ほぼ毎日何かしらがAmazonから配達されクロネコヤマトのお兄さんに『またコイツ、、、。』って顔を毎度されるAmazonの超絶ヘビーユーザーであるハンターズの藤吉です。
一度使い出すと止められない、ECの神であるAmazon様ですが。毎日積み上がる段ボールの処理というか有効活用だけはどうにか解決策を見出して欲しいと欲張りな要望を考えてしまうのですが。。。
Amazonが写真ショッピングSNSをリリース!?
さてECの世界的な大巨人といえばアメリカのAmazonと中国のAlibabaですが。アメリカ米国時間7月18日、、、日本時間の19日本日驚きの新サービスをアメリカAmazonが発表しました。
非常にざっくりとお伝えしますと、Instagramのような写真SNSにショッピング機能を搭載し写真ショッピングSNSである”Amazon Spark”をリリースしました。まだ詳しい詳細な情報は得ておりませんのでなんとも言えませんが。
Amazon SparkはInstagramへの対抗手段!?
もともとアメリカの一部のユーザー向けにベータ版がリリースされていたAmazon Sparkは現時点ではアメリカでAmazon公式のiosアプリの中でのみの対応となっておりPC(デスクトップ)版やAndroid版などはまだリリースの予定は決まっておりません。
現在見れるウェブサイトの情報や一部メディアの情報からすると、Instagram Storiesに非常に似ており従来のAmazonの商品の見せ方に加えユーザーが投稿した写真から他のユーザーは商品のアイデアやレビューを得ることができるという訳で間違いなくInstagramの今後のEC領域への攻めに対しての布石であることは間違いありません。
そしてAmazonさんがユーザーの持っている情報、特に写真とEC(イーコマース)をリンクさせるという点について本腰を入れることは間違いなさそうです。
UGEC「User Generated E Commerce(ユーザー生成イーコマース)」の到来
日本に限らず世界中の先進国では、若い年齢層の女性を中心にスマホで撮影した写真の保有枚数というのは莫大な枚数があります。その中でも日本の女性が平均的に保有する写真の枚数は数千枚〜数万枚と言われます。
この数字とこのユーザーが保有する写真コンテンツは間違いなく次世代のEC(E Commerce)及びコマース領域で非常に高い可能性とポテンシャルを持っていることは現在のInstagramの急成長から見て取れます。
今回の”Amazon Spark”のリリースからこれらの動きは今後さらに勢いを増して行くことは間違いありません。そして新しいEC(E Commerce)及びコマースの始まりになりそうです。
UGCは顧客満足度、ロイヤリティを高める??
UGC「User Generated CONTENTS(ユーザー生成コンテンツ)」は商品を購入するユーザーにとってよりリアルで同じ利用者、消費者の声が聞け。自分が購入した際のイメージも持ちやすいため買い手のユーザー・顧客にとっては非常に喜ばしいことであります。
また最近はかなり減りましたが、商品写真と実物が違うや。広告やステマにより誤った認識を持って購入し後悔してしまうなどもこれらにより無くすことができます。
ただ実際にはUGC、UGECは買い手のユーザーにとってのメリットだけではなく。販売する側の売り手である企業にとっても非常にメリット・チャンスがあると言えます。
投稿することでファン化させる
ユーザー心理としては、買って満足したものはついつい誰かに話したくなるものですが。ここで重要なのが、身内や友人にだけではなく同じ製品を購入したユーザーとコミュニケーションが取れる。(いいね!やお気に入りなど)また通常の口コミのように知り合いに話のついでに言うという行為だけでなく。
写真を撮影しレビューをつけて投稿する、そして他の同じ製品・サービスの投稿者のポストも見るというこの行為によりブランドやお店との接触回数が自然と増やすことができます。
この行為こそがエンゲージメントを高め、ひいては購入者をよりファン化させることができるのではないかと弊社でも考えております。
いいね!から生まれる新しい顧客満足
Facebook、InstagramなどのSNSが爆発的に成長した大きな要因はたくさんあります。それらの要因は何かしらの欲求から生まれるものですが。中でも21世紀に入り急激に増加したと言われる”承認欲求”がこれからのビジネスにおいては非常に重要なポイントであることは間違いありません。
そして今回のUGC、UGECがもたらす事業者側への大きなメリットの1つとして購入後の顧客満足に活かすことができるという点です。
製品・サービスを購入、利用した後に満足したユーザーがSNSで投稿するという行為は現状でも行われていますが。これはある意味でユーザー・購入者の”承認欲求”を満たすという点においての顧客満足の1つに繋がります。
訪日外国人対策にもなる!?
これから人口減の日本にとっては訪日の外国人が投下するお金、消費というのはますます無視することはできません。そんな訪日外国人にとって大きな壁というかさらに充実した日本での観光ライフを過ごしてもらうには”言語”、”情報”この2つの壁が立ちはだかります。
そしてこの2つを解決してくれるものこそが写真(UGC/UGEC)です。直感的に視覚で感じ取れる写真というのはテキストでは伝わらないものを伝えることができ”言語”の壁をクリアしてくれます。
カテゴライズされたマッピングと連動した写真(UGC/UGEC)があれば”情報”という問題点も解決してくれます。こういった視点から写真は日本のマーケットの縮小にも貢献してくれることは間違いありません。
フォトジェニック、インスタジェニックな設計プラニングが必須
Amazon Sparkのリリースや現状の日本国内のSNSユーザーの動向から今後はサービスや製品、そしてそれらを販売するお店、ウェブサイトなどのプラットフォームもまたこれらを想定し設計する必要があります。
もちろんすぐに製品やパッケージを改良するなどということはいろんな要因から難しい点が多いと思います。しかしこの大きなトレンドの波に乗るためにはこのチャンスを生かさない手はありません。
まずはいかにユーザー・購入者がSNSに投稿したくなるか。投稿した後にいいね!やコメントを貰えるのか?そういった視点から、ウェブサイトやブログ、現在の商品について改善できるところに着手してみてはいかがでしょうか。
写真がクーポンになる!!
ここからは少し宣伝になりますが。弊社ではInstagramの登場と急成長から間違いなくUGC/UGECの時代が到来すると見越してすでにいくつかのサービスのプロトタイプを開発しテストさせて頂きました。
本リリースが遅れに遅れ、まだ開発が途中でありますが。今年中にはこのUGC/UGECに関連するいくつかのサービスをリリースすることができそうです。
また弁理士事務所様の協力もあり2つの特許も無事取得することができました。
参照:HUNTERS株式会社 取得済み特許
弊社では日本のスマホユーザーが撮影する写真の数、流通数に注目しておりこの写真から生まれるコマース・イーコマースに繋がるサービスというのを時間をかけて構築していきたいと考えております。
いつの時代でもユーザーが求めるものは、欲求を満たし。手軽で簡単である。そして母数が多いものが選ばれるという点で”写真”というコンテンツは2020年までは間違いなく成長し続けるであろうと思います。
まとめ
Amazon Sparkの紹介記事を書くつもりが、少しばかり脱線し宣伝も入れてしまいましたが。今後の2020年に向けて事業者としては、ユーザーが集まるプラットフォーム・コンテンツを先取りし布石・先手を打つことで藤井聡太四段のように連戦連勝と行けるのではないでしょうかw
参照: