Instagram (インスタグラム)のビジネスでの活用が急速に広がっています。
Instagramは写真と短い動画を中心にしたソーシャルメディアです。そのシンプルなコンセプトからユーザーが急速に拡大しています。
ソーシャルメディアなので、その特質を活かすことがInstagram活用のポイントです。
その一つにUser-Generated Contentというのがあります。
User-Generated Contentとは、そのまま直訳すれば「ユーザーが作成したコンテンツ」という意味です。Instagramでも沢山の写真がユーザーによって投稿されているわけですが、中には特定のブランドや商品についての投稿も沢山あります。それらのコンテンツをブランドオーナーが上手に利用すると、ユーザーのブランドに対する愛着やこだわりをユーザーボイスとして活用出来るようになるわけです。実際、Instagramの中ではハッシュタグを利用してキャンペーンを実施して、こうしたUser-Generated Contentをうまく利用する事例が沢山あります。
今回は、User-Generated Contentを自社のウェブサイトなどで再利用して効果を上げている事例企業を二つご紹介します。
この二つの事例は、いずれもFanreelというサ-ビスを利用しています。彼らが取り組んだ施策は、弊社サービスの OLO をご利用いただくことでも実現可能です。販売促進に非常に高い効果が期待できる取り組みですので、事例を参考にして、活用してみてはいかがでしょうか?
Urban Outfittersの場合
Urban Outfittersは、アメリカ合衆国のフィラデルフィアに本社を置く衣服メーカーです。衣服のほかにも、流行に敏感な若者をターゲットにした家具、雑貨、書籍など幅広く扱っています。デザイン・スタイルの指向として、レトロ、ビンテージ、ボヘミアンなどがあげられています。日本での出店はありませんが、通販では数多く見かけることができるブランドです。
Urban OutfittersはもちろんInstagramを運営しています。
2015年11月現在で380万人のフォロワーを獲得しています。
さらに、1万件を遙かに超えるUser-Generated Contentを集めています。
Urban Outfittersの戦略の大切なところは、このUser-Generated Contentから、オンラインショップ上の該当の商品へのリンクを付けたという点にあります。
そして、このクリックスルー率(表示された回数に対するクリックされた割合) が15%と、非常に高い結果を示しています。また、飛び先は直接商品を購入できるページなので、販売数も伸びたことは間違いないでしょう。
Rebecca Minkoff(レベッカ ミンコフ)の場合
「Rebecca Minkoff(レベッカ ミンコフ)」は、ニューヨーク発のファッションブランドです。2012年には、世界で初めての直営店を東京・銀座に開店させたことでも話題になりました。モードでクラシックなデザインをブランドの世界観としています。
Instagramはこちらです。
2015年11月現在、56万人ほどのフォロワーがいます。
Rebecca Minkoffもまた、User-Generated Contentの収集に注力し、最初の3ヶ月で1万件を超えるユーザーが投稿したコンテンツを集めることに成功しています。そしてやはり、こうしたコンテンツから自社サイトの関連商品に直接誘導する施策をとりました。
結果として、サイト滞在時間が11%延びています。そして、こうした訪問者は、サイト上にあるその他のいろいろな写真をクリックしていることがわかってきました。クリックスルー率は、驚異的な20%にまで上昇しています。非常に高い販売促進効果が出ていることがわかります。
eコマースの担当ディレクターは、Rebecca MinkoffのInstagram事例について次のように語っています。
「シェアやUser-Generated Contentに関するものであると同時に、それは販売増加を直接的に加速する効果がある施策と理解すべきものです」
User-Generated Contentの販売促進のための活用ポイント
これら二つの事例は、InstagramでのUser-Generated Contentが販売促進に対しても高い効果を上げることを示しています。その際のポイントを3つに整理してみました。
ポイント1.User-Generated Contentを利用して販促
ファッション業界などでは、User-Generated Contentをうまく活用することで、販売促進に大きな効果を上げることが出来ます。特にユーザーが自分で簡単に写真で表現しやすい商品には効果が高いと考えられます。昨今レビューやモニター、ユーザーボイスなどが販売促進施策として多く利用されていますが、InstagramにおけるUser-Generated Contentはまさにそうした効果があります。さらには、写真という非常にシンプルで分かりやすい方法が、よりその効果を高めています。
ポイント2. User-Generated Contentから自社サイトにリンクを
販売促進を目的とするのであれば、User-Generated Contentから自社サイトにリンクを張ることは必須です。
特に直営のネットショッピングなどを持っている場合には、関連する商品ページに直接リンクを張ることが大切です。
これには二つの効果が期待できます。
一つは、当該商品に興味を持って訪問するので、購入に至る割合が高くなること(転換率の向上)。もう一つは、当該商品のみならず、他の商品の情報を探していただける可能性が高まることです。
ポイント3. すばやいキャンペーンの実施
結果として販売促進を進めるためには、User-Generated Contentを効率的に集めるようなキャンペーンを展開して、素早くコンテンツを収集することが効果的です。
まとめ:より効率的なキャンペーン開催のために
Instagramには、ソーシャル特有の「ユーザーの投稿を活用する」ための土台があります。あとはその投稿をいかに増やすかと、どう活用するかです。
そこで、弊社のサービス「OLO(オロ)」をお勧めいたします。
「OLO(オロ)」は、Instagramを利用したキャンペーンサイトを、基本無料で作成できる新しいサービス。OLOを利用すれば、User-Generated Contentを自社ECサイトに簡単に連携させることができます。キャンペーンでユーザーに目的のハッシュタグを投稿してもらい、それによってそのユーザーから更なる広がりを期待できるシステム。Instagramを活用したマーケティングのためにリリースしたシステムです。
より詳しい情報は弊社の「OLO(オロ)オフィシャルサイト」をご覧いただくか、直接弊社までご相談ください。
Instagramを上手に活用すれば、ひとつの商品が大きな広がりを見せて、販売促進とともにブランドイメージの向上にも繋がります。まだInstagramを活用していないECサイト運営者様は、ぜひ活用していきましょう。