ショップ店員さんに話しかけられると、悩んでいてもとりあえず「見てるだけです」的なことを言ってしまうみっしぇるです。こんにちは!
近頃では「買い物をする=デパートへ行く」ではなく「PC・スマホで検索する」という人が増えてきています。
それもPCやスマホの普及し、一般家庭で自由に使用できるようになったので、その分通販での商品購入が気軽に行えるようになったからなのでしょう。
そのせいかアパレル系のショップでブランドイメージをPRするためのサイトだけでなく、オンラインショップも展開するところが多くみられます。
これだけECサイトが賑わっているアパレル業界ですが、では今後のアパレルECはどうなっていくのでしょうか?
本当にこれから先もずっと需要があるものなのか?
今話題だからこそそういった部分も気になるところですよね。
今回はこれからのアパレルECについてをお話していこうと思います。
アパレル業界の変化
以前はECサイトは海外のものが主流で、翻訳もいまいちされていないものが多かったようです。
そのため当時のECサイト利用者はかなり限られており、知名度もまたあまりなかったといわれています。
今となっては日本語訳がきちんとされていて、しっかり日本の消費者をターゲットとして含め事業展開を行っている所が増えてきています。
なぜそのように変わってきたのか?それはやはりPCとスマホの普及が大きく左右しています。
冒頭でも触れましたが、徐々にPCが「高価で特別なもの」から「一般家庭でも持っておくと便利なもの」へと変貌を遂げ、更には携帯電話までPCのような機能が搭載されスマートフォンが誕生しました。
ネットに触れる機会が増えたことで、企業としてはネットを利用した事業を展開しようとサービス案を模索し始めます。
ゲーム・ニュースサイト・ビジネスツールなどなど、もちろんその中ECサイトも含まれていたのでしょう。
ネットはそこからも着々と利用者を増やし、現在ではあって当たり前の存在とまでなりました。そうしてECサイトの知名度も上がってきたのですが、それに伴ってある変化が起こりました。
百貨店業界の傾きです。
売上が中々伸びず、結果他店と合併せざるを得なくなった百貨店もありました。
そんな中、反比例するようにEC業界は売り上げを伸ばしていきました。
※日本のBtoC EC市場規模の推移(経済産業省の公表)
この動きによって、百貨店やショッピングモールなどに出店していた店舗は、店舗を所有しながらも同時にECサイトでの販売を行うようになり、今やそれが一般的となりつつあります。
ECを伸ばすための努力
ネットが主体となってしまった今、これまでの売り方では消費者はついてきてくれません。
世間の興味が変わったことによって、商売する場所が変わり、更には商売方法まで変えなければならなくなりました。
ネガティブのように感じてしまいますが、これによって更にネット界隈が賑わったのも事実です。
例えば、今までは店頭で実際に手に取ってサイズや質感、色などをじっくり見ることができたのに対して、ECサイトは写真と詳細情報から商品をイメージすることしかできません。
これに対する対策は、「色やサイズ違いなどは、購入後●週間までなら無料で交換・返品可能」と打ち出し、自宅をフィッティングルーム化させること。
更に送料は無料と付け加えれば、それならいいかな!と少しネットでの購入が気軽で身近に感じられるのです。さらに言えば、そこまで消費者のことを考えて対応してくれているので、信頼感も生まれるかもしれません。
更には私自身はあまり好まないのですが、店頭では店員さんが話しかけてくれて相談にのってもらったりすることができますが、ネットでは自分ひとりなので「コーディネートがうまくできない」「着こなし方がわからない」という声が上がってしまうこともあるようです。
これに対する対策は、ECサイトの商品詳細に載せる写真は商品単体だけではなくスタッフやモデルが着用しているところも載せ、更にBLOGやSNSを利用して商品を利用したコーディネートを紹介するようにしました。
これによってSNSで小さなコミュニケーションが生まれ、知名度UPや消費者との距離が縮まります。
この他にもポイント制度を導入しリピーターを募り、ネット上だからこそできるSNSを活用したキャンペーンを実施するなど、様々な方法でECサイトをどんどん売上を伸ばし、共に店舗数も増やしていっているのです。
アパレルECの今後
百貨店の縮小により、今や商品販売手段は現場販売だけではなくなってきています。
店舗を持ちつつ、ECサイトと連携して商品を販売していくスタイルが増えている中、世間はこれから先もどんどんそんな販売スタイルを求めていくようになります。
理由としては、PC・スマホの普及が影響していると上記で行ってきましたが、近頃では若者のPC離れも始まっています。それに伴いスマホの進歩が進み始め、アプリが登場したことでサイトとアプリの連携も見られるようになりました。
今後はアプリとの連携が主流となっていくかもしれませんし、また更なるツールが開発されそれを活用したキャンペーンや販売方法が発案されるかもしれません。
どんな新しいものが登場するにしても、世間はスマホで自由に商品観覧や購入ができることを求めていくでしょう。
ただいえることは、どんなに販売形態が変わっても、消費者の声がすべてを左右するということは変わらないということです。
ECサイトでは、商品を手に取れない分それを補う対策をしたように、今後も声に合わせた試行錯誤は続くことでしょう。
そして変化は続くでしょうが、この業界が衰退していくことはなく、むしろ活気を見せていくのではないかと私は思います。もし、アパレル業界でECサイトを作ることに少し疑問を感じている方がいらっしゃったら、今回の記事を通して、この業界はこれからも時代とともに成長していくものだと感じて頂ければ幸いです。
では今回はこの辺で。みっしぇるでした!