楽天市場に出店してみようとお考えなら、費用がどれくらいかかるのか気になるところですよね。
例えば商品の利益率が低く、売上げのほとんどを楽天に支払うことになっては意味がありませんので、必ず楽天市場に出店する前に費用を把握しておきたいところです。
楽天市場には購買意欲の高いユーザーが多くて魅力的ですが、出店すれば必ず利益が出るという訳ではありません。その辺りも気になるという方はこちらを参考にして下さい!
楽天市場は儲かるのか?誰も知らない楽天市場の真相をまとめました!
本記事では、楽天市場への出店を検討している方の為に、実際にかかる費用をまとめてみました。後で知って後悔しないためにも是非ご参考にして下さい!
出店するプランによって初期費用が変わってくる
楽天市場に出店する場合、必ず出店プランを選らばなければいけません。楽天が用意している月額費用シミュレーションで最適なプランを見つけることが出来るので利用してみましょう!
がんばれ!プラン 月額19,500円(税別)
色んなプランがある中で、始めて出店するならこのがんばれ!プランがオススメです。
登録できる商品数は5000商品あり、月額も19,500円と他のプランよりも安いので、「まだ運用方法も分からないし費用はかけたくないな」とお考えの方にもこのプランは良いと思います。
ライトプラン 月額39,800円(税別)
ライトプランは他のプランと違い3ヶ月契約になります。試しに楽天市場に出店してみようと思うなら当てはまるかもしれませんが、月額が39,800円と割高です。
プラン内容もがんばれ!プランとほとんど変わりませんし、3ヵ月でECサイトの結果を判断するのは時期尚早とも思いますので、よく考えて選ぶ必要があると思います。
スタンダードプラン 月額50,000円(税別)
楽天がイチオシするのがこのスタンダードプランです。登録できる商品数は20000商品に増え、システムの利用料も下位のプランに比べて低くなっています。
しかし月額50,000円というのは高額です。楽天試算では月商132万円以上売り上げた場合、このプランに変更したほうが良いとのことなので、出店してからすぐにこの売上げを達成できる見込みが無ければ、がんばれ!プランのほうが良いと思います。
メガショッププラン 月額100,000円(税別)
メガショッププランは登録できる商品数や画像容量が無制限で利用することが出来ます。しかし、始めから無制限である必要はありませんし、出店したてでメガショップというのもどうかと思うので、最初の段階では必要がないプランだと思います。
その他にもまだある!運営にかかる費用まとめ
出店プランで発生する月額料金だけを支払えば終わりではありません。その他にもかかる費用は色々あります。
この費用を知らずに出店してしまうと後で予想していた費用よりも高くなってしまうので、しっかりと把握しておきましょう!
初期登録費用 60,000円(税別)
初期登録費用はどのプランでも必ずかかる費用になります。プランの上位下位に金額の差はありません。
また、こちらは値上がりすることもありますので、出店する際は再度確認したほうが良いでしょう。
システム利用料
売上げに応じたシステム利用料を毎月支払わなければいけません。それぞれプランによって料率が変わってきます。
- がんばれ!プラン
パソコン経由は3.5~6.5%でモバイル経由は4.0~7.0% - ライトプラン
パソコン経由は3.5~5.0%でモバイル経由は4.0~5.5% - スタンダードプラン
パソコン経由は2.0~4.0%でモバイル経由は2.5~4.5% - メガショッププラン
パソコン経由は2.0~4.0%でモバイル経由は2.5~4.5%
楽天スーパーポイント 1.0%
楽天市場で購入すると、必ず楽天スーパーポイントが1倍ついてきます。そのポイントは永久に使われなかったとしても関係ありません。必ず楽天に支払うものになります。
楽天スーパーポイント1.0%とありますが、詳しくは楽天会員が購入した代金の1.0%を支払わなければいけません。
因みに、通常は1.0%ですがショップ側のほうで10倍まで自由に設定することができます。もしも10倍に設定した場合は1.0%ではなく10%という風になります。
楽天ユーザーはポイントの多さが購買の鍵にもなってきますので、もしも競合しているショップに安売り店がある場合などは、ポイントで他店との差別化を計らないと買ってもらえないケースも出てきます。
決済サービスの利用料金
楽天市場では、必ず加入しなければならない決済サービスが4つあり、その中で利用料金が発生するものが3つあります。
- カード自動決済処理機能R-Card Plus
クレジットカード決済に関するサービスで、利用料金は月額3,000円+2.65%~+処理料となっております。 - 楽天マルチ決済サービス
Edyやコンビニ決済、auかんたん決済などマルチに対応した決済サービスで、利用料金は2.65%~となっています。 - 楽天バンク決済
銀行振り込みによる決済サービスで、利用料金は一件155円からとなっています。
さらに!楽天市場以外にも発生する費用
楽天市場で出店するならショップのページも作っていかなければなりません。HTMLやCSSなどの知識がある人材がいない場合、ホームページの制作業者に委託するので、その費用もかかってきます。
また、配送業者に送料も支払わなければなりません。楽天市場などのショッピングモールでは、送料無料を売りにしているショップもあるので、そうするとその分の送料を負担する形となります。
分かりづらい盲点とも言うべき費用について
大まかな費用は分かったつもりでも、全ての費用までは中々覚えられませんよね。しかし知らなかったでは済まされない盲点とも言うべきものもあるので、まとめてご紹介します。
- モールにおける取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料が別途かかる(月間売上高の0.1%)
- アフィリエイトを経由して売れた場合、売上の1.3%以上を支払う
- 楽天市場内に広告を出す場合も別途費用がかかり高額
- 毎月の出店費用は月々支払うものではなく一括か二回分割でまとめて支払う
さいごに
いかがでしたでしょうか。「想像していた費用と違う!」と思われた方も多いと思いますが、その分、楽天市場に出店することは魅力的な部分もあります。
しかし中途半端な方法ではショップ運営は難しく、常に広告を出し続けたり商品に力を入れていかなければ、売上げが残らないという状況にもなり得ます。
このことを踏まえたうえで、十分にシュミレーションして出店の準備をしていきましょう!