Hey guys!
世界公用語と言われている英語。公用語人口としては世界一ですが、母語としている人は世界人口のうちの4.68%と言われており、意外と少ないことが分かります。ちなみに1位はもちろん中国語で世界人口の13.22%です。
今回は英語よりも中国語よりも多くの人と共感できる「写真」をメインコンテンツとしたSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)のInstagram(インスタグラム)、その中でもいくつかの人気企業アカウントを数値的な面から徹底分析し、アカウント運用の極意をご紹介しようと思います。
本記事では
- 人気企業アカウントの定義とは
- 8アカウントの分析結果、投稿の傾向や運用のコツ、Tipsについて
- 自社・自店舗の規模に合わせた運用方法、コツやTipsの取り入れ方について
上記の内容がご理解いただけるかと思います。
いったい何を基準に人気企業アカウントとするの?その定義とは
Instagramには多数の企業がアカウントを開設しています。
2015年のデータになりますが、Simply Measured社のレポートによると米国TOP100の企業のうち約90%の企業がアカウントを取得しているというデータもございます。
米国のみならず、日本でも多くの企業がマーケティングツールのひとつとしてInstagramアカウントを運用しております。では、そのなかの人気企業アカウントとは何を基準に決めればよいのでしょうか? フォロワー数? いいね!の数? コメントの数? などなどいろいろ指標があると思います。
本記事ではマーケティングツールのひとつとしてInstagramを考えた時に、「より良いマーケティングツールとはより多くの人へアプローチが可能、かつ大きな反響を得られるもの」という考えに基づき、「フォロワー数」によりいくつかの層に分類した中で「投稿ごとのいいね!率」が高い企業を人気企業アカウントと定義することに致します。
基本的には上の定義に従い、フォロワー数別平均いいね!率ランキングTOP10の中からアカウントをピックアップしますが、多少なりとも気になる数値があった際にはTOP10以外のアカウントも取り上げていこうかと思います。
なお、本記事におけるデータや数値は「2015年11月度Instagram企業アカウント調査」を参考にしました。
8社のアカウントを数値的データから分析!そこから学ぶ運用のコツ
先ほどご紹介したようにここではフォロワー数により層別化し、その中で投稿ごとの平均いいね!率が高いアカウントを取り上げていきます。参考データは11月1日~30日の分析結果となっているので現在と多少相違があるかと思いますがご了承ください。
フォロワー数が5,000~9,999人の企業アカウント
TOP10アカウントの平均いいね!率9.14% 平均投稿数11.0 平均ハッシュタグ数5.9
「3rd Coleman Japan(いいね!率9.40% 投稿数6 平均ハッシュタグ数7.0 )」
アウトドア好きな人はご存じ、コールマン!普段アウトドアに馴染みのない方でもキャンプやBBQの際にはコールマンの道具を使っていたりすることもあるでしょう。
自社ハッシュタグとして” #outdoorresort365 “を用いており、アウトドアのノウハウやTips、レシピなどのユーザーに有益な情報を連載形式で紹介しています。
「7th 森美術館(いいね!率7.16% 投稿数9 平均ハッシュタグ数3.7)」
意外!と思う方もいらっしゃるでしょうか?人気企業アカウントはファッションやコスメ業界が多い傾向にありますが、美術館のアカウントです。
Instagramでは海外のルーヴル美術館、大英博物館などの名だたる美術館や博物館がアカウントを開設しております。日本でも昨年9月に森美術館がアカウントを開設、自館のハッシュタグ”
#moriartmuseum #森美術館 “をつけて運用をしています。大半のエリアで写真撮影が禁止されている美術館ですが、一部のエリアで撮影可能にすることで拡散性が高まったといいます。
先ほどの海外美術館・博物館アカウントでは来館者とのコミュニケーションの場として活用しているケースが多いのです。森美術館側も積極的に交流をしていきたいというスタンスだそうです。
フォロワー数が10,000~49,999人の企業アカウント
平均いいね!率9.73% 平均投稿数33.2 平均ハッシュタグ数6.3
「3rd ANA(いいね!率10.52% 投稿数8 平均ハッシュタグ数11.9)」
投稿数は多くはないものの、いいね!率はなかなかの高さですね。ハッシュタグもエンゲージメントを高めるのに最適な数とほぼ一致しています。
コンテンツ内容はおもわず旅に出たくなるものや、飛行機の模型やグッズ、フォトプロップス(小道具)を使った可愛らしい写真も投稿されています。
「6th 東京カメラ部公式(いいね!率7.96% 投稿数94 平均ハッシュタグ数5.8)」
他のアカウントとは少し異なりますが、東京カメラ部とは日本最大級の審査制写真投稿サイトであります。ユーザーが” #tokyocameraclub #東京カメラ部 “のハッシュタグをつけた投稿の中から運営者が選定し、公式アカウントで改めて紹介するといった形式です。
このようにユーザー参加型のキャンペーンやイベントも人気の理由となることでしょう。
フォロワー数が50,000~99,999人の企業アカウント
平均いいね!率4.75% 平均投稿数40.8 平均ハッシュタグ数8.1
「3rd PUNYUS(いいね!率5.73% 投稿数14 平均ハッシュタグ数23.2)」
Instagramアイドル!? 渡辺直美さんがプロデュースするブランドです。セール情報や新商品の投稿が中心となっています。ハッシュタグが他のアカウントに比べ多いですが、どの投稿もハッシュタグ一覧の後にオンラインストアのURLを紹介している点も注目ですね。
「4th Samantha Thavasa(いいね!率5.46% 投稿数106 平均ハッシュタグ数7.8)」
投稿数が他アカウントに比べ多いですが、連投はせず、かつ同じ色味の写真が続かないように配慮していると思われます。ファッション業界のアカウントならではの心がけかもしれませんね。
フォロワー数100,000人以上の企業アカウント
平均いいね!率5.98% 平均投稿数41.2 平均ハッシュタグ数4.1
「1st 東京ディズニーリゾート (いいね!率14.95% 投稿数14 平均ハッシュタグ数9.9)」
みんな大好きディズニーのアカウントです。平均いいね!率はダントツの1位です。園内の写真や季節ごとのイベントがテーマの写真が多く投稿されています。気づいたら「いいね!」を押してしまうほど素敵な写真の世界観に引き込まれてしまいます。
プロフィール欄にはオンラインサイトのURLのほかに、「パークでの写真は#tokyodisneyresortをつけてね!」の一文でユーザーに投稿を呼びかけているのも注目すべき点ですね。
番外編
「VOGUE JAPAN」
フォロワー数だけで見ると日本の企業アカウントでは2番目となる人気ファッション雑誌VOGUEのアカウント、投稿内容の傾向として最新号などの自社商品のプロモーションはもちろん、撮影風景やオフショット、バックステージや編集部の様子なども投稿しています。
普段見られない風景に多くのユーザーは興味関心を持つのかもしれませんね。
自社・自店舗に合った運用をしよう!規模に合わせたコツの取り入れ方
ここまで紹介してきた様々な企業が行っている運用のポイント、Tipsをまとめてみました!
自社・自店舗の規模や予算、人材的な制約で本腰をいれて運用をするのが厳しい方も下の必要不可欠POINTに書いてある3つは最低限押さえておきましょう。
「必要不可欠POINT」
- ユーザーの興味関心を引くコンテンツ作り
- 自社ハッシュタグを作る
- 投稿やプロフィールに必ずオンラインサイトのURLなどを記載
そもそも知名度や認知度が低い場合、ユーザーはこちらの投稿を見つけてすらもくれません。そのために興味関心を引くコンテンツ作りというのは欠かせませんし、ハッシュタグの活用も欠かすことができません。
「ハッシュタグの重要性」にて活用すべき理由や具体的な方法をご紹介していますので参考にしてみてくださいね。
オンラインサイトURLについても同様に必要不可欠です。こちらは最も取り組みやすいポイントであると思います。
「できれば取り入れたいPOINT」
- ユーザーにとって有益な情報を発信する
- ユーザーとコミュニケーションを取る
- 投稿する写真を撮影する際に小道具を使う
- 審査やコンテスト、キャンペーンを展開する
- 連投はせず、投稿内容全体の色味などにも気を遣う
- ユーザーが真似をして投稿したくなるようなコンテンツの発信
1、3、6の内容は必要不可欠ポイントにもある興味関心を引くコンテンツの具体例にもなるかと思います。
また、ユーザーとのコミュニケーションも大切になるでしょう。コミュニケーションを取るための具体的な機会としてキャンペーンを展開するのも良いかもしれませんね。
こちらの項目の中にはコストや人員を必要とする内容も含まれると思います。自社・自店舗の現状をしっかり考慮し、SNSアカウントを上手に活用できるように試行錯誤してみましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
Instagram人気企業アカウントを数値的側面から見ることで、人気の裏側にはしっかりとした活用術があることがお分かりいただけたかと思います。
InstagramなどのSNSは無料で今すぐにでもアカウントを開設することができます。
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