【2016年度版】アパレルECサイトの現状と将来の動向とは?

こんにちは、最近飼っているフレンチブルドッグが反抗期気味の相馬です。
分かってはいましたが、フレンチブルドッグがこんなにやんちゃだとは・・・今までとはワケが違いました・・・。

さて、アパレル業界にとってECサイトを運営することは今やスタンダードになっています。
ECサイトが普及してきた2000年代初めから徐々にデパートなどの百貨店の展開が縮小し始めて、逆にECサイトが盛り上がり始めました。

とはいっても、やっぱり目で見て手に取れる実販売とは勝手が違うECサイト。
ここまで発展するまでに、様々な問題が生まれて、それに対応すべく新たな方法がたくさん生まれてきました。

今回は、アパレル業界におけるECサイトの過去と現状、そしてこれからどういう形に発展していくかを見ていきましょう。
アパレル系のECサイトを運営している方は、これからの運営上の対策や方針決定の参考にしてもらえると思います。

アパレル系のECサイトならではの問題と解決法

「Webでモノを売る」というECサイトにとって、一番の問題は「買う前に実際に手に取れないこと」。
お金を払うものを、直接見られず写真と文字情報だけで判断して購入する。ECサイトが普及した今だからこそ当たり前のことになっていますが、よく考えたら結構怖いことです。
特にアパレル系ともなると、試着も出来ないのに身につけるものを買うことになるんですよね。これは実際の店舗にはあってECサイトには無い大きなポイントです。

だったのですが、この問題、最近のECサイトはとてもシンプルな方法で解決させました。
「返品無料」「サイズ交換無料」などの手厚いサービスで、デメリットを克服したのです。

「じたくで試着、きがるに返品。」ロコンドのサービス紹介 -靴とファッションの通販サイト ロコンド靴を中心としたアパレル系ECサイト「ロコンド」。返品やサイズ交換が無料なので自宅で試着ができ、安心して購入できる。
参照:靴とファッションの通販サイト ロコンド

これって消費側にとってはものすごくありがたいサービスですが、運営側からしたらなかなか思い切った対策です。
単純に作業コストは「送る」だけでなく「受け取る」工程も増えますし、それなりにリスクのある方法ですよね。
それでも、こういったサービスはアパレル系のECサイトにとって当たり前のようになってきています。実店舗では当たり前の「試着ができる」というサービスをECサイトでも可能にすることによって、デメリットを克服すると同時に、逆に強みにまでしてしまいました

アパレル系ECサイトをとりまく現状

ここ2、3年になると、ECサイトを利用するユーザーの環境がPCからスマホデバイスへと急激な変化が起こります。
アパレル関係のサイトも例に漏れず、それどころか若い年齢層をターゲットにする商品を取り扱うサイトではその変化はより顕著なものに。

「ECサイトをスマホで利用する」ということはつまり、「いつでもどこでもすぐに店を訪れる」ということ。
ECサイトはこれを利用して、この「利用デバイスの変化」もメリットに変えていきます。
それは期間限定のセールを開催して、沢山の人を集めて盛り上げる方法。
しかも「○日から○日まで」という日毎ではなく、「○時から○時まで」という時間で区切って開催することによって、よりレアなセールというイメージを作り、ユーザーの購買意欲をくすぐります。

楽天スーパーセール「00:00スタート!」と時間単位でのセールを開催。貴重なイベント感がユーザーのお得感を駆り立てる。

「いつでもアクセスできる」というECサイトならではの強みを活かしたセールで、ECサイトの価値を上げてきました。

SNSを活用したファンの獲得も

スマホで利用することがすでに当たり前となっているECサイト。
現在、スマホというおもいっきりパーソナルなツールだからこその展開がECサイトの周りで起こっています。
それは、ユーザーを巻き込んだSNSとサイトを連動させた展開です。
FacebookやTwitter、Instagram広がりによって、それらを活用したプロモーションが広まっています。
しかもこの展開は、今までECサイトが出来なかった「対人プロモーション」になります。

SNSを利用することによってユーザーに対しての一方的な広告ではなく、ユーザーと直接的に繋がって親近感の湧く戦略で、「口コミ」のような展開を作って消費者を獲得していく方法です。
商品やお店、ブランドの良さをSNSを使ってアピールしたり、「フォロー」や「いいね!」、Instagramであれば魅力的な写真でユーザー同士の繋がりを活用して認知度のアップやブランディングをしていき、「ファン」を増やしていく事ができるのがSNSを利用したプロモーションの特徴です。

現在、このプロモーションは国内はもとより世界中で大きく広がりを見せています。
この展開によって、消費者がECサイトに求めているポイントが徐々に変化しているように感じます。

まとめ:これからのアパレル系ECサイトの目指すべき展開とは?

アパレル業界にとって、購入前に実際に手に取って見てもらうことは重要ではなくなりました。これはECサイトの大きな広がりが証明しています。
では、アパレル系のECサイトがこれから意識するべきこととはなんでしょう?

ECサイトの役割といえば、これまでは「商品を売ること」でした。
ただ、アパレルとは言っても多くのブランドがあり、テイストも様々、商品も星の数ほどあります。
その中から「自分にピッタリな一枚」「自分が求めるイメージの服」を提供することがECサイトのこれからのポイントのような気がします。
それを提供するために、SNSを使いユーザーとこれまでよりも親しい関係になり、ユーザーが「面白い」と思うものを身近に提供できるアイデアが重要になるのではないでしょうか?

ZOZOTOWNの登場から、Webとファッション、そしてアパレルECサイトは大きく盛り上がり始めました。
多くの若い女の子たちが、雑誌ではなくInstagramをコーディネートの参考にして盛り上がりを見せていることからも、SNSを始めとしたWebサービスとECサイトの連携によって、ユーザーを巻き込んだ多様な展開が期待できそうです。
ユーザーと運営側の双方でつくり上げていくという意識が、アパレルECサイトを中心とした、今後のWebとファッションを盛り上げるポイントとなりそうです。

ではでは。

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ファッション系EC運営者なら知っておきたい!おしゃれなコーディネートが見られる海外サイト5選!

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ちょっと待った!あなたのECサイト完成前にチェックしたい5つのこと!

一昔前までは、お店で商品を購入するというのが一般的でしたが、今はECサイトから商品を買うことが当たり前になっています。お店で買うよりも、ネットショップの方が値段の安い場合も多くあるからです。ネットショップと言っても、お店がある会社や商品を卸して販売する会社など様々です。 通信販売の大手はAmazonや楽天のような大手を想像しがちですよね。大手に対抗するために、商品を限定したECサイトも多く存在するのです。例えば、オシャレなインテリアや雑貨を販売するFrancfranc、ニューヨーク近代美術館が運営しており、ユニークな雑貨を販売するMoMA STOREなどが挙げられます。当然、商品の独自性だけでなく、ECサイトが成功するためには他にも要素がいくつかありますよね。 今回ご紹介するのは、ECサイト完成前にチェックしたい5つのことです。 コンテンツSEOを充実させること コンテンツSEOを簡単に言うと、文章、画像、動画を含むオリジナルコンテンツを自社ブログに掲載して集客を促す方法です。多くのECサイトは自社ブログを持っていますよね。商品を購入してもらう以前に、ECサイトの存在をユーザーに知ってもらわなければなりません。 検索で上位をキープできなければ集客も難しいのが現状です。ECサイトは山ほどあるので、できる限り質の良いコンテンツを多く発信し、信頼と知名度を上げ、差別化を図り、集客に繋げていきましょう。 アメブロを使わず自社ブログで掲載することも大切です。メーカーが直接発信する情報の方が、アメブロなどを経由して発信するよりも信頼できますよね。またコンテンツにオリジナリティを持たせて、ユーザーが別なサイトへ流れることも防ぎましょう。 SCOPEは食器、家具、ブランケットを販売するセレクトショップです。このサイトでは、ブランケットの製造工程を知るためにポルトガルへ取材に行ったブログを掲載しています。読んでいると自分も旅をしている気分になって楽しいし、何より商品の信頼性を高めてくれます。 Google Analyticsの設定を行う Google Analytics 一つの会社を運営するためには、色々な人のサポートが必要になります。ECサイトは購入者や訪問者の姿が見えないので、何のツールも使わないとユーザーの動向を把握することが難しいですよね。そんな時に役に立つのがGoogle Analytics、簡単に言うと解析ツールです。ページごとにユーザーの訪問頻度や滞在時間の分析、サイト内検索のサポート、ユーザーのサイト内の移動経路などが把握可能になります。 Google Analytics設定の他に、eコマースタグの設定やyahoo!リスティング経由の訪問客を切り分ける設定も必須です。どんなキーワードで訪問して、どれだけのユーザーがその商品を購入したのか、商品ごとの購入率などもわかります。 専門家を雇うとお金がかかるので、特に個人経営のECサイトには不向きと言えます。解析ツールなどを利用して経費を削減しましょう。 ECサイトがスマートフォンに対応している 現在ほとんどの人が携帯電話を持っており、生活の必需品になっています。一方パソコンを持っている人はかなり増えましたが、今でも一人一台は持っていないと思われます。スマートフォン対応でないサイトは、パソコンの画面を携帯で閲覧することになりますよね。パソコンの画面は大きいし、スマートフォンの画面は小さいので閲覧することが面倒です。 ECサイトが成功する秘訣は良い商品を販売するばかりではなく、大勢が持っている携帯電話で購入することができるかどうかにもあります。パソコンを持っているユーザーでも、頻繁に使用するスマートフォンでECサイトを閲覧し商品を購入する傾向にあるでしょう。ECサイトを開設するならスマートフォン対応は必須です。 レコメンド機能の搭載 ECサイトにレコメンド機能があると、たくさんある商品の中から好みのものを探しやすくなります。レコメンド機能を簡単に言うとおすすめ商品のことです。購入や閲覧すると、画面におすすめ画像が掲載されるのです。 Amazonで商品をチェックや購入すると、閲覧履歴からのおすすめやあなたのお買い物傾向からの商品が掲載されます。また、この商品を買った人はこんな商品も買っていますというのもレコメンド機能です。 最初の商品を購入しなくても、ユーザーを別な商品へ誘導することに繋がるので、とても重要な機能ですよね。実際のお店にもレコメンド機能はあります。例えば白菜の近くには鍋の素が置いてあることや衣料品店でのコーディネートなどです。 クレジットカード決済 ECサイトには、銀行振り込み、代引き、クレジットカード決済、郵便振替など様々な決済方法がありますよね。決済方法は多ければ多いほどユーザーのニッチな要求にも応えられます。 自分の好きな決済方法に対応していないため、ユーザーが別なサイトに流れてしまったなんてことがないように、ECサイトをオープンする際は十分に準備したいものです。 クレジットカード決済が当たり前になっていますが、個人情報の流出を心配するユーザーは代引きや振り込みを好む傾向にあります。決済など些細な事と考えられがちですが、数多くあるECサイトに対抗するために、小さなことから取り組んでいきましょう。 ECサイト開設で大切な事 ECサイトを開設するとき、一番大切なことは取り扱う商品やサービスと思われがちですが、スマートフォンに対応していること、レコメンド機能の搭載、クレジットカードの決済などの機能も同じぐらい重要です。例え品揃えの良いお店があっても、立地条件が悪く交通の便も悪かったら客足も遠のきますよね。またユーザーに自分のECサイトを知ってもらうためにはコンテンツSEOの充実が不可欠です。情報化社会と言われるほど周囲には情報が散乱しているため、信頼性のある情報を発信させることがアクセスに繋がり、結果的に顧客獲得に影響していきます。ECサイト独自のオリジナリティを持つことも忘れてはいけないでしょう。オリジナリティはコアなユーザーを招き、他サイトへの流出を防止します。 ここで紹介したポイントは、ECサイトをオープンさせるときに必要なことの一部ですが、ユーザー目線になって考えると他にも必要なことが見えてくるのではないでしょうか。

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