こんにちは。「なかなか買い物の時間が取れない!」なんて時でもネットでショッピングができるというのは非常に便利ですよね。最近ではスマートフォンの普及に合わせてウェブサイトではなくアプリでも買い物ができてしまいますし、フリマアプリなどのCtoCサービスも台頭してきましたね。
これからもっともっと買い物のオンライン化が進むのではないかと思っている今日この頃でございます。
ちなみに私は買うものによってオンラインと実店舗を使い分けておりますが、最近ではそんなユーザーの声が反映されてか試着サービスなどを行っているネットショップも見かけますね。ネットショップはこれからもまだまだ進化しそうですね。
本記事では
「ネットショップを開業したい!」とお考えの方や、開業したてで「これから成長段階へと進む方」に向けて
- ネットショップ開業の世界とは、その現状について
- 継続的な運営のために、よくある失敗事例から学ぶ5つの対策方法
- より便利に対策を行うための3つのツール
上記の内容をご紹介致します。
ネットショップ開業の世界って? ~まだまだ進化の余地がある現状を把握~
よく「脱サラして年収〇千万!」とか「起業して売上〇億!」とかいう大々的な文言をよく見かけますよね。人間良いところのみを見て、悪いところや都合の悪いことは見ないように潜在的に行っているものです。
同じようによく聞く言葉で「起業して1年で60%、5年で85%の会社はつぶれる」というものがありますね。この言葉のデータには諸説あり、確定的なデータは出てはいませんが、概ねこの数字前後だそうです。
ネットショップでも1年後には3割前後の店舗しか運営を継続できていないと言われています。
人によって様々な見方はあるかと思いますが、おそらく大半の人がこの数字を見て起業や開業というのはかなりリスキーなものだと思うのではないでしょうか? たしかにハイリスクではありますが、みんながみんなこの確率で失敗するとは限りません。
「独立する」という響きこそは立派なものですが、実際には綿密な事業計画書も作らず、開業するにあたり知識不足やスキル不足のまま勢いだけでスタートを切ってしまう人も多くいるのです。そしてそのような人たちの大半が「自分にはしっかりとした知識やスキルがある!」と思い込んでいる人たちなのです。
まずはしっかりと自身がこれから経営者として飛び込む世界についてしっかりと現状把握をしておきましょう。
日本国内ではアマゾンジャパンや楽天市場、ZOZOTOWNやヤフー!ショッピングなどのモールが有名ですよね。ヤフー!ショッピングでは30万以上の店舗が出店しており、「マーケットはもう飽和状態じゃないの?」 と思われるかもしれません。
経済産業省の発表では日本のEC市場規模は継続的に拡大傾向にあり、EC化率もまだまだ低いのが現状であるようです。
また、東洋経済新聞社の記事と先ほどの経産省のデータを参考にすると2013年の市場規模290兆円のうち3.85%がEC化されており、その規模は11兆1,660億円で、そのうちの3割が楽天とアマゾンによって占められていることが分かります。
このようにまだ8兆円近くの市場はそれ以外のECサイトやネットショップによって占められているのです。また、世界視点で見ると世界市場に対し、日本の市場規模は8%ほどと低く、世界を相手に販路を作れるEC市場にはもっともっと進出の余地があるのではないかと思います。
継続することが一番難しい? よくある失敗事例から学ぶ5つの対策方法
このように進出の余地がある市場ですが、しっかりと事業を継続していくのは先ほどご紹介した数字にもあったように簡単ではありません。
そこでよくある失敗事例をご紹介し、実際に対策方法も学ぶことで初歩的なミスで事業が傾いてしまうリスクを少しでも減らしましょう。
- 事例その① 幅広い業務をプロに任せることで充実したネットショップを作ろうとした事例
- 事例その② 商品やウェブサイトデザインに力を入れるもお客さんが来なかった事例
- 事例その③ 絶対売れると自信を持って仕入れをしたが、在庫過剰になってしまった事例
- 事例その④ 多少売れてはいたが、一向に売り上げが上がらない事例
- 事例その⑤ 売り上げ件数は多いのだが、利益が出ない事例
ネットショップ失敗事例 その①
立派なネットショップを作り、意気揚々と開業をしよう!となったが、知識やスキルは入門者並み。そこで数多くあるECコンサルやWEBサイト制作代行業者に依頼したが、実際には必要のない機能や商材を購入させられ高い費用がかかってしまった。
対策法
今やネット上で簡単に業者に依頼をできるようになりました。機能的でオシャレなウェブデザインにしようと考え、代行業者などに依頼をするというケースもあります。
しかし、すべての業者が優良とは限りません。ネット上には良いことばかり書いてあるのが現実です。しっかりと正しい情報を見極めることを忘れずに!
そしていつまでも業者に頼っていては何の力にもなりません。ネットショップ運営には自身のスキルアップ・知識やノウハウを蓄えることが必要不可欠です。その点でも目先の利益にとらわれず長期的な視点を持って運営を行いましょう。
ネットショップ失敗事例 その②
代行業者への依頼もほどほどに自身で努力しネットショップを開業しました。しかし、重要なお客様が来てくれません。肝心な集客方法を考えていなかったのです。
対策法
オンライン上には優れたネットショップがたくさんあります。自身もその中に入れるレベルのウェブサイトを作り上げたとしても、集客のための施策を講じなければお客さんは集まりません。事前にしっかりと集客の導線やマーケット調査を行いましょう。
ネットショップ失敗事例 その③
話題の商品だし絶対売れる!と気合をいれて商品仕入れをしたが、売るタイミングを逃し在庫過剰になってしまった
対策法
俗にいう黒字倒産というものですね。ネットショップ開業初心者によくある例で流行の商品で売り上げはあったが、流行の廃れやタイミングを逃してしまったことで在庫過剰となり、資金繰りがうまくいかなくなることです。在庫リスクを減らすために受注販売や予約販売を考えましょう。
ネットショップ失敗事例 その④
新規顧客も順調に集まってはいたが、定期的に購入をしてくれるリピーターや固定客が増えず売り上げが上がらなかった。
対策法
新規顧客の取り込みも大切ですが、その顧客が再度自店舗で購入をしてくれる顧客になってもらう必要があります。そのためにリピートを促す広告やメールマガジンを配信することや、最新の情報や商品を用意し、ユーザーを飽きさせないための仕組みが必要です。
ネットショップ失敗事例 その⑤
売り上げ件数も順調に伸びていたのだが、利益が伸びない事例
対策法
取り扱う商品の利益率が低い場合によく見られる事例です。安ければお客は集まり、商品購入をしてくれますが、その商品の利益率が低かったら利益が増えません。商品を販売する際には商品単価以外にも配送費、人件費、決済手数料などの費用がたくさんかかるのです。諸経費をしっかりと考慮した価格設定を行いましょう。
あなたのネットショップ運営をサポートしてくれる3つのツール
ユーザーの第一印象を決定づける商品写真の加工に Pixlr
Adobeなどの有名ソフトなどもありますが、値段も高く、使いこなせるスキルもない!という方に最適な無料で使えるフリーサイトです。
名刺やラベル作り、はがきの印刷などに ラベル屋さん.com
ネットショップの配送作業や自身の名刺作り、DMのはがきを印刷するなどの細かい作業を便利に行うことができます。様々な種類のラベルや、レイアウト調整があります。
検索からの顧客流入は大きな導線です。GoogleAdWords キーワードプランナー
ユーザーはどんな検索ワードをよく使うのか? 競合性は高いのか? 関連キーワードはどのようなものがあるのか? などと無料で使えるサービスとしては非常に有能です。「キーワードプランナーの使い方」
まとめ
いかがでしたでしょうか?実際によくある失敗事例と対策法を習得することで具体的な運営イメージを持つことができたでしょうか?
大切なのは継続的な運営です。しっかりと下準備を行い、自身で様々なことを経験し知識を蓄え、スキルアップを目指すことを忘れずに!
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