この記事を見ている読者のみなさんは自社の商品とサービスの販促のためにInstagram(インスタグラム)を使おうと考えておられる方が多いだろう。
ただし、その投稿するコンテンツを一体どのように作成するのか、どのように販促につなげていけばよいのかわからないという人は多いのではないだろうか。
効果的なInstagram(インスタグラム)の投稿というのは単に写真を撮影して投稿するというだけではもちろんなしえない。
その写真を投稿するべきかどうか熟慮した上で投稿しなければならない。効果のある投稿というのは基本的に投稿自体に明確な目的と意図があるものなのだ。
当記事では売上アップにつながるInstagram(インスタグラム)コンテンツを作成する上で意識しておくべきポイントを述べたいと思う。
その商品を「魅せる」角度を見つけよう
https://www.socialmediaexaminer.com/instagram-posts-that-drive-sales/#more-85406
自社の商品の写真を撮影する上で商品に適した商品を「魅せる」角度を探そう。魅せる角度とは、その商品の良さを最大限に引き出し、見ている人をひきつける角度のことだ。
この角度はそれぞれの商品によって変わってくるので、その商品にとってどのような角度が良いのか、商品単体で撮影すべきか、または商品とほかに別の物と同伴で撮影すべきなのか、ということを試行錯誤で確認して行く必要がある。
いくつかの角度で撮影した商品写真をInstagram(インスタグラム)に投稿してみてフォロワーからの反応が良い角度はどれかを探ってみると良いだろう。そして最も良い反応を受けた角度を見つけた後は、一貫してその角度で写真を撮影すべきだ。
ライトニングに気をつけよう
https://www.instagram.com/prada/
写真を撮影する際にはライトニングに気をつけるべきだ。ライトニングは顧客の商品の写真に対するイメージを大きく変える力を持っていることを忘れてはならない。
Instagram(インスタグラム)にも画像の明るさを修正する機能はあるが、決して高性能であるとは言い難いからだ。
またその写真をカラー付きにするのか、白黒にするのかということも検討すべきだろう。たとえば高級ブランドのPradaなどはこの白黒写真というのを非常に上手く活用して印象深いコンテンツを多数Instagram(インスタグラム)に投稿している。
投稿のキャプションにストーリーを入れよう
https://www.socialmediaexaminer.com/instagram-posts-that-drive-sales/#more-85406
投稿のキャプション(説明書き)にはその投稿に関連したストーリーを書くことを心がけよう。例えば写真のNikeの例だと、マラソンのトレーニングに履かれてきたNikeの靴が擬人的に話しているかのような文章が書かれている。(たとえば毎週末練習に明け暮れたね、夜もグラウンドで練習に明け暮れていたから、タコスパーティに出れなかったね。といった文章)
このようなストーリーを入れておくのはフォロワーの興味を引く上で大事なことだ。
関連ハッシュタグを忘れずに付けよう
その商品に関連したハッシュタグをつけることで写真を多くの人の目に触れることを可能にする。ただし、だからといってハッシュタグを無数に闇雲につけるべきではない。そういうことをすると、やけくそな感や必死感がフォロワーに伝わってしまうので、3から5個のハッシュタグの間で抑えておこう。
また自社オリジナルのハッシュタグを作るというのも一つの手だ。たとえばStich fixというファッションコーディネートのオンラインサービスを手がけている会社は#stichfixfridayというハッシュタグを作った。
フォロワーは自分がコーディネートしてもらった写真をこのハッシュタグでタグ付けしてInstagram(インスタグラム)に投稿する流れを作った。(フォロワーは毎週金曜日に# stichfixfridayとハッシュタグ付けした写真を投稿する。するとその中から選ばれた投稿をしたフォロワーはStich fixのサービス利用の商品券をプレゼントされる)。
コールトゥアクションを入れよう
投稿を見たフォロワーに行動を促すメッセージ(コールトゥアクション)も投稿のコンテンツには入れておこう。ただし、そのメッセージは投稿に関連したものとすべきだ。
影響力のある人(インフルエンサー)とパートナーシップを結ぼう
ソーシャルメディア上で影響力のあるブロガーや有名人などのインフルエンサーとパートナーシップを結ぼう。自社の商品と関連のある業界のインフルエンサーが良いだろう。
例えば化粧品のサブスクリプションサービスを手がけているBirchBoxなどはメイクアップで有名なブロガーなどのインフルエンサーとパートナーシップを結んで商品をインフルエンサーのタイムラインに投稿してもらうなどの支援をしてもらっている。
インフルエンサーとパートナーシップを結ぶことが良いのは明らかで、それらインフルエンサーはInstagram(インスタグラム)で数百万人のフォロワーを持っていたりと認知度の向上に役立つことは間違いないからだ。
さいごに
売上につながる効果のある投稿を作るためには投稿するコンテンツの作成方針をしっかり決める必要がある。それを最初に入念にやっておくことで継続的にフォロワーを集めることができるようになり、ひいては売上アップにつながっていくのだ。
週に何度の投稿を行うのか、どのような目標を設定して、どのように測定するのか。測定することでその測定結果から改善点を見つけて改善するというサイクルを作ることが出来る。
ソーシャルメディア、とりわけInstagram(インスタグラム)のマーケティングにおける重要性というのはこれまで以上に高まっている。積み重ねていけば大きな影響力を持ちうるソーシャルメディアであり、そのためにも方針、目的のあるInstagram(インスタグラム)の運営を心がけたい。