Instagram(インスタグラム)を利用したマーケティングがますます注目されるようになってきている。
しかし、Instagram(インスタグラム)に対してはソーシャルメディアの中で2010年にサービスリリースという比較的歴史が浅く、また日本において活発に利用されるようになったのも昨年あたりからだろう。
そこで、Instagram(インスタグラム)を利用したマーケティングにはどうしても誤解が生まれがちだ。そこで当記事ではビジネスでInstagram(インスタグラム)を活用する際に持たれがちな3つの誤解についてご紹介しよう。
Instagram(インスタグラム)マーケティングはモノを売るのにだけ有効という誤解
美しくない商品や、または目に見えないサービスは写真が主なInstagram(インスタグラム)には適していないと思われがちだ。
しかし実際は、美しくない商品やサービスであっても見せ方によってはInstagram(インスタグラム)上でも顧客の心に訴えかけるマーケティングを展開することは可能だ。企業がInstagramを運営する上で大事なのは美しく見せることが重要なのではなく、見ている人に対してその企業の提供するサービス,商品の価値を説得力を持って伝えることができるかどうかというろころだろう。
しかし、そうはいっても一体モノではない商品を販売している企業の場合何をInstagram(インスタグラム)上で見せると良いのだろうか。
企業の文化
https://blog.kissmetrics.com/biggest-misconceptions-about-instagram/
社員と社員の机を撮影した写真はInstagram(インスタグラム)上でよく見られるものだ。これをやることによって何が良いのかというと、リクルーティングによい、また企業の透明性を感じることができ信頼性が増すということだ。
たとえばサーバープロバイダーのMedia Templeは「働きやすい会社」という賞を受けたことをInstagram(インスタグラム)に投稿している。
社員の慈善活動
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社員の慈善活動を写真で投稿するのも良い。例えばEbayなどはSecond Harvest Food Bankという活動に貧困で食料が必要な人に対して食料を供給するというプロジェクトに社員が参加している姿を写真で投稿している。
イベントの写真
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どの会社も創業記念日、祝日などのイベントがあるだろう。こういうイベントなどで社員が集合している企業の背景を投稿するのも良い。たとえば上記の写真はDouble Fineというゲーム開発会社の社員同士が交換するクリスマスプレゼントの写真だ。
Instagram(インスタグラム)マーケティングは大企業のためのものであるという誤解
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多くの予算がある企業だけがInstagram(インスタグラム)マーケティングを実施できるという誤解がある。 木製サングラスブランドのShwood,サーフィンボードブランド Almond Surfboardsという小さなブランドも積極的にInstagram(インスタグラム)を活用しているのだ。小さな企業と言えども数万人から数十万人のフォロワーを持っている。
Almond Surfboardsなどはサーフボードの製作風景を撮影した写真をInstagram(インスタグラム)上で多く公開している。現在、消費者は製品に対して安さだけを求めているわけではなく、企業がどのようなこだわり持って製品を作り、販売しているのか、その企業が持っているストーリーをより見るようになってもいる。
小さな企業であるからこそ企業の持つストーリーを自然にビジュアルで伝えることができるInstagram(インスタグラム)を活用すべきとも言える。
自社で投稿だけすれば良いという誤解
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Instagram(インスタグラム)マーケティングでは自社で用意した写真を投稿だけすればよいのだという誤解を持っている人がいる。しかしInstagram(インスタグラム)マーケティングが有用なのは自社の投稿によるものというよりもユーザー自らの投稿によるところが大きいだろう。ユーザー自ら、自社に関連した投稿をしてもらうためにはハッシュタグを活用したコンテストを開くことが一般的だ。コンテストは投稿の中から良い投稿を選びギフトカードをプレゼントするといった形式が一般的だ。
こういったコンテストを開くことでユーザーは質の高い投稿を心がけるようになるし、自社に関連した多くのコンテンツを無料で集めることもできるのだ。
たとえばニューヨーク市を拠点とするレストランのComodoは顧客に対してハッシュタグ#ComodoMenuをつけた料理の写真を投稿してもらうコンテストを開催した。このコンテストを開くことで顧客から多くの料理の写真が集まり、顧客がInstagramで#ComodoMenuと調べることで実際の料理が見れるようになった。
コンテストを開くことでこのようなコンテンツの集め方も可能となる。
また職人がハンドクラフトを販売するマーケットプレイスサイトEtsyではその商品を購入した顧客に対して商品を使用している写真を撮影してInstagramに投稿してもらうようにお願いする手書きのカードを送付するなどしている職人も多いという。
まとめ
当記事でご紹介したような誤解がInstagram(インスタグラム)に抱かれがちだ。Instagram(インスタグラム)を活用したいけど、このような誤解があるので一歩踏み出すことができないでいるという企業も数多いだろう。
しかしInstagram(インスタグラム)を上手に使いこなすことができれば、自社の認知度の向上、ブランディングを安価に行うことができる可能性を持っている。
一度マーケティンのツールとして活用して見ることを強くおすすめする。