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絶対にやってはいけない!?ファッションECの5つのタブー

ファッションECサイトの運営については、トライアルアンドエラーを繰り返しながらよりよい形を模索するという考え方も一つですが、転ばぬ先の杖があるとするなら、使わない手はありません。 これからECサイトを立ち上げようという方にはもちろん、運営が今ひとつうまくいかないという方にも有用な、ファッションECの5つのタブーについてご紹介します。 不定期キャンペーンのやみくもな実施 画像引用元: the kratom boss ECサイトが実施する、送料無料やポイント大幅還元といったキャンペーンは、単なる集客ではなく、優良顧客を獲得するためのものです。とくにECサイトを立ち上げた際の初回キャンペーンは、初めての顧客には効果が期待できますが、商品そのものに魅力がない限りリピーターとなることはありません。 とりわけ洋服のような趣味性の強い商品の場合、トライアル的な利用を促すことを念頭におきながら、素材や着心地・デザインなど、商品のセールスポイントにフォーカスし、明確にわかりやすく伝える必要があります。やみくもなキャンペーンは、やがて不毛な価格競争へと発展し、いずれ経営を圧迫してしまいかねません。くれぐれも注意が必要です。 またこれと似たキャンペーンとして、ユーザーレビューを書いてもらうかわりに送料を負担するなどのサービスがあります。ECサイトや商品の信用度を上げる方法としてもてはやされてきましたが、何らかの使役が生じてしまうことで、商品の印象に影響を与えかねません。最近では、心地よい買い物の妨げとなってしまうと忌避される傾向があります。 顧客データを欠いた状態でのEC運営 画像引用元: jc social media 大手ショッピングモールを利用したECでは、メールアドレスなどの顧客データの取得に制限が設けられることが多いですが、これはファッションEC運営にとって成長を妨げる大きな要因となります。 自社サイトでECを運営するブランドやメーカーであれば、メールマガジンさらには顧客ごとに最適化したレコメンドオファーなどの会員制度に伴うemailマーケティングの有用性をよくご存知のことでしょう。 こうしたサービスがかなりのリピート率を獲得することはよく知られるところです。さらに、オウンドメディアを活用した展開など、今後のファッションECを取り巻く環境は大きく様変わりしつつあり、ショッピングモールのみでの出店では大きなハンデを背負うことになりかねません。 ECならではのメリットを強化するには、自社サイトの構築、そして顧客データに基づいたマーケティングが欠かせないと言えるでしょう。 付加価値を感じさせないディスプレイ 画像引用元: Stylist ファッションECでは、他サイトでも購入可能な商品を取り扱うことも多いでしょう。その場合、どこで誰が販売しようと、商品の価値自体に変わりはありませんが、だからと言ってディスプレイを工夫しなくてよいというわけではありません。むしろディスプレイに手を加え、他のサイトにはない付加価値を提供することがファッションECにとっては必須と言えるでしょう。 付加価値を感じさせるディスプレイとは、センスや感性に頼るものばかりではありません。例えば、洋服のディスプレイは、一般にモデル着用が良いとされることもありますが、実は必ずしもそうではありません。最近なら、Instagramを中心に流行している平置きコーディネートや、「IQON」のようなコーディネートアプリで見られるコーラージュ風コーディネートなど、洋服それ自体と同様、洋服をよく見せるディスプレイ方法にもトレンドがあるのです。 コーディネートや着こなしの提案は、ファッションECにとって、今後ますます重要になる一方です。洋服をより魅力的に見せるためには、トレンドの観察・リサーチに基づいた「正しい」アピール方法を模索し続けることが必要と言えるでしょう。 実店舗との連携の欠如 画像引用元: Brandview 実店舗の運営と並行してファッションECサイトを立ち上げることもあることでしょう。その場合、単にWeb上の店舗として位置づけ、独立して展開させるのは当世の時流とは合致しません。むしろ実店舗とできるだけ密に連携をとったECサイトの構築を目指すべきです。 例えば、店舗に欠品が出ている場合に顧客をECサイトにスムーズに移行できるよう、各店舗に試着品を充実させたり、徹底した在庫管理を行うなどの対応することで、売り逃がしを防ぐだけでなく、ファッションECあってこその、よりダイナミックな展開が可能になります。 また、実店舗で洋服を試着した上で、ECサイトを通じてより安く気軽に洋服を購入する、いわゆるショールーミングや、実店舗で洋服を購入するための事前準備にECサイトを利用する顧客への対応など、あらゆる販路を想定したオムニチャネル構想に基づくECサイト作りが目指されなくてはなりません。 ECサイトのUIの放置 画像引用元: Linked in ファッションを取り扱う以上、ECサイトのUI(ユーザーインターフェース)にまるで変化がないのは大きな問題です。ECサイトにとってUIは店舗のありようを示していて、商品の入れ替えだけでなく、UIそのもの定期的に手を加えなければ、自ずと客足は減ってしまうものです。 大切なのは美しいデザインではなく、直感的な見やすさ、使い勝手の良さがあり、買い物がしやすいこと。UIには流行もあるので、時には定期的な経費の投入があっても良いですが、日頃からアクセス解析・データ分析を徹底し、流れが滞っている箇所の改善に取り組むだけでも大きな効果が期待できます。 さいごに ECサイトを成功に導くには、少ない情報でどれだけ商品を効果的に見せるかが鍵となります。それには商品について最もよく知るブランドやメーカーの責任者による、ECサイト運営全般への積極的に参加が欠かせません。 ECサイト運営における当事者の不在は、ここでご紹介してきた、ファッションECにおけるタブーの殿をなすと言ってもよいでしょう。実店舗と全く同様、"優良なファッションECサイトとは、ブランドやメーカー責任者が中心となって、顧客の満足のために創意工夫を重ねるという地味な作業によってのみ成し遂げられるのです。"

アパレルECサイトに希望!絶対にマネしたい優れたサービス5選!

依然として苦戦を強いられてはいるものの、アパレル業界には常に新たなサービスが提供され、とりわけWeb上では未知のビジネスチャンスへの可能性に開かれている分野でもあります。 そんな新サービスのうち、今回は近い将来、アパレルECにとって新時代到来のメルクマールになりそうな「ファッションレンタルサービス」を取り挙げます。「ファッションレンタルサービス」は、2014年ごろから徐々に登場し始め、ここへきて認知度が格段に広がり、サービス利用者もかなりの数になってきました。 目下のところ、業界全体としては、さほど大きな動きには見えないかもしれませんが、今のうちにぜひとも倣っておきたい、アパレルECにとっての最重要サービスの一つと言えそうです。 コンシェルジュ型サービスで好循環を実現する「エアクローゼット」 画像引用元:airCLoset 国内では最も古くから展開しているものの一つが「エアクローゼット(airCLoset)」。 はじめに複数のコーディネートを見ながら好みのスタイルやカラー、サイズについての情報を登録し、それに基づいてプロのスタイリストの選別による3点の洋服がまとめて手元に届くというサービスです。月額は6,800円で、しかもクリーニングの必要も返却期限も送料もなし。 利用できる洋服のラインナップとしては、いわゆる「赤文字系雑誌」に掲載される商品が大半を占めています。この「エアクローゼット」が面白いのは、好きな洋服を自分で選ぶのではなく、各ユーザーにとって最適な洋服をチョイスしてくれるという、コンシェルジュ的なサービスを提供している点です。 それによって顧客に多少のサプライズを伴う新しい洋服選びの楽しみ方を提案すると同時に、運営側としてはぜひとも避けたい「欠品」や「貸出中」といった事態を決して招くことがないので、アパレルECにとって示唆するところが多い、きわめて洗練されたシステムと言えます。 特化戦略が功を奏す「ラクサス」 Laxus 次に取り上げたいのが、フランスやイタリアの有名ブランドのバッグをレンタルできる「ラクサス(Laxus)」です。利用額はやはり6,800円で、5,000種類以上の中から好きなバッグを1点選ぶことができます。 予約が可能な品であれば翌日に発送され、返却すれば何種類でも利用することができます。カテゴリー・ブランド・サイズ・カラー別に検索できて、スマートフォン用にアプリも用意されています。数十万円もする高級バッグを手軽に利用できるとあって人気を集めています。 惜しむらくは、人気バッグのあるものはほとんど「貸出中」となっていて、目当てのものになかなかたどり着けないこと。ですが、高級バッグに特化することで多くの顧客を得ることに成功している点は、各アパレルECがこうしたサービスに着手する上で、最もお手本にしやすい事例と言えるでしょう。 「リシェ」に見るO2Oのこれから リシェ Web上で仮登録を済ませ、東京は表参道にある実店舗で好きな洋服を選ぶというユニークなサービスを提供しているのが「リシェ(Licie)」。 アクセスが至便な抜群の立地とブティックさながらの美しい内装の店舗は、月額5,500円で一度に2点までの洋服やバッグ、アクセサリーなどの小物の利用が可能。数千点におよぶ品物は、ドレッシーなワンピースから普段着まで、国内外の有名ブランドを中心とした充実のセレクション。月額500円のトライアルプラン(レンタル期限は1泊2日)が用意されていたり、スタイリストのアドバイスも受けられるというのも嬉しいですね。 他のサービスと異なるのは、利用者は東京近郊に住まいがある人に限定されるのと、2週間のレンタル期限が設けられている点。このように、ちょっと店舗に立ち寄ってそのまま着て出られるという、使い勝手のいいクローゼットを街中に持つという感覚は、アパレルECサイトとの連動をより充実させることで、今後のO2Oの仕組みのあり方を考える上での大いにヒントになりそうです。 持続可能な循環モデルを目指す「サスティナ」 サスティナ 「サスティナ(SUSTINA)」も上で見てきたのと同様の「ファッションレンタルサービス」で、1度に3アイテム利用できるコース(月額4,800円)と5アイテム借りられるコース(月額5,800円)が用意されています。 ユーザーから品物を買い取った品物をレンタルしているという点が大きな特徴で、これは当サイトのコンセプトである「持続可能な(sustainable)」循環モデルにとって有用なシステムで、アイテムのラインナップがやや散漫という印象を受けてしまうのが残念な点です。 これはおそらく7,000以上という膨大なアイテムをディスプレイすることの難しさにも起因していて、非コンシェルジュ型のECサービスが直面せざるを得ない「商品の充実/商品の見やすさ」のジレンマを表しているように思います。アパレルECサイトのこれからを考える上で避けて通ることのできないテーマといえます。 「フレッシュネック」が男性向けサービスの明暗を占う? フレッシュネック 現在日本国内で展開されている「ファッションレンタルサービス」のほとんどは女性をターゲットとしたものですが、「フレッシュネック(FreshNeck)」は男性を対象としたサービスの一つ。 これはもともとアメリカで立ち上がったサービスで、2014年に日本に上陸しました。ネクタイ・ネクタイピン・カフリンクス・ポケットチーフなど、ビジネスユースに特化したアイテムを月額3,800円で返却期限なしに利用できます。誰もが知る海外のトップブランドもラインナップされていて、気に入れば最大40%程度の価格で購入も可能。ネクタイを始めとする男性のビジネスグッズは高い需要があるものの、レンタルしてまで利用しようとする人がどれくらいいるのか興味深いところです。 「ファッションレンタルサービス」がまず女性向けのサービスを展開するのは理解できますが、洋服にお金をかけない傾向が強い男性こそ、もしかするとこうしたサービスは相性が良い恐れもあります。そういう意味では、「フレッシュネック」のようなサービスは、男性向け「ファッションレンタルサービス」にとっての試金石となるかもしれません。 「ファッションレンタルサービス」はSNS時代の申し子 資源を浪費するファストファッションと比べて、リユースやリサイクルといった理念に立脚したスタイルが若者の共感を呼んでいることも確かですが、「ファッションレンタルサービス」が今後のアパレルECのありようを考える上で興味深いのは、次の2点に集約できるでしょう。 まずは利用者に洋服に対する所有の概念が伴わないこと。これは洋服を買って数回着用し、不要になればユーズドセレクトショップやネットオークションで売却するという従来からの流れが常態化していたこととも関係していますが、これまでに増して「洋服=ファッション」という考えが強くなってきていることを示しています。洋服はもはや所有の対象ではなく、流れゆくものを「キャッチ&リリース」する感覚とでも言い換えられるでしょうか。 2点目は、こうしたサービスの利用者には「セカンドハンド」という概念があまりなく、また中古品を身にまとっているという意識も持たないことです。もはやレンタルという言葉さえふさわしくなく、むしろ洋服を「シェア」しているという感覚が適切で、まさにSNSの時代だからこそ人気を集めている現象だと言えます。洋服を「シェア」することで新たなサイクルが生まれつつあるということは、洋服を「売る」アパレルECにとって、大きな問いかけとして受け止めるべきでしょう。 「ファッションレンタルサービス」はアパレルECサイト運営者にとって、より小規模な資本で実現可能な極めて効率の良いビジネスモデルであるということも特筆すべき点として挙げられます。 こうした月額制のファッションレンタルサービスにはすでに数多くの企業が参入していますが、5つの代表的なサイトをご覧いただけるとお分かりの通り、アイテムや利用できるブランドはまだまだ限定的です。取り扱うジャンルやサービスの内容によっては、アパレルECサイトがこれから新規にサービスを立ち上げたとしても決して遅すぎるということはありません。 「売る」から「シェア」「レンタル」へと移行するのは簡単なことではありませんが、こうした動きが今後の大きな潮流となることは間違いないはずです。ぜひ参考になさってください。

透き通るようなデザイン!食品を扱う良質なECサイト5選!

こんにちは、腰が痛くてうつ気味の相馬です。 一度ぎっくり腰やっちゃってるので、腰が「ピキッ」ってなるたびにヒヤヒヤします。 世の中には様々な商品を扱うECサイトがありますが、中でも食品を扱っているECサイトには清潔で美しいデザインの物が多い気がします。「口に入れるものを扱う」ということで、ユーザーの信頼を得るためには、第一印象となる見た目のデザインにも拘る必要があるからでしょうねー。 今回は食品製品を取り扱っているECサイトの中から、特に美しいと感じたECサイトを厳選しました。 どれもこれも商品の美味しさをユーザーに伝えるために、写真だけでなくECサイト全体のデザインに一工夫したものばかり。 食品を扱っているECサイト運営者さんはもちろん、どんなECサイトにも参考になるポイントがあると思います。 食品を扱う魅力的なデザインのECサイト5選 お茶の秋月園オンラインショップ お茶の秋月園オンラインショップ 白ベースが美しい、ちょっと高級なお茶のECサイト。 ヘッダー部分のお茶っ葉を始め、随所にお茶のビジュアルを用いた遊び心あるパーツが散りばめられていて、目にも楽しいECサイトです。 フォント使いや余白の多いレイアウトなど、商品とデザインのマッチングも素晴らしい洗練されたデザインで、ブランディングにも一役買っています。 あらい農園 あらい農園 野菜や生産者などの魅力的な写真をダイナミックにレイアウトした農園のECサイト。 「栽培中の野菜」「農園日誌」など、デザインによって生産者をより身近に感じることが出来ます。生産者の信頼性が重視される野菜という商品において重要なポイントですよね。 実際のショッピングサイトはBASEを利用したものでラインナップが少ないので、もっともっと増えていって欲しいですね。 山本海産物オンラインショップ 山本海産物オンラインショップ 五島列島の名産品を取り扱うECサイト。 サイト全体のデザインの美しさはもちろん、商品ページでは参考レシピの写真も豊富に用意し、さらに一言コメントまで。 細部まで拘ってデザインされた、使いやすく、魅力あふれるECサイト担っています。 商品を買うつもりでアクセスしたわけじゃないのに、ついつい購入しそうになりました。 有限会社ほそや 有限会社ほそや 生産する豚肉の魅力をひたすら解説するECサイト。 ユニークなデザインでも見づらさは感じさせず、むしろ充実したコンテンツ内容に惹きつけるために計算されたレイアウトになっています。豚肉へのこだわりをコレでもかとユーザーに訴えかける、生産者の熱い思いがECサイトから伝わってきます。 味の明太子 博多中洲いとや 味の明太子 博多中洲いとや 明太子のショッピングサイト。 ECサイト定番の白ベースですが、余白のレイアウトやフォント選びが抜群で、和の美しさが際立つデザイン。随所に使った縦書きもいい感じですね。 変にアップで撮影せず、余白を用いた商品写真も魅力的です。 商品写真をアップで撮ったECサイトって多いんですが、こういった和風のサイトには整然と撮影されたこのような写真がぴったりですね。 まとめ:食品の魅力を伝える工夫したデザインを 以上、5つ厳選しました。 どれもハイクオリティなデザインで、ついつい買い物したくなっちゃいます。 5つのサイトに共通しているのは、食品の持つ魅力をサイト全体に浸透させるのはもちろん、随所にこだわりや遊び心を含んだ「ひとひねり」を加えていること。 こういったちょっとしたこだわりは、ユーザーの目と心に響き、商品の魅力をより一層引き出してくれます。 それにしても、お腹が空いてきますね・・・。 ではでは。

今さら聞けない!大手ネットショッピングサイト楽天市場の魅力と特徴とは?

こんにちは!今朝アンパンマンでハンバーガーキッドが出ていて、初めて見たんですがそこからずっとマックが食べたいみっしぇるです。 今回はECサイト運営者なら一度は調べたことがあるであろう「楽天市場」についてお話しようと思います。 お仕事でECサイト関連に携わっていなくても、今や誰でもしっている楽天市場。 実際利用されたことある人もいらっしゃるかと思います。 他の様々なECサイト支援サービスに比べて、明らかに規模が大きくどこにも負けない知名度も持っているため、ECサイトを立ち上げる側も利用する側も魅力的にうつります。 そんな楽天市場。実際その魅力と特徴はなんなのでしょうか? ECサイトを運営する側としては、まず知っておくべきこの2つを、今回はご紹介していきたいと思います。 自慢の集客力とその特徴 楽天市場といえばまずはその会員登録制とは思えないほどの集客力ですよね。 通常買い物をするのに会員登録が必要となると、いくら簡単に済むといわれても億劫に感じてしまい購入まで至らないパターンが少なくありません。 そんな中、楽天市場は2015年12月調べで10,589万人もの会員がいると発表されています。 参照元:数字で見る楽天 実際ログインをしてサービスを利用している会員が7,876万人とありますが、その分残りの会員登録まで済ませている方々は、買い物をする準備ができているということです。 あと一押しでお客様になってもらえる方がこれだけいるというのは決してネガティブな要素ではなくて、むしろ楽天市場の集客力の賜物なのではないかと思います。 更に楽天市場で出店する44,201店舗の中では、楽天市場のショップは利益を得られているが、独自ドメインで制作したサイトでは中々難しいという声があるほどです。 実際、集客数がこれだけある楽天に比べて、独自ドメインサイトは一からすべて自分で作り上げなければなりません。 集客を上げようと思えばSEO対策やSNS活用、そしてネット広告など様々な方法を駆使して知名度を上げていく必要があります。 知識がないと中々継続も対策を考えるのも難しいものです。 もし、そうこうして独自ドメインサイトが軌道に乗っていたとしても、やはり楽天サイトは継続させておくということも多くあるそうです。 販促イベントやキャンペーンが充実 集客力は抜群ですが、そんな中でもやはりどうしても売れない商品は出てきてしまいます。 楽天市場では、そんな商品や数多くある店舗にどうして埋もれてしまう店舗のためにキャンペーンやイベントがとても充実しています。 通販にあまり馴染みがなくて、知らないお店での買い物がまだ抵抗を感じるという方にとって、通販の世界に入っていくきっかけにもなるのではないでしょうか? 楽天のキャンペーンはTVCMを利用しているので、集客力は通常よりもきっと跳ね上がっていることでしょう。そんなキャンペーンに参加しない手はありませんよね。 そこで良い商品はもちろん、良い値段で提供できれば、購買意欲が高まり、キャンペーン後もリピーターとしてサイト訪問してくれるかもしれません。 ただここで注意しておかなければいけないのは、安く売ったからと言ってすべて良い結果がついてくるというわけではありません。 安すぎれば結果赤字になってしまうのは当然ですよね。 赤字になってもそれに見合った利益を得るために、リピーターが増えそうな企画や商品、そしてポイント付与などを検討するといいかもしれません。 楽天スーパーポイントの威力 知らないと損をしてしまう楽天スーパーポイントは、リピーターを増やすための対策としてもってこいのサービスだと言われます。 あまり意識をされない方は、ポイントと言われてもピンとこないかもしれません。 例えば、コンビニで何気なく毎回使用していたカードにいつの間にかポイントがたまっていて、「2000円分割引できますよ」と言われたらどうでしょう?テンション上がりますよね。 楽天でも同様に、買い物するたびにポイントが付与され、イベントによってはポイントが倍になったりするのでお得感倍増なのです。 ある程度ポイントを貯めたら、欲しかったあの商品を買おう!と目標を立てている方もいらっしゃるので、ポイントは侮れない秘密兵器ともいえるでしょう。 個々のお店が個性を発揮できる場 楽天市場は俗にいう「モール型ショップ」という部類になります。 このモール型ショップというものには、楽天の他にAmazonやYahoo!ショッピングなどがあります。 どちらも誰もが聞いたことのあるようなショップですが、ではそれらと楽天市場、何がちがうのでしょうか? Amazonの場合、CMでもよくお見掛けしますし新サービスなどを始めて現在話題沸騰中ともいえます。 集客力でいえばもしかしたら楽天と同等かもしれません。 しかし、楽天はショップのサイトを作ることができますが、Amazonではどちらかというとショップの「ページ」を設けられるといった印象です。 その理由は、まず自分でデザインのカスタマイズができないというところにあります。 ショップが出店している商品一覧を見ても、そこはAmazonの一角にしか見えず、いわゆるショップ独特のセンスやデザインというものは全く見られません。 そのせいかショップの知名度自体を上げるのも厳しいでしょう。 ブランドイメージを伝えることもできないので、ショップに共感してリピーターを増やそうとするのもあまり見込みがありません。 お次はYahoo!ショッピングですが、まずは楽天に比べて集客力はやはり劣ってしまいます。 デザインのカスタムは可能かもしれませんが、これでは独自ドメインサイトを制作した場合より幾分集客力面でマシとはいっても、やはり苦労する面は出てくるかと思います。 結果、どれもそれぞれ素敵な特徴はありますが、個々のコンセプトやブランドイメージ・ショップ名を広めることを考えたら、楽天市場がベストなのではないかという結論に至ります。 最後に 楽天の魅力と特徴をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか? これだけ知名度が高いので、なんとなく楽天を選んでしまっている方もいらっしゃることでしょうが、実際は消費者だけでなくショップ運営側にとっても手厚いサービスが用意されているのです。 最終的に出店場所を選ぶのは、ショップ展開でなにをアピールしていきたいかとどこが一番方針に合っているかによると思うのですが、楽天の場合は出店料や手数料がかかる分だけのメリットはあると思います。 今回の記事を参考にして、今後のECサイト事業展開に役立てて頂ければと思います。 ではこのへんで!

ECサイト運営者なら理解したい!男性と女性の購買パターンの違いとは?

最近生まれて初めて炭酸水を飲んで、味なしの炭酸水なんて一生飲まないと心に決めたみっしぇるです。こんにちは!のどがじゅわじゅわしてただ痛いだけで、なにもいい思い出になりませんでした… そんな炭酸水だけでなく、何を購入する際にも人はまず考えます。 この商品を買って自分にメリットはあるのか? そもそもこれによって自分の目的は達成されるのか? この商品の値段はどうだ? この他にも、無意識に色んな事を考えて品定めをしているはずです。 私は今回、炭酸水は健康にいいと聞き購入に至ったわけですが、健康よりも辛さの方が買ってしまったのでリピーターにはなれませんでした。 こういった消費者側の思考というものは、ECサイトを運営している人にとっては、ずっと頭に置いておかなければいけない重要なものですもあります。 いくら良質な商品を用意し、接客対応も改善を重ね、自分の思う使いやすいサイトを立ち上げることができても、「ある目的」を胸に訪れた消費者が共感できなければ離脱してしまいます。 自慢の対応の良さや商品を披露することもなく終わってしまいますよね。 では、消費者に選んでもらえるECサイトとはどういったものなのでしょうか? それを解き明かすためには、まず「男性と女性の購買パターン」というものを理解しておかなければなりません。 男女でECサイトの見方が違う? 脳科学的に男性と女性の認識的違いは生まれつき異なっていると言われるくらいですから、性格や趣味が男女で違うように、購買パターンやサイトの見方も当然違ってきます。 男女の兄弟がいる家庭をお持ちの方はよく見る光景だと思います。 例えば女の子は小さい頃におままごとやお人形で遊びますよね。コミュニケーションを重視し、社会性のある遊びだといえます。それに対して男の子は、ロボットや乗り物・LEGOなどに興味を示し、空想的な遊び方をします。 女性が現実的で男性はロマンを求める、というのも、こういう趣味思考を見るとうなずけますね。 さらに、男女の違いについて早稲田大学の森川友義教授はこうおっしゃっています。 我々の遺伝子の進化は非常に遅く、狩猟採集時代の遺伝子を引きずっています。農耕社会から産業社会になるまでの期間が大変短かったため、遺伝子が追いついていないのです。狩猟採集時代においては、男性は、狩猟している最中に会話をしていたら獲物が逃げてしまうので、必要最低限の目的のある会話しかしなくなり、その結果、「目的を解決するための解決脳」になっています。一方の女性は、いつ獲物に襲われるか分からないので、声をだすことで互いの存在を確認しなくてはいけませんでした。そのため、目的がなくても会話をする必要があり、女性の脳は、声を出して共感し合う「共感脳」というものに進化しました。 ロマンを求めつつも、目的意識が高く、物事を体系的に考えることを得意とする男性と、現実的でコミュニケーションを通じて共感し合うことで相手の表情やニュアンスを読み取ることを得意とする女性。 ここまででこれらの特徴は理解できました。 ではこれらを踏まえて、ECサイトを作るにはどう参考にすべきなのでしょうか? 実際にECサイトを利用した際の分析結果 CNET JAPANさんでは、「アイトラッキング分析」という方法で、実際に男女の違いを調査されています。 内容としては、男女の被験者に実際にECサイト(ここでは楽天)を使用してバレンタイン・ホワイトデーのための買い物をしてもらい、サイトのどこをクリックし何を見て、最終的にどういった理由で商品を選んだのかを見ていくといったものです。 参考元:ECサイトの画面設計--男と女、買い物の行動パターンはどう違う? 上記の画像は、調査の中で男性がクリックした箇所を画像化したものです。 この実験から、男女のECサイトの使い方の違いというものがハッキリ現れました。 女性は商品の細かい情報とイメージやコンセプトを重視 まず女性は、サイトのカテゴリや特集バナーから商品探しを始めました。 バレンタインなので漠然と「チョコレート」を探しに来たのではなく、「上品なチョコレート」や「有名店の洋菓子」などある程度こだわりを持っている女性は、特集などの「デザインチョコ」や「話題のショコラ」などの文言を見て、自分の求める商品があるかもしれないと感じるのでしょう。 更に女性は男性に比べて、かなり長い時間サイトに滞在し、クリック数も多く、様々なページを見ています。バナーなどにも目がいくためということがありますが、自分が買おうとしている商品を「もっとよく知ろう」としているのが伺えます。 サイト訪問後話を聞いてみると、パッケージやデザインなどの細かいところを見て品定めしている傾向にもありました。 見た目がかわいいから~と決めてしまうのかと思いきや、商品の見た目だけでなく細かい部分まで見ていることから、商品詳細ページの重要性がどんなものかわかりますね。 以上のことから、女性は目的をより深くしようとサイトに訪れることがわかります。 よって、女性の求めるようなECサイトというのはこのようになります。 画像は良質なだけではなく、パッケージや商品の細部までわかるようなものを コンセプトやイメージが伝わりやすいような文言を使用して打ち出すこと ブラウジングが楽しめるような幅広いコンテンツを配置すること 執筆者の私自身女なので、この結果をみて深くうなずけます。 見た目重視ではありますが、そういわれれば商品の細かい部分が気になって、気に入ったものがあってもひとまず他のものを見て比べながら選んでいるような気がします。 そして散々いろんな商品・サイトを見てひと段落したころには、かなりの時間が経過しているということはよくあります。 男性はデータ情報と目的達成を重視 バナーなどを見る女性に対し、被験者の男性はすぐに検索することを選びました。 なかには「バナーはあえて押さない」という人も。 更には、ランキングや売れた個数などの情報を見て情報収集を行う人や「ランキングの商品はあえて避ける」と答えた人もいたそうです。 なんだそれは?と一瞬思いますが、この言動は「データ情報」を参考に商品を選ぼうとしていることがわかります。 ランキングを利用した方は人気だという情報をもとに、自分の目的を達成しようとしています。 ランキングやバナーを使用しないことを選択した方は、それらに載っている商品は●●だからと自分なりの分析で他の物を選び目的を達成しようとしています。 両者とも、データ情報に左右されていることには変わりありません。 また次に見られたのが「金額フィルター」と「セット・詰め合わせで絞込」です。 ある予算の中で合理的なものを買おうとしていることがわかりますね。 イメージ重視で商品を選ぶ女性に対して、また異なった行動となりました 以上の事から、男性は目的の情報を得るためにサイトを訪れることがわかります。 男性がECサイトに求めるものはこのようになります。 検索機能はもちろん、絞込やフィルター機能があれば尚良し ランキングや売り上げ情報などのデータを配置すること セット売りやギフトセットなど合理的に感じる文言で打ち出すこと 女性とは全く違う結果になりましたね! 得た知識をECサイトに応用する ここまでで男女の違い、そしてサイトを見る際の思考や傾向がわかったと思います。 こんなに違うんだったら、サイトを男性用と女性用にわけなければいけないのではないか?と思われる方もいらっしゃると思いますが、決してそういう訳ではありません。 実際、今回実験で使用された楽天市場は男女両方に重宝されているサイトです。 また、自分のサイトの訪問者の男女比を分析し、その比率に合わせたサイト作りをするのも手だと思います。 では得た知識を実際に自身のECサイトに応用するにはどうしたらいいのか? 女性の場合 例えば、女性の場合、商品の細部までこだわって見ることから、商品詳細ページはしっかり作りこまなければなりません。 商品の写真は何パターンも用意し、手に取らなくても想像できるようにしておくことです。 サイズや色などの細かい情報も必要です。 特集を組むのなら、ただ派手なバナーではなく、どんな特集か・どう自分にとって利益があるのかがわかるような文言をそえて打ち出しましょう。そしてコンテンツ内容は限定せず幅広く、たくさん用意しましょう。関連商品の設置も、女性にはとても効果的でしょう。 男性の場合 次に男性の場合ですが、共感出来たらクリックしたいと感じてくれる女性に対して、自分の目的に合致していなければ見ようとしない男性はバナーの設置箇所や打ち出し方に気を付けるべきです。 目的の商品がそこにあると思わせるようなキャッチコピーで興味をもってもらいましょう。 男性はサイトを一つの「ツール」だと認識している傾向にあるので、いかにそのツールが目的達成のために役立つのかが重要です。 なのでランキングなどの確かなデータ情報を与えて、目的達成のための情報提供をしましょう。 まとめ 男女の違いを今回はお話ししましたが、いかがでしたでしょうか? 実際の実験結果や脳科学的情報からみても、男女の違いはあきらかです。 思考が違えば言動も違い、女の(男の)気持ちなんかわからん!という人もいますが、ここまで違えばそれもしょうがないことのように思えますね! 気持ちの理解はできなくても、今回お話した知識を利用して自身のサイトに活用することは、今後の集客・売上アップに確実につながってくるのではないかと思います。 最近よく言っているような気がしますが、まずは「消費者の立場に立つこと」です。 男女について知るのも、消費者を理解することなので、しっかり知識を得て今度に役立てて頂ければと思います。 では今日はこのへんで。 みっしぇるでした!

ECデザインの参考に!海外のインテリア系ECサイト5選!

相変わらず何か欲しくなるとすぐネットで通販サイトをみてしまうみっしぇるです。こんにちは! 近頃ECサイトといえばファッション系のサイトのお話しをさせてもらうことが多かったのですが、今回はインテリアです! インテリア関連もネットで購入したことがあるのですが、やはり遠くのお店まで行かなくても検索するだけで理想のおしゃれな家具や雑貨が見れるのはとてもいいですよね。 インテリア雑貨を取り扱うECサイトを運営している方やそれを検討している方もきっと少なくないはずです。 しかし、取り扱う商品が違うので、やはりファッション系などのECサイトと同じ作りやデザインにするわけにはいきません。 インテリアを見に来る人なりの見たいところがあり、それをうまく魅せることができるようなサイトデザインが必要です。 今回は、おしゃれで洗練されたデザインの多いインテリアを扱う海外のインテリア系ECサイトを5選ご紹介しようと思います。 CABLE https://cableisdesign.com/ スタイリッシュで幾何学模様のような模様やユニークな形をした家具や雑貨が多く揃っているECサイトです。 生活感をあまり感じさせない様な暮らしがイメージしやすいような、写真重視でグリットを利用したデザインとなっていますね。 商品一覧には商品単体のみ載せ、詳細ページに商品使用風景を見せているのですが、どのページをみてもシンプルで白を基調としています。 このECサイトの無機質なイメージがよく伝わってきますね。 FUNCTIONALS https://functionals.eu/ ロゴがとても個性的でサイトを開いてすぐモダンな印象を受けますね。 こちらのサイトもシンプルにまとめられているのですが、動きが多くてあまり飽きがこないデザインになっています。 商品一覧で、商品に触れると写真が変化するようなちょっとした工夫を加え、より消費者を惹きつけられるように努力しているのがうかがえます。 ただシンプルなだけじゃない、消費者のことも考えられたサイトになっていると感じます。 living edge https://livingedge.com.au/ スタイリッシュというよりかは、ユニークでアーティスティックなイメージのあるインテリアグッズを取り扱うこちらのECサイト。 ナビゲーションなどはすべてしまっておいて、のびのびと商品紹介ができるようにスペースを活用しています。 ページを表示する際にアニメーションをプラスすることによって、ちょっとした他とは違う雰囲気も感じますね。商品の詳細ページもしっかり作りこまれていて、写真も綺麗で全体的に印象が良いイメージでした! ARIA https://www.ariashop.co.uk/ 淡い色でまとめてカラフルな家具の写真が映えるようになっている、こちらのECサイトは、Journalというコンテンツも用意されています。 母の日の特集やリラックスするための家具特集などがあって、商品購入のヒントになりそうな情報発信も行っています。 JONATHAN ADLER https://www.jonathanadler.com/ サイトを開いてまず最初に思うのが、色の多さ。 サイト自体は白を基調とし文字を紺色に統一させたシンプルな配色ではあるのですが、取り扱い商品と写真の背景がカラフルでパッと明るい印象を与えます。 サイト全体のデザインも、スタイリッシュ過ぎずある意味安心感のあるしっかりとした作りとなっています。 商品単体を見るとなんだか派手だな、と思ってしまうものもありますが、インテリアコーディネーターの腕が良いのでしょうか?部屋とうまくマッチングしていて違和感のない個性的な部屋を作り出していて、消費者を惹きつける何かを感じますね! まとめ 以上、海外のインテリア系ECサイトを5選ご紹介してきました。 全体的にシンプルやスタイリッシュなどを意識したサイトが多かったように感じますが、それも商品を綺麗に魅せるための方法の1つです。 ただ一言にシンプルといっても、それぞれのショップやブランドによって消費者に伝えたいイメージがあるので、5つのサイトが5つ共違った個性を見ることが出来ました。 これからECサイトを作ろうという方も、すでに運営しているサイトをリニューアルなどでもっと良くしたいという人も、今回ご紹介した5つのサイトのようにブランドイメージを正確に伝え、消費者が利用したいと思えるようなサイト構成・デザインになるようがんばりましょう! では今回はこの辺で、みっしぇるでした!

ECサイトにレスポシンブデザインは必要か?メリットとデメリットをまとめました!

こんにちは、海外では色んな味のモンスターエナジーがあることを知って、アメリカに住む友達に送ってもらうようにお願いしたモンスターエナジー中毒の相馬です。 聞くところによると20種類以上あるそうな。ぜひ飲んでみたい・・・飲み比べしたい・・・。 話変わって、今回はレスポンシブデザインとECサイトのお話です。 ECサイト、特に国内のものに関しては、レスポンシブで構築された例は現状(2016年2月)あまり見かけません。 スマホユーザーの重要度が上がり、全体的にこれだけレスポンシブデザインのWebサイトが増えている中、なぜECサイトではレスポンシブが増えていかないのでしょうか? 今回は、レスポンシブデザインのメリットとデメリットを整理しつつ、「結局ECサイトに向いてるの?向いてないの?」というところを考えてみたいと思います。 ECサイト運営者さんやWebに関わる人間であれば結構気になるこの問題。ちょっとじっくり考えてみましょう。 レスポンシブでのサイト構築のメリット まずはレスポンシブデザインのメリットを見ていきます。当たり前ですが、ほとんどが運営者や制作者側のメリットになってきます。 更新や修正が楽 これはレスポンシブに変わってまず感じること。 PC向け、スマホ向け、というように、デバイス毎にデザインを分けてサイトを運営すると、修正や更新が結構手間なのがネックです。手間だけならまだいいんですが、統一性や漏れなど、ヒューマンエラーも起きやすい。上の写真のような状況担ってしまうこともしばしば。 それに比べてレスポンシブは、修正するものは一つで済みます。ひとつのページで、全デバイスに対応させることが前提になっているので、当たり前といえば当たり前の話です。 特にECサイトになってくると、キャンペーンページや特集ページなど、新しいページを増やすことが割りと多いはずですよね。 そんな時にレスポンシブで運用していると、作業はずいぶんと楽です。逆に各デバイスごとに用意していたら単純に倍々で作業は増えていきます。想像しただけでも辛いですよね。 SEOに強い 天下のGoogleはレスポンシブデザインを強く推奨しています。 「モバイルファースト」という言葉ももう定着してきました。これだけでもSEOに強いと言ってしまっても構わないと思いますが、キチンとした根拠もあります。 それはURLが単一だということ。 デバイスごとにページを分けていると、その分URLも違ってきます。これって思った以上に厄介なんです。 FacebookやTwitterなどのSNSやサイトからの外部リンクの場合、ECサイト運営側でリダイレクト設定してあげないと、スマホなのにPCサイトにアクセスしてしまう・・・といった現象が起こってしまいます。最悪リンク切れという事態にもなりかねません。今でもたまに見かけますよね。 これらのことは、順位に大いに影響アリです。 「リダイレクトする」という一手間が、不具合やミスを引き起こすことは制作の人間なら感じるはず。 SEO効果だけでなく、このような一手間をゼロにしてくれるのも、レスポンシブの魅力です。 新たなデバイスへの対応力 これは先を見越した対応になります。 デバイスごとにページを用意している場合、新たな画面サイズのデバイスに対応する時が厄介です。 思わぬピクセル比のデバイスが登場した時にその都度ページごとの見直しが必要になります。 その点、レスポンシブはそんなリスクが低くなります。 基本的にサイズに合わせてリキッドでデザインしていくレスポンシブは、レイアウトの破綻も少なくなります。 レスポンシブでのサイト構築のデメリット 続いて、レスポンシブのデメリット。結論から言うと、比較的新しい技術ならではのデメリットが目立ちます。 導入ハードルが高い これは制作側の課題でもあります。 レスポンシブが登場してから時間が経ちますが、制作側、そして運営側でもレスポンシブが持つ可能性をまだまだ持て余している印象があります。時間と、制作側の努力によって解決しなければいけない課題です。 表示時間が遅くなる レスポンシブの場合、PC、スマホに関係なく、パーツや画像は同じ物を使用します。 逆にPC、デバイス毎にページを用意する場合、制作段階からそれぞれの画面サイズに合わせたパーツ作りや画像を用意するため、容量を抑えやすくなります。 古いブラウザへの対応に手間がかかる これはPC環境においてのデメリット。 マイクロソフトが古いバージョンのIEをぞくぞく切り捨てているとはいえ、古いブラウザを使っているユーザーはまだまだいます。いわゆる最近の技術であるレスポンシブは、当然古いブラウザでは対応しきれません。 ECサイトに対応した事例が少ない これは元も子もない課題ですが、まだまだECサイトにレスポンシブを採用した事例は少ないです。 だからこの記事を書いてるんですけども。 事例が増えてくると、普及速度は加速して、いずれはそれがスタンダードになります。 レスポンシブECサイトの場合は、登場から普及までが確かに少し時間がかかっている印象があります。 んで、結局ECサイトにレスポンシブは向いているの? はい、レスポンシブのメリットとデメリットを挙げました。 個人的な結論を言うと、レスポンシブはECサイトに向いていると思います。 確かに、まだまだ課題はありますが、上に挙げたデメリットはどれも、これから解決していける問題ばかりです。 技術側の努力によっては、すぐにでも解決できそうなものもあります。 むしろメリット面を見れば、「早くレスポンシブがスタンダードにならんかな」と思っている制作者は多いかもしれませんね。 メリットとして挙げた3つの条件を見ていくと、以下の様なサイトはレスポンシブに向いていると言えそうです。 ページ数が多く、更新頻度も高いサイト→更新や修正が楽 検索エンジンからの流入が大切なサイト→SEOに強い PC以外にも、スマホ、タブレットといったマルチデバイスへの対応が重要なサイト→新たなデバイスへの対応力 この3つ、ECサイトのことを言ってるみたいじゃないですか? 特に楽天やAmazonのようなモール店舗型ではなく、大元の自社ECサイトにぴったりな気がします。 まとめ:過去にとらわれず、新しい技術を取り入れていくことをまず意識する まだまだECサイトにレスポンシブが少ない理由としては、リニューアルの難しさがあると思います。売上に直結するECサイトは、機能していれば機能しているほどリニューアルは難しくなります。 また、外部ショッピングカートやモール型のものに関しては、そもそも運営側がレスポンシブにしたくても出来ないという事情もあります。レスポンシブにするには追加料金が必要、というケースもありそうですよね。 とはいっても、Webに関して新しい技術が生まれる時は、その技術がユーザーにとって魅力的であるから、という場合がほとんど。レスポンシブにしても、技術面をクリアできればユーザーにとって魅力であることは間違いありません。 新しい技術は当然ハードルが高いもの。 技術者、運営者側としては費用と工数もかかることが多いですが、ユーザーにとっては新しい技術は便利であったり魅力であったりするものです。ユーザーにとって魅力的なものは、結果的に売上や集客力のアップに繋がっていきます。 レスポンシブに限らず、新しい物はどんどん取り入れていきたいですね。そうすれば、日本のWebのクオリティの発展にも繋がっていくでしょう。

売れない→売れるに!売上倍増!ECサイトを見直す3つのポイント!

こんにちは、妙に暖かい日に片付けたこたつを、最近また出そうか迷っている相馬です。 さてさて、このブログを見に来ていただいたECサイトの運営者さんの中には、売上がなかなか上がらないことが悩み・・・という方も多いはず。ましてやWebサイト運営の知識や経験が無ければ、ECサイトの売上をアップさせることはなかなか難しい問題です。 ECサイトの売上を上げるためには、サイトにはアクセスしたけど「購入しなかったユーザー」にも目を向けなければなりません。 今回は、「売れないECサイト」から「売れるECサイト」になるためのポイントを3つご紹介します。 売れるECサイトになるための第一歩として、頭に入れておくと、運営していく中で役に立つ時が来ると思います。 まずは自社のECサイトの現状を把握する 売れない売れないと悩んでいても、何もしなければ売れるわけではありません。 「商品に魅力があるから」というだけでは、売れるECサイトにはなれません。その魅力をユーザーに伝えなければならないからです。実際のお店では、商品を間近で見ることが出来ますが、ECサイトでは目の前のモニターでしか見ることが出来ないのです。 まずは、売れない理由を炙りださなければなりません。 ひとつひとつ丁寧に、現状のECサイトがどういう状態なのかを把握し、対策を立てていくことが必要です。 総アクセス数は? アクセス数に対して購入に至った割合は? 商品詳細までたどり着いた人数は? トップページだけ訪れた人数は? 何曜日の何時にアクセスが多い? 人気の商品は? どんなキーワードで検索されている? 最低でもこれらについてどうなっているか、把握しておくことは必須です。 でないと、現状のECサイトでどこを改善していけば良いのかが分かりません。 これらを把握したうえで、どこに注目して改善策を考えていくのか、3つに分けてまとめました。 商品ページにどれだけのアクセスがあるか トップページだけにアクセスが集まるサイトが、売れるECサイトではないですよね。 目的はアクセスを集めることではなく、商品を売ることのはずです。 極論、トップページのアクセスがなくても、商品が売れていればECサイトの目的は達成しています。 売上を伸ばすためには、より多くの商品を見てもらって、購入ボタンをクリックしてもらう数を増やせば良い、という考え方です。 迷いやすいサイト設計だと、商品ページよりも他のページのアクセスが増える一方。ユーザーが求めている商品に、できるだけ少ないステップで導いてあげることができれば、商品ページへのアクセスは増やすことができるでしょう。 再優先ですべきこと 商品ページへの到達率が悪い場合、サイト内検索が上手く機能していない可能性が高いです。まずはここを改善するべきです。 検索フォームを設置していても、商品名や商品ページ内の商品説明文がきちんと最適化されていなければ、ユーザーが求める商品は検索には引っかかりません。「美味しい フルーツ」で検索したユーザーに、「いちご」が該当するように商品説明文を作っているか、ということです。 これは極端な例ですが、サイト内検索が上手く機能していないECサイトが多いのも事実です。 カートに入れた人がどれだけいるか 商品ページまでたどり着いたということは、その商品について購入を検討した可能性が高いユーザーです。 そこまでいってもカートに入れなかったということは、何かしら商品に不満があったか、あるいはほかのサイトと比較して辞めてしまったということです。 その原因をが把握するために、商品ページに辿り着いた中で、どのくらいの人がカートに入れているかを把握しましょう。 再優先ですべきこと もし商品ページに訪れた人が多くても、実際にカートに入れた人が少なければ、まずは同じ商品を取り扱う競合サイトを見てみましょう。 もしかしたら、単純に値段が安いかもしれません。それであれば、価格設定の見直しが必要です。 他にも、競合サイトの方が商品の詳しい説明があったり、写真のクオリティが高かったりするかもしれません。 原因がわかれば、対策を立てることができるはずです。 原因を明確にするために、カートに入れた人の割合は把握しておく必要があるのです。 購入まで至った割合 商品をカートに実際に入れたのに、購入には至らないケース。この割合が多いのはECサイトにとって、とてももったいないパターンです。これを把握しておかないのは、ECサイトを運営するうえで致命的です。 この割合は、一般的に7割にも登ると言われています。10人がカートに入れても7人が購入しないなんて、運営者さんにとっては悪夢のように感じますが、コレが現実です。少しでも購入率を上げたいですよね。 再優先ですべきこと 購入率が悪いということは、商品には満足しているけど、何かが気にかかってユーザーのテンションを落としてしまった可能性があります。そのテンションを落としたきっかけを探りましょう。 まず大事なことは「いつになったら買えるの?」と思わせないこと。きちんと購入完了までのステップを明記しましょう。 購入するボタンを押してから、あとどのくらいで商品が買えるのかが分からないといけません。 スーパーなどで、レジに並んだけど、混んでいてなかなか進まないと、気分がどんどん萎えてきますよね。それと同じです。 また、ページの移動処理が遅かったり、お客さま情報を入力する項目が多すぎたりしませんか? ページ表示が遅いと、ユーザーはすぐに離れていきます。検証は必須です。 入力項目が多いと、めんどくさくてウインドウを閉じてしまいます。不要なアンケートなどは、購入ステップには含まないほうが良いでしょう。 まとめ:当たり前のことを、当たり前に対策する 実際の店舗では当たり前のように対策することでも、Web上では疎かにしているECサイトはとても多いのが現状です。 リアルでは「接客サービス」でフォローが出来ますが、ECサイトでは顔を合わせた接客は出来ません。 ECサイトにおける接客とは、ユーザーがいかに使いやすいかに配慮することです。 今回上げた3つのポイントは、考えれば当たり前のことばかりです。 売上を伸ばすECサイトになるためには、まず当たり前のことができているかに目を向けることが先決です。 それでは、以上になります!

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