こんにちは。電車内で高校生数人がお年玉をいくらもらったかの話をしていて、ついつい耳を傾けてしまいました。
我々の脳とは面白いもので、日常生活の中に溢れる膨大な情報の中から自身の興味関心があるものを自然と認識しているのです。カクテルパーティー効果とも言われたりしますね。
同じように情報が溢れているSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)においても、様々な業界の企業がユーザーに興味関心を持ってもらえるようなコンテンツ作りに取り組んでいますよね。
本記事では「これからInstagramを活用したい!」という方から「運用の新アイディアが出てこない!」とお悩みの方に向けて
- 数値から見るInstagramの現状
- 真似したくなる7つの事例をもとに運用テクニック・アイディアを紹介
- ちょっとまって! 真似するのはいいけど、基礎は大丈夫?
上記3つの内容をご紹介致します。
「少し前から運用しているから大丈夫!」という方も事例紹介のみだけでなく現状把握や基礎的な内容の確認をしていくことを是非ともおススメ致します。
今やマーケティングツールの1つ。Instagramの現状を把握!
先ほど「急成長している」SNSとご紹介しました。現在世界最大のSNSはFacebookでありMAUは15.5億人(2015年12月時点)と言われています。
MAU(Monthly Active Users):月間アクティブユーザー
→月に一度はそのサービスを利用するユーザーの数
そのグループ傘下サービスであるInstagramは2015年9月にMAU4億人を突破しました。下図グラフを見ていただければお分かりのようにユーザーの増加スピードが他のSNSに比べ圧倒的に早いのです。
日本国内に注目してみるとMAUは920万人(2015年12月時点)で女性が6割強を占め、30歳未満のユーザーが半数近くを占めていると言われています。そのためInstagramでアカウント運用を行っている企業は「ファッション」や「コスメ・美容」業界系の企業が多い傾向にありますが、最近ではそれ以外の業界の企業も様々な運用を展開しているようです。
10月からは正式に運用型広告サービスも開始され、多くの企業から注目を集めております。
ここまで凄まじいスピードで成長をし、かつ新サービスなどの運用が始まったばかりという点からも、更なる成長が見込めるプラットフォームであることが分かるかと思います。
それでは実際に企業がどんな運用をしているのか見てみましょう。
Instagramを運用!今すぐ真似したくなる7つの事例
今回ピックアップした企業は「ファッション」「美容・コスメ」以外の企業となっています。
他業界の企業はどのようにアカウント運用を行っているのかを参考にしてみましょう。
NEC(メーカー) LAVIE_City
NECでは自社ブランドのPCである「LAVIE」を商材として運用を行っています。PCというのは写真で表現する際に難しい被写体になるイメージですが、ミニチュアの人形を使い、オリジナルティ溢れる世界観を持たせたストーリーを展開しております。
このようにアカウントのコンセプトや投稿するコンテンツのテーマをしっかりと決めておくことは非常に大切です。
また、海外のユーザーにも興味関心を持ってもらうように、英語バージョンのテキストも用意されています。これも高エンゲージメントの実現に寄与しています。
ANA(航空) ANA.JAPAN
日本の航空会社であるANAも自社アカウントを運用しております。飛行機の写真はもちろんのこと、関連グッズや模型などを使った写真を投稿しています。
その中でも目を引く写真を見つけました。この写真は「インスタ イン マイハンド」というInstagramならではのトレンドがあるのですが、それに便乗したものとなっています。
トレンドや流行を積極的に取り入れていくことも、ユーザーの興味関心を引く大切なポイントです。その上でしっかりと自社アカウントのコンセプトを忘れていない点も評価できるでしょう。
レッドブル・ジャパン(飲料メーカー) REDBULLJAPAN
Instagramのユーザーの大半を占める若年層の方にはお馴染みのドリンクかもしれません。レッドブルもアカウントを運用しております。
コンテンツの内容としては協賛しているスポーツの写真や全国津々浦々回っているレッドブルカーの写真がメインです。
また、どのコンテンツにも自社のキャッチコピーである「翼をさずける」がハッシュタグとしてつけられています。
PUMA(スポーツメーカー)
PUMAのアカウントもございますが、こちらではPUMAがInstagramで展開しているユーザー参加型キャンペーンをご紹介いたします。
毎回決められたテーマが発表され、ユーザーがハッシュタグ「#pumagjp」をつけて投稿するだけで応募完了となります。優秀賞に選ばれたユーザーには賞品がプレゼントされるという内容です。
無料かつ手軽に参加できるので新規ユーザーの獲得やイメージ向上に適しています。
スターバックス コーヒー ジャパン(飲食) starbacks_j
幅広い世代に人気のカフェであるスタバ。Instagramでは新商品の紹介やおススメのカスタマイズを紹介しているなどとユーザーに有益な情報を発信しています。
北海道日本ハムファイターズ(スポーツ) FIGHTERS_OFFICIAL
すべてのプロ野球球団がアカウントを運用しているわけではありません。Instagramでは北海道日本ハムファイターズと東北楽天ゴールデンイーグルスなどがアカウントを所有しております。
試合の様子だけでなく、選手のインタビュー動画などのオフショットを発信し、多くのファンを楽しませています。
MAZDA(自動車メーカー)
こちらは大手自動車メーカーのマツダがカナダで展開した事例です。1枚の画像を分割したものを複数枚投稿することで、プロフィール画面で完成した写真をみることができるグリッド分割と言われる手法です。まるでパズルのようですね。
テクニックもナイスアイディアですが、この投稿には隠れた目的があるのです。ユーザーは完成した大きな画像を見たくてアカウントのプロフィール画面に行きますよね。それが実は隠れた目的なのです。
Instagramは投稿の際にURLリンクをつけることができない仕様になっています。ただ、プロフィール画面を除きます。
そのため、プロフィール画面にユーザーを誘導することで自社オンラインサイトへのアクセス増加、フォロワーの増大に繋げているのです。実際にマツダのアカウントはフォロワー数が3倍に増えたという結果がございます。
いかがでしたでしょうか? Instagramでは様々な業界の企業が様々な取り組みを行っております。是非自社アカウントにも取り入れてみてはいかがでしょうか?
実践に移る前に確認しよう!基本的なことは大丈夫??
企業が様々な取り組みを行っていることを知って、今すぐにでも実行に移したくなっていることでしょう。
しかし、ちょっと待ってください。
どんなに趣向をこらしたコンテンツを投稿しても基礎ができていないと、ユーザーには届きません。ここで最低限押さえておくべき基礎ポイント3つをご紹介しておきます。
- アカウント運用の目的をはっきりさせ、コンテンツのコンセプトを統一する
- ユーザーの興味関心を引くコンテンツ作りを心がける
- ハッシュタグの活用を忘れずに!
運用の目的をはっきりとさせれば、投稿すべきコンテンツが定まってきます。あとは自社ブランドコンセプトや世界観を表現するようにしましょう。
もちろん自社ハッシュタグを作成し活用することも忘れてはなりません。「ハッシュタグについて」にて作成方法や活用方法をご紹介しております。
まとめ
本記事では日々成長を遂げているInstagramの現状を把握し、真似をしたくなるような取り組みをご紹介してきました。最後にはアカウント運用の基礎を確認致しました。もう迷わず実践に取り組めるでしょう。
最近ではSNS疲れという言葉も聞くようになりました。Instagramは人との繋がりというよりはコンテンツ(写真や動画)を楽しむことが目的のような気がします。
ぜひ、多くのユーザーを楽しませるような運用をしてみてくださいね。
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