新規集客の方法は、ビジネスをする上で一番の課題でもあり悩みの種でもあります。誰しもが新規集客し商売を繁盛させ売り上げに利益も伸ばして成功したいと考え起業します。しかし、なかなかうまくいかなったり安定しないってことが往々にしてあると思います。なぜでしょうか?
様々な要因がありますが。集客という側面からだけ見た場合に言えることは、新規顧客の開拓とリピーター獲得が1つの大きな原因だと言えます。当たり前のお話ですが。安定的な経営と成長性のある売り上げを継続させるためには多くのリピーターとそこに代わる新規顧客の開拓が必要です。
今回は、経営の神様と言われたピーター・ドラッカー氏の言葉や超有名企業の事例などを交え。これからの日本経済の展望などをデータを見ながらご紹介していきます!
有名企業も欠かせない新規集客とリピーター!
ここで皆さんが知っている。好きな世界的企業や有名企業を思い出してみてください。どの企業もすごい数のリピーターでありファンがいると思います。例えば、コカコーラですね。体にはあまり良くないとはいえあの炭酸となんとも言えない爽快感を味わいたくて毎日飲むって方もいると思います。
いつの時代も子供も大人も魅了してやまない、東京ディズニーランドもそうですね。一度行けば、二度三度と行きたくなりリピーターからファン。ファンから信者になってしまう方が続出し。宣伝せずとも顧客であるユーザーが口コミでよかった・楽しかった〜と伝染してくれます。
リピーターも浮気します!
これらの成功企業の事例を見てみると事業で成功させる上では、新規集客数を最大化しリピーターへの昇華させる数と割合を極限まで上げることで安定的な経営と成長性のある売り上げを手に入れることができます。しかし、リピーターと言っても一生涯自社の顧客でいてくれるユーザーというのは理想的ではありますが。現実的には間違いなくいません。
理由は何にしても、他社製品・サービスへの変更。引っ越しや転居によりなど。いろんな制限や要因で一定周期でリピーターである優良顧客も離脱していきます。当然、その離脱を防ぎ離脱率を下げる努力も必要ですし実施しますが。ゼロにすることはどんな企業でも不可能です。
ではどのようにして、成功企業と呼ばれるまでに発展したのか。日本経済の今を振り返りながら考えてみたいと思います。
人口は1億を切る ~変化と進化は必須~
バブル景気の1980年代後半から1990年代前半を経験された方からよく聞く『あの時代は良かった…。』という言葉を聞きますが。その言葉に象徴されるように今の時代は『人口減少』『不景気』『モノ余り』で消費が増える事が考えにくい時代になりました。
現実的な数値を考えますと平成28年8月1日現在(概算値)の総人口は,1億2700万人(総務省公表)と言われていますが。
2016年版の高齢社会白書の統計によりますと、2050年には日本の人口が1億人を下回る予測で2060年には65歳以上が40%となり、2015年に比べ5割増え。更に高齢な75歳以上(後期高齢者)に限れば12.9%から26.9%と、2倍以上となる見込みです。
これは人口に限った話ではありませんが。消費に関わる様々な要因が、日本全体で見るとマイナスの方向に進んでおります。全体の人口も労働者の数も購買意欲の高い年代の層も減る一方です。こうなった時に懸念されるのが。新規顧客獲得のコストです。
今まで1億3000万人いたものが9000万人になるということは、約3割の人口減です。極論というか単純に計算し、これを新規顧客獲得コストに置き換えると逆の約3割増になるということを意味します。
今まで10万円の予算が1人当たりの新規顧客獲得コストだった場合。13万円になります。3万円のコスト増です。そして、毎月100名の新規顧客獲得を計画として予定していれば毎月300万円のコスト増になるわけです。
これだけ見ても非常に危機感を覚えますが。これだけではありません、現在の経済社会というのはモノやお店であふれかえっています。『歯医者はコンビニの数より多い。』なんて聞いたことがないでしょうか?
モノやお店が溢れかえり更に競争に拍車をかける。
- 市場規模(見込み顧客の人数・顧客単価など)÷ ライバルの数
※数値が小さいほど難易度が高い。
各国の懐具合が見え隠れするGDPランキング
2015年
1位 アメリカ 17兆ドル
2位 中国 11兆ドル
3位 日本 4兆ドル
4位 ドイツ 3.3兆ドル
5位 イギリス 2.8兆ドル
2030年
1位 中国 57兆ドル
2位 アメリカ 35兆ドル
3位 インド 24兆ドル
4位 日本 9.2兆ドル
5位 ブラジル 8.7兆ドル
2050年
1位 中国 205兆ドル
2位 インド 180兆ドル
3位 アメリカ 84兆ドル
4位 インドネシア 46兆ドル
5位 ナイジェリア 42兆ドル
6位 ブラジル 33兆ドル
7位 ロシア 19兆ドル
8位 日本 16兆ドル
右肩上がりの安定した事業展開と市場シェアを取るために
参照:TOPS OF 2015: DIGITAL IN JAPAN ~ニールセン2015年 日本のインターネットサービス利用者数ランキングを発表~
2015年のニールセンの情報ですが。1位がヤフーで2位のGoogleに対して1000万人以上もの差をつけておりシェアNO1となっておりますが。。。どうなんでしょう?現在は圧倒的にGoogleな気がします。ということで調べてみるとやはり現在はGoogleが圧倒的にシェアを伸ばしており。
パソコン(デスクトップ)
スマホ(スマートフォン)
参照:Statcounter
商売繁盛の要は新規集客・顧客獲得!
1、購入への障壁の高さ
2、ピーター・ ドラッカーの「企業の目的は顧客の創造である(create a customer)」に学ぶ
3、新規顧客になってからリピートまでの時間間隔は短かい。
参照:じゃらん リピーター調査
リピーターを創るための新規集客という意識を忘れない!
最後まで拝読有難うございます。本日は、ピーター・ドラッカー氏の有名な名言で締めたいと思います。
Peter Drucker CREDIT:
「強みの上に築け(Build on strength)」
ピーター・ファーディナンド・ドラッカー/Peter Ferdinand Drucker