こんにちは。
「ネットで物を買う」ということが一般的なことになってきた現在ですが、まだセキュリティ面や実物を見られないことなどを気にする方がいらっしゃいます。
このような点を解決することは、なかなか難しいので、ECサイトユーザー数を増やすために年齢層を拡大しようという取り組みも見られます。
そこで、今回は、将来的にECサイトユーザーになってもらえるような若年層へのアプローチとして、大きな効果がある「フリマアプリ」に注目してみようと思います!
本記事では
- ECサイト利用者分析、今後の課題とは
- 若者へのアプローチに最適! 話題のフリマアプリとは
- 実際のフリマアプリをご紹介! 各アプリの特徴・強みについて
上記3つの内容をご紹介致します。
ECサイト利用者の現状とは? 今後の課題
筆者自身を含め、既にECサイトを利用し、ネットショッピングをしたことがある人からすると、「ネットで買い物をする」という行為のハードルはほとんどないように感じますよね。
しかし、中には「ネットで買い物をする」という行為にハードルを感じ、消極的な人もいるのが現状です。
そんな方々の多くは「実物が見られないこと」や、「個人・クレジット情報の漏えいなどのセキュリティ面」を理由として挙げています。
では、実際にECサイト利用者はどれほどいるのか気になるかと思います。
リサーチバンクが行った調査(2015年1月に実施、10代から60代の男女各100名が調査対象)では、85%の人が過去1年以内にネットショッピングをしています。しかし、やはり10代、20代の若年層では男女ともに利用率が低いのが現状です。
また、ネットショッピングで買い物することに関して抵抗を持つ人が、一定数いる以上、幅広い世代を顧客化することが必要とされています。
EC市場規模としても、将来的な見込み顧客としても成長させていくためには、若年層へのアプローチが必要であるでしょう。
そこで、最近注目されているのが、「フリマアプリ」なのです。
ここ最近、勢いのある「フリマアプリ」とは
少し前から若年層をはじめ、多くの人の話題となっているのが「フリマアプリ」なのです。
先ほど紹介したように、10代、20代の若年層EC利用者が少ないので、彼らに対し、「ECの入り口」としての役割を果たしているといってもいいでしょう。
実際にMMD研究所が15歳以上の男女を対象にした調査結果によりますと、3割以上の方が利用したことがあることが分かります。
サービス内容は名前からイメージできるように、インターネット上で行われているフリーマーケットです。
もう少し具体化すると、個人間(C to C)でネット取引を行っており、従来のC to Cネット取引「ヤフオク」などの入札型オークションサイトなどとは正反対の、「早い者勝ち」スタイルで取引が行われています。
そして、買う側、売る側、双方にとって最大の魅力なのが「手軽に利用できる」という点です。
スマートフォンと売りたいものがあれば、写真を撮り、価格設定をし、出品できてしまいますし、欲しいものがあったら早い者勝ちスタイルなので、即座に購入することも可能です。早いものでは出品してから数分で売れることもあります。
上記の「手軽さ」や「スピード感」もフリマアプリが広まっている理由ですが、やはり大きいのが「価格」でしょう。
10代、20代の若年層はどうしても価格的な面で購入を断念するケースが多いため、低価格で出品されているフリマアプリは購入に結び付くことが多いでしょう。
実際にフリマアプリを利用した理由の中でも圧倒的な割合を占めています。
また、現実世界のフリーマーケット同様に出品者と値段交渉ができるため、さらに低価格で買える可能性もあるのです。ただし、早い者勝ちスタイルなので、他のユーザーに購入されてしまうリスクなども考えると、迷うところですね。
このように若年層の間で勢いのある広がりを見せているフリマアプリ、将来的なECサイトの見込み顧客へと成長させるだけでなく、C to C市場としても拡大するために、さらに幅広い世代の顧客獲得が今後の課題となるでしょう。
各アプリの特徴や強みを知っておこう!
ここまで来たら具体的なアプリやサービスが気になりますよね。
利用者に対する調査結果で上位を占めている代表的な3つのフリマアプリ、「メルカリ」「FRIL(フリル)」「LINE MALL(ラインモール)」について各アプリの特徴をご紹介致します。
メルカリ
印象的なCMが話題を呼び、若年層の間で爆発的な広がりを見せたアプリです。
2015年初時点でアプリは1000万ダウンロードを突破し、累計出品数は6000万品を突破しています。
フリマアプリの先駆者というわけではなかったのですが、若年層に人気のタレントやモデルを起用したCMが話題になり、数あるフリマアプリの中でも圧倒的な勢いで成長を遂げています。
FRIL(フリル)
FRIL(フリル)
メルカリに次ぐ2番手の利用率のFRIL(フリル)です。
400万件のアプリダウンロード数や、700万点以上の商品数などはメルカリに及びませんが、女性限定のフリマアプリという独自の立場を築き上げています。そのため、女性向けのアプリデザインや、安心して取引ができるという点が、人気のポイントのようです。
LINE MALL(ラインモール)
ご存じ、LINE(ライン)が展開しているサービスです。LINEという巨大な基礎があるため、会員数は非公開となっていますが、相当数いると思われます。
このアプリも先の2つを追う立場にあるため、「ウィンドウショッピング感覚」という独自のスタイルを作り上げています。ユーザーは欲しい商品を探すのではなく、商品ページを眺めている中で欲しいものに出会ってもらいたいとのことです。
もちろん、出品者と購入者のやり取りはLINEを用いて行われます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
話題のフリマアプリについて、EC視点も含めてご紹介してきました。
C to Cという独自の市場を確立していますが、EC市場とWin-Winの関係を構築していければ、双方ともに更なる成長が期待できそうですね。
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