現在、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)が急拡大し、ビジネスでの活用も急速に進んでいる状況です。
同時に、iPhoneの普及にともなって、PC以外の多機能デバイスの活用も急速に拡大してきました。今では、スマホで撮影した写真をすぐにSNSを使ってWeb上にアップして、情報交換を楽しむことが日常的になっています。
その中で、Instagram(インスタグラム)は、写真に特化したSNSとして人気を集めています。かわいい写真やきれいな写真を共有したいと思う女性たちに受け入れられたのがInstagramの爆発的人気のもとになっています。
その特性から、ファッション業界などを始めとして、写真で商品やサービスを訴えかけられる業界での活用が先行していますが、ここでは全く異なる業界でも有効に活用された面白い事例をご紹介しましょう。
金融業界でも注目?Capital Oneの場合
Capital Oneは、米国を拠点に金融業を営む会社です。クレジットカード、銀行業務などを業務の中心としています。
Capital OneのInstagramアカウント
Capital Oneは、ブランドの認知向上のためにInstagramでのキャンペーンを展開し、広告認知の割合を16ポイント上昇させているという成果を上げています。これは通常のデジタルキャンペーンの2.5倍の成果と言われています。
話題になったこのキャンペーンは、“What’s in your Wallet”というCapital Oneのタグラインを活用して展開され、「あなたの財布に入っている大切なもの、記念品などを写真でアップする」というものでした。このキャンペーンを通じてCapital Oneは、金融業界におけるリーダーであり、イノベーターである、というブランドの確立を狙っています。
Instagramを活用したキャンペーンでブランディング!
このキャンペーンの効果を上げるために、Capital Oneは同時にインフルエンサーマーケティングを利用しています。3人のよく知られた写真家の協力を得て、キャンペーンストーリーを作り上げています。
このキャンペーンで注目すべきは、比較的若い人対象と思われがちなこうしたデジタルキャンペーンですが、このキャンペーンでは45歳以上の年齢の人たちに、より大きなインパクトを与えたという結果が出ている事です。先の広告認知について平均16ポイントに対して25ポイントもの上昇を結果として出しているからです。
このキャンペーンには、3つのポイントがあります。
POINT1. 金融業界での活用だったということ
Instagramは、ファッションや飲食などの業界以外でも、キャンペーンの設計を上手にすると効果が出るということです。
写真で効果を出すこととは、一見全く無関係だと思われる金融業界での成功事例は、業界を問わずInstagramの活用を検討する可能性を感じさせてくれます。
POINT2. Instagramでのインフルエンサー活用事例だということ
インフルエンサーマーケティングは重要なマーケティング手法の一つです。
インフルエンサー
インフルエンサーとは購買中心点にあって組織の購買意思決定に影響を与える人のことをいう。
コトバンクより引用
ここでいうインフルエンサーは,3人のよく知られた写真家という、Instagramでのインフルエンサーです。フォロワーの多いインフルエンサーを上手に活用することで、効果をあげる事例として記憶にとどめておくことが出来ます。
POINT3. 女性や若い人向けだけではない効果だということ
一般的には若い女性向けと考えられがちなInstagramですが、比較的年齢層の高いターゲットにも効果が出ることが実証されている事例だということも注目すべきポイントです。写真のみというシンプルさが、逆に若い世代以外にも受け入れられる理由かも知れません。
Instagramのキャンペーン活用で、幅広い集客を狙おう
Capital Oneの事例は、Instagramの新しい可能性を感じさせてくれます。Instagramのキャンペーン活用には、大きな可能性があるということです。
既存概念にとらわれない活用で、ビジネスにも大いに貢献する可能性があります。
Instagramのキャンペーンの運用をお考えなら、ぜひ私たち「OLO(オロ)」にお気軽にご相談ください。
Instagram専門のマーケティングだからこそできるアドバイスで、きっとあなたのお手伝いができると思います。