが、楽天の良いように振る舞わされる事態は避けるべきです。手軽に出店はできるものの、予算はそれなりに掛かって来るし、システム利用料も決して小さくはない金額です。
自社の商品をよく見つめて、楽天でどのように展開していくのかをしっかり考えていきましょう。
そのうえで、独自にECサイトをオープンするのか、楽天を利用するのか、他のモールで出店するのか、ベストと思える判断をしていくことが、儲けるためのポイントです。
補足:さんざん楽天のデメリットを羅列してますが、筆者は楽天よく利用するユーザーです。ただ、安易に出店するのは避けましょう、ということが言いたいだけなので一応フォロー!
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