実際にネットでの集客やマーケティングを取り入れると誰もが抱える悩みであり、疑問です。しかし、実際のところ同じ業種や同様の商材を扱う競合にも必ず成功企業と言われるネット集客が上手く行っている・成功している企業があります。
自社とその企業の違いはどこでしょうか?
資金力、スタッフ数などなど色んな違いがあると思います。しかし、それらを加味せずに考えてみましょう。インターネットでの集客の利点というのは、規模や資金力は初期段階のフェーズではほぼ関係ありません。
もちろん、求める目的や目標により異なりますし資金力もあるに越したことはありませんが。初期段階ではそれ以上に、基本に忠実にステップアップが出来るかが大事になります。
ネット集客もスポーツも基礎が大事‼
ゴルフやサーフィンなどのスポーツも非常に似ているところがあるんですが。一定レベル以上にステップアップする際に基礎の基礎と言える技術であり考え方がベースになければ一向に上達しません。
最悪のケースは、振り出しに戻ってゼロからベースを作る必要が出てきます。まっさらな状態で振り出しに戻れるならば良いのですが。過去の悪い動きや習慣が染みついている場合には、それらをリセットする時間も必要になります。
インターネット集客においてもこれらのスポーツと同様に基礎の基礎と言える考え方であり。集客の仕組みに対する理解を深めておく必要があります。なぜならば、目先の結果やそれに対しての対策ほど無駄なことはありません。
精神的にも長期的な視点から一喜一憂するというのはよろしくありません。もちろん、短期的に結果を出す必要性もありますが。それは今回の記事ではテーマとはしませんのであえて取り上げません。
ではネット集客において、最低限理解しておくべき仕組みをご紹介します。
1、どこからお客さんは来るのか?
インターネット集客というのは、今では本当に多岐に渡るようになってきました。しかし、基本的には5種類のパターンに分けることができます。今回はその5種類のパターンをご紹介しつつどのような集客方法があるのかをご紹介したいと思います。具体的な集客方法の実践的なお話は別の記事でご紹介します。
気づいてもらえない…。
当たり前ではありますが、どこからお客さんが来るのかを正しく理解していなければどんなにデザインを綺麗にしてもお客さんが喜びそうな情報やプレゼントを提供してもまずもってそのウェブサイトの存在自体を気づいてもらうことが出来ません。
これではどれだけお客さんのことを考えて時間とお金を使い対策をしても結果は当然ながら出ません。
たまたまお客さんからのアクセス(訪問)があった場合でも、どこのサイト・媒体から(流入元)どのようにして(流入経路)ウェブサイトにたどり着いたのかを知らなければ全くずれた応対・対策をしてしまい結果として問い合わせだったり、商品の購入だったりにはつながりません。
それどころか、もう二度と利用しないと思われるかもしれません。そうならないためにも是非これはしっかりと理解しておいて下さい。
インターネット集客方法は5つ
ネット集客ってすごく多いイメージがあると思います。確かに、媒体の種類やデバイスが増えたことで手法や技術まで含めればすごい多岐に分かれます。
今回は基礎編ということで、どこからお客さんは来るのかというのをGoogleが提供しているアクセス解析のGoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)を交えてご紹介します。
全てのアクセス、お客さんがどこから来るのかは以下の5種類になります。
- 1、Social=ソーシャルメディア集客
- 2、Direct=URL直接入力
- 3、Referral=外部サイト
- 4、Organic Seach=検索エンジンからの自然検索
- 5、Paid Search=有料検索、Display=ディスプレイネットワーク
※ 有料検索とディスプレイネットワークは同じくくりとしてご紹介します。
こうやってシンプルに可視化していくと、ご自分の目的や目標に対してやっていく必要がある対策もかなり整理しやすくなります。出来るだけ作業や対策は最適化し、コストやリソースは最小化。利益・パフォーマンスは最大化。
これが事業においてもWEBマーケティングにおいても大事なポイントです。しかし、小手先の対策や知識では実現出来ません。
ここからは1つ1つのネット集客方法(どこからお客さんは来るのか?)について、少し掘り下げてご紹介いたします。ここの理解を深めておくことで自社の商材やサービスにあった方法も見えてきますし。目標や目的に対して今やるべき優先順位も整理できると思います。
SNS(ソーシャルメディア)による集客
SNS(ソーシャルメディア)からの集客は既に当たり前のものとなっているので、言わずもがなですが。コストをかけず大きなパフォーマンスをあげている企業もあるなかで、意外や意外お悩みを抱えてる方も結構多い集客方法でもあります。
そして今やSNS(ソーシャルメディア)はネット集客方法としては無視できないどころか非常に重要性の高いものとなりました。その理由として、
・国民の半分(50%)、スマホユーザーの92%がSNSを利用
ニールセン発表の2015年の情報によればスマホユーザーのなんと9割以上が何かしらのSNSを利用していると言われています。そして、ICT総研さんの2016年度 SNS利用動向に関する調査によれば日本のSNS利用者が6,872万人と国民の半分がそして2018年末には7486万人へと拡大すると予測されています。
どちらにしてもまだまだ拡大の余地を残し、なおかつインターネット利用者の利用時間をかなりの割合を占めるのがSNSでありますが。SNSの特性として、人とのつながりソーシャルネットワークにおける情報・コミュニケーションが利用者の利用シーンでありますから当然利用者が増えれば比例してユーザーごとの利用時間も伸びると考えられます。
つまりは、これからますます検索エンジンであるGoogleなどからの集客と同等かそれ以上に注力していく必要があるインターネット集客方法であると認識して取り組む必要があります。
参照:2015/01/27 [データ] スマートフォン利用者の92%がSNSを利用~ニールセン、SNSの最新利用動向を発表~
https://www.netratings.co.jp/news_release/2015/01/Newsrelease20150127.html参照:2016年度 SNS利用動向に関する調査
https://ictr.co.jp/report/20160816.html
・ネットユーザーの可処分時間のかなりの割合をSNS利用が占める。
総務省や博報堂の発表されたデータを見るとインターネット利用時間が平均すると約210分でそのうちSNSの利用時間は約70分と言われている。つまりネット利用時間の約3分の1の時間SNSをユーザーは使っていることになります。
これが意味するところは、単純にユーザーのインターネット利用時間と収益を同義で考えた場合。
収益の約3分の1がSNSにあるということが言えます。非常に乱暴な極論を出しましたが。それだけ非常に重要なマーケットでありネット集客方法であると言えます。1の利用時間や利用者の動向を見てもその重要性が認識できます。
参照: 「全国ソーシャルメディアユーザー1000人調査」第2回・分析結果報告
https://www.hakuhodody-holdings.co.jp/news/pdf/HDYnews130520.pdf参照: 平成26年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 調査趣旨・概要 1
https://www.soumu.go.jp/main_content/000357568.pdf参照: ユーザーの一日のSNS利用時間は78分|デジタルマーケティング情報サイト MarketingBase
https://marketing-base.jp/marketing/data/3044
・SNSでの情報収集が当たり前に!!
今の10代20代の情報収集においては検索エンジンやポータルサイトも使われないことが多々あるそうです。ニールセンのデータでも発表されていますが。
今や若者の情報収集ツールにおいてSNSというのは当たり前の世界となっています。例えば、我々30代を超える世代ともなればググる(Googleで検索)か。専門のサイトである食べログや価格コムなどで情報収集というのが定石ですが。
今の若い世代は、ラーメン屋さんに行きたければInstagramで検索しビジュアル(写真)を見て自分の行きたい店を探し。お店についてのリアルな情報はTwitterで検索するそうです。
彼らにとっては検索エンジンの情報も食べログや価格コムなどの情報も広告や宣伝色の強い非リアルな情報だと映るようです。
確かに私も車や電車移動などで、渋滞や遅延が起きた際にはTwitterで検索して何が起きているのかを調べたりします。
これからのインターネット集客方法においてはこのような役割を考えたうえでの集客メディアの構成やユーザーの集客フローとユースケースを考え対策することでパフォーマンス・コンバージョンをさらに上げることが出来ますので是非取り入れてみてください。
参照:ニールセン SNSの最新利用動向を発表 ~ 若年層スマホユーザーは日常的にSNSで情報収集 ~
https://www.nielsen.com/jp/ja/press-room/2016/nielsen-pressrelease-20160831-SmartphoneUserTrend.html参照:若年層スマホユーザーは日常的にSNSで情報収集 ~ニールセン、SNSの最新利用動向を発表~
https://www.netratings.co.jp/news_release/2016/08/Newsrelease20160831.html
以上の3つの理由からSNSはネット集客方法からは外せないことはご理解頂けたかと思います。しかし、各企業様ごとのネット集客の現状の状況によりそれらは全て異なりますので一概に今やるべきという訳では御座いません。
この記事の5つの集客方法にすべて目を通して頂きいまの状況と照らし合わせて何を今やるべきかをジャッジして頂ければと思います。次の記事からはこのSNSを使ったネット集客方法について掘り下げてご紹介します。次回は、~Facebook(フェイスブック)編~ 『WEB担当者・必読』5つのネット集客方法と成功事例に学ぶということでFacebookを使ったネット集客方法や成功事例。そして、Facebookの現状などを各種データに基づいた情報をご紹介します。
既にFacebookで集客している方も、興味はあるけどまだ活用していない。やってるけど上手く言っていなくて放置してるって方も是非参考に見てみてください。
まとめ
今回はネット集客方法が5種類あるということ、そしてその1つ1つをご紹介する予定でしたが。複数回に分けてご紹介していきたいと思います。基礎的なお話しですので退屈な部分もあるかと思いますが。ネット集客をこれからされる方、既に始めている方。うまくいかずに頭を抱えている方。皆さまのお役に立てるように理解して頂きたい部分は省略せずに書いていきたいと思います。
スポーツを例えに出しましたが。小手先で目先の上達や目標達成にとらわれると、その先の大きな成長や発展の機会の際に基礎がないがゆえにチャンスを逃してしまいます。そうならないためにも、今一度ネット集客とはなんぞやネット集客方法とはどういうものがあるのかというところからご説明させて頂きました。長くなりましたが、最後までお読み頂き有難うございます。
最後に『発明王』、『努力の人』、『不屈の人』、『メンロパークの魔術師』、『訴訟王』、『アメリカ映画の父』と数々の異名を持つわたしが大好きなトーマス・エジソンさんの名言をご紹介して終わりたいと思います。
Thomas Alva Edison CREDIT:
「私たちの最大の弱点は諦めることにある。成功するのに最も確実な方法は、
常にもう一回だけ試してみることだ。」
Our greatest weakness lies in giving up.
The most certain way to succeed is always to try just one more time.
トーマス・アルバ・エジソン/Thomas Alva Edison