こんにちは!ブログ記事を執筆していると、やはりリサーチが欠かせないわけで、いろんな記事や情報を読んでいると気づいたら瞬きを忘れてしまっている、みっしぇるです。共感してくれる人きっといらっしゃると思うんですけど…。
コンタクトなんで、目が乾いてものすごく痛くなっちゃうので、今瞬きの回数を増やす癖付けをしようとしています。
さて、今回はマーケティングに関するお話です。
新しいサービスを作って売り出す際や企業を立ち上げる際は、まずこのマーケティングというものが必要不可欠となってきます。
マーケティング戦略はサービスや企業方針によって様々ですが、この知識をしっかり持っておかないと間違えた戦略をとってしまい反響が全く付かなかったり、方向転換しようとしても目指すべき場所が定まらずグダグダになってしまいます。
そうなれば企業としては致命的であり、そのまま崩れてしまうところも正直あるでしょう。
そんなことにならないためにも、最低限知っておくべきな有名マーケティング戦略を4選ご紹介したいと思います。
マーケティング戦略その① マズローの欲求5段階説
まずは新しいサービスの展開を検討されている方には役に立つこのマーケティング術についてお話します。
この説の発案者アブハム・マズローは「人間性心理学」というもののもっとも重要な生みの親を言われている人です。
そんな人が主張するこの欲求5段階説というのは、人間の欲求は5段階のピラミッドで構成されているといったもの。一つ満たされるとその次のものを欲求するようになり、それが5段階あるというのです。
そして新サービスを立ち上げる際、その5段階のうち1つでも満たしているものを作るようにしましょう。
その欲求をさらに満たすためにどうしたらいいかを考え、より良く改善していくことでサービスがよりユーザーに受け入れられるようになるのです。
生理的欲求
一番の低階層になるのですが、これは普段私たち当たり前のように感じている「お腹空いた」「眠たい」などといった欲求のことです。
代表的なサービスとしては、レストラン検索ができるHotpepperやホテル検索サイト、Google Mapなんかもそうですよね!地図で近辺の施設を探す機能は実際ほとんどの人が使用しているはずです。
安全欲求
お次は、安全性や平和な暮らしを求める欲求です。危険を回避するためのサービスといえば、保険ですかね。あとは、価格比較サイトやDODAやマイナビなどの職探しのためのサービスなんかもそうだと思います。
社会的欲求
要は集団の中に入りたいと思ったり、仲間が欲しいと感じたりすることです。これはSNSがまさにこの欲求に合わせたサービスです。
尊厳欲求(承認欲求)
今度は他人から認められたいと思う欲求のことです。正直そんなサービスあるのか?と思ったのですが、質問に誰でも回答できるYahoo!知恵袋や自分で作ったイラストなどを投稿することができるPixivなどがそれにあたるそうです。なるほどです。
自己実現欲求
こちらがピラミッドの頂点です。てっぺんまでくると、今度は自分の能力を伸ばしたい、新しいことにチャレンジしたいと思うようになります。これはコーディング・プログラミングの勉強ができるProgate・CODEPREP、資格取得支援サービスもそうですよね。
人間の欲求ですから、どれも自分が感じたことのあるものばかりですよね。そう思ったら自然とユーザー側の立場になって考えることができると思うので、この5つの欲求をしっかり頭に入れて、サービスの方針を固めて戦略を練っていくといいでしょう。
マーケティング戦略その② コトラーのポジショニング戦略
お次はマーケティング界では基本中の基本と言われる、フィリップ・コトラーのポジショニング戦略についてです。
コトラーは偉大なマーケティング学者としてとても有名です。数多くの書籍を出版していて、もしこの記事をきっかけにマーケティングの知識を深めようと思っていただけたなら、彼の書籍をまず購入してみるのもいいかもしれません。
ポジショニングというのは、業界のどのポジションを狙うかを見定め戦略を立てていく手法のことを指します。
コトラーが提示したポジションというものは、全部で4種類あり、その中の一つに絞ってサービス方針を固めていくといったもの。
引用元:ferret[フェレット]
ユーザーがサービスや企業に求めるものが大手が提供するものとは限りませんから、どのポジションでも必ず需要はあります。
さらにこの戦略とともに頭に入れておいてほしいもう一つの理論がイノベーター理論というもの。
これは5つに分かれた客層のうち1つの層にターゲットを絞り、マーケティングを行うやり方です。
引用元:駒田印刷株式会社
これを取り入れるには、まずその客層の概念や特徴をしっかりと知っておかないといけないので、しっかり頭に入れておくことが重要となってきます。
ただ、この理論とコトラーのポジション戦略を共に考慮していけば、より的確なターゲッティングが可能になり、誰に向けてどういったサービスを展開するのが得策なのがよりクリアに考えられるようになります。
マーケティング戦略その③ ランチェスター戦略
この戦略は世界的に広く利用されるものの1つなのですが、実は原点となったのは外国でありながらも、ビジネス戦略として体系化づけられたのは日本なのだそうです。販売戦略のバイブルとも呼ばれているみたいです。
この戦略の生みの親であるエンジニアF・W・ランチェスターという方は、マーケティング学者や心理学者などではなく、戦闘機の開発に従事していた人物です。しかし、開発に勤しむ中、彼はどんどん戦闘機が戦場でどうしたら成果を上げることができるかに興味を抱くようになるのです。研究した結果、兵力数と武器性能の高さが戦闘力となり、敵に与える損害が決まってくることを導き出したのです。これが戦略の原点となるランチェスターの法則です。
この戦略には法則が2つあります。
1つは大企業としての戦略です。
市場ですでに高いシェアを誇る大企業は、1対多の幅広い分野に向けた総力戦をするのです。
武器力が他と同等だとしても、兵力が多い強者の大企業は、圧倒的に有利に立つことができるわけですね。
もう1つは中小企業向けの戦略。
大企業は総力戦でくるのなら、中小企業は大企業が見落としたところを攻めます。その市場を追及して大企業よりも高い武器力に磨き上げ、兵力がない分1対1の接近戦に連れ込みます。
サービス展開する市場が一般的にそこまで認知されていなかったとしても、その分野で1番になることで誰にも負けない武器となるわけです。
そうして手に入れた武器のおかげで企業は大きくなり、やがてはシェアが増え大企業の仲間入りができたら、1つ目の戦略にシフトチェンジする企業もあります。
さらにこのランチェスター戦略の方程式を解析して導き出された下記の図がマーケットシェア理論といいます。
引用元:経営アルゴリズム
自社のシェアがそこに属するのか、またはどこを目標にして今度対策を練っていくのかの目標設定などに活用することができます。
このランチェスター戦略・マーケットシェア理論を起用する際ですが、なんでもそうですが特にこの戦略は情報収集がとても重要となってくるので、そこだけは怠らないようにしなければなりません。
マーケティング戦略その④ ドラッカーのマネジメント
この戦略は案外みなさん耳にしたことがあるかもしれません。
そうです、あのヒット作「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの マネジメント を読んだら」で登場しているのです。
マネジメントだけでなく、ベーター・フェルディナンド・ドラッカーは他にも数多くの理論で会社の経営やビジネスの世界に大きく影響を与えてきたビジネス業界でとても重要な人物なのです。
そんなドラッカーの生み出したマネジメントの中には、以下のような会社が大切にすべきことが説かれています。
- 目標は利益を生むことではなく、会社を成長させ更なる顧客創造を目指すということ。
- お客様あっての会社であり、お客様の声こそがサービスや商品に対する評価だとして、お客様の声に耳を傾け、更にいい商品を作るために新しいことへの挑戦する。
- チームワークを大切にし、チーム内の一人ひとりが積極的に行動を起こし、目先ではなく会社の未来を見据えて活動する。そして社会全体にも貢献すること。
これに多くの企業が共感し、参考にするところも多いようです。
最後に
いかがでしたでしょうか?マーケティング戦略といえば欠かせない4つの戦略をご紹介してきましたが、なにか気になるものは見つかりましたか?自社と相性がよさそうな戦略があったら、まずはその戦略についてしっかり勉強してみましょう。
そもそもの話ですが、マーケティングというものは実践したそばから結果が出てくるようなものではありません。
時間をかけてじっくりじっくり育てていくものです。
そしてマーケティングというものには終わりはないものですし、時には方向転換も必要です。冒頭でもお話ししましたが、そんな時に十分な知識がないとまともな方針が定められません。しっかり知識を蓄え、自社をいい道へ導くことができるように日々精進です。
ということで今日はここまで!
またの機会に。