Instagram(インスタグラム)を運用しているけど、なかなかフォロワーが伸びなくて悩んでいるという人はおられるのではないだろうか。
今回の記事では南アフリカ出身のInstagram(インスタグラム)マスター兼プロのフォトグラファーでもあるGareth Pon(ポン)氏とBrendon Wainwright(ウェーンライト)氏、また南アフリカ発のスマートフォンに装着できるレンズを販売するスタートアップInstaLens(以下IL)のインタビュー記事だ。
ポン氏は一般人であるものの25万人以上のInstagramのフォロワー、さらにウェーンライト氏も14万人以上のフォロワーがいる。
彼らのInstagramの写真の多くはスマートフォンを使用したものであるそうだが、一体どのようにして彼らは多くのフォロワーを集めることができているのか。
彼らがInstagramを運営する上で意識していることを中心にご紹介していこう。
※10 pro tips to get more Instagram followersより
鉄則1.綺麗な写真を使うこと
ポン氏:インスタグラマーになるにはまずは綺麗な写真を投稿することからはじめましょう。もし美しい写真ではなかった場合、誰もあなたをフォローすることはないんです。人はあなたをフォローする理由を必要とするんだよ。そういうわけであなたが今まで経験した美しい瞬間を捉えた写真を投稿しよう。
鉄則2.スマートフォンのフロントカメラは使わないようにすること
ポン氏:スマートフォンのフロントカメラ(ディスプレイ側についている自撮り用カメラ)は本質的に質が低いんだ。その代わりに背面カメラであれば手ブレ補正機能など様々な機能がついているわけで、フロントカメラを使うのは良いアイデアではない。
鉄則3.露出はマニュアルで行うこと
ウェーンライト氏:露出を過度にした場合よりも、少しだけ露出不足の場合のほうが良い写真を撮れることが多いんだ。なぜならハイライトの場合よりも影をつけやすいからね。
鉄則4.夜はアクセサリーを使うこと
ポン氏:三脚を使ってスマートフォンを固定することで、とりわけ良い写真を撮ることができるんだ。また風景の中にライトを設置してみるのも手だね。ライトの光でユニークな色彩を表現できるし、より幻想的な風景を撮影することができるようになるからね。
鉄則5.自然光を利用すること
IL:自然光はどんな人工的な写真の修正よりも圧倒的に写真撮影にとっては重要なものなんだ。自然光でとった写真は複製も真似もできるものではない。
うつうつとしていて、でも趣きのある深みを写真に取り入れるためには曇り、どんよりした天気を利用すること、晴れの日には面白い影ができている風景を探してみよう。あと、日の出と日の入の時間はとりわけ太陽光が弱まっていて面白い写真が撮影できる時間帯になることは間違いないよ。
鉄則6.カメラアプリを最大限活用すること
ウェーンライト氏:VSCOやCamera+のように露出、シャッタースピートを調整できるアプリケーションは有用だよ。スクリーンのマーカーを動かすことで露出、フォーカスを正確に選ぶことが出来るんだ。
あとCamera+の場合JPEGフォーマットだけではなく、TIFFフォーマットでも写真をキャプチャーすることができるんだ。TIFFフォーマットだとスマートフォンでできうる限りの高い質の写真を実現できるんだ。
鉄則7.常に充電された状態を保つこと
ポン氏:僕はいっつも充電バッテリーを持ち歩いてるよ。それがあると充電切れの心配がないし、インスタグラマーはいつもスマートフォンにいることができるんだ。
鉄則8.散策すること
ポン氏:狭っ苦しく感じさせるかもしれないけど、あなたの都市は思ってるよりも異常に面白い顔を持ち合わせているものなんだ。Instagram(インスタグラム)が作った写真コミュニティのおかげでこれまで以上に隠れたお宝スポットを見つけにいくのが簡単になってるんだ。ちょっとした散策に街に出てみよう。
鉄則9.コラボレートすること
ポン氏:インスタグラマーとフォトグラファーにとってはお互いに集まって一緒にコラボレートして写真を撮影するのはとっても面白いことなんだ。あとはやっぱり世界中のいろんな場所をお互いに見せるできるというのもいいよね。これと同じことは南アフリカのいたるところで起きたんだよね。もしインスタグラムを通して他のインスタグラマーやフォログラファーと交流がなかったらいろんな場所を知るのは難しかったように思うよ。
ウェーンライト氏:みんなそれぞれスタイルは違うわけだ。他の人のスタイルから役立つ撮影の仕方を学ぶのはとっても有意義なことなんだ。
鉄則10.自分に正直であること
IL:写真撮影に関してはまずもってそれを守るのが難しいようなルールがたくさんあるように思われている。確かに構成、露出の設定などのスキルは役立つには違いないのだが、それはまたあなたのクリエイティブを削ぎかねないものなのだ。結局のところ写真撮影というのは楽しむことが重要であって外に出掛けて撮りたい風景を撮るということが一番なんだ。
ポン氏:僕の次の世代のインスタグラマーへのアドバイスはこうだ。本物、これまで誰も伝えたことのないストーリーを伝えてくれ!ということだ。
工夫が何よりも重要
今回ご紹介したインスタグラマーのポン氏やウェーンライト氏は撮影の際に高級な撮影機材を利用しているわけではなく、撮影に使っている多くはスマートフォンとのことだ。
彼らはスマートフォンのアプリケーション、自然光、影といった誰にでも努力と工夫次第で利用できるようになるものを最大限に活用して撮影をしていることが分かる。また、彼らはInstagram(インスタグラム)に撮影したものを何でもかんでも投稿しているわけではなく、この投稿はフォロワーにとって何の価値が有るのか?ということを投稿前に自問してから投稿していることは間違いない。
見る価値のあるアカウントしかフォローしないのがフォロワーだし、人間というものだ。フォロワーにとって価値のある投稿は何か考えること、そしてその価値のある投稿をするための工夫ど努力はしつづけることでフォロワーは自分のアカウントを支持してくれるだろう。
参考記事https://edition.cnn.com/2015/10/26/africa/10-ways-to-improve-your-instagram-feed/