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アパレル業界必見!アパレルECの今後の展望とは?

ショップ店員さんに話しかけられると、悩んでいてもとりあえず「見てるだけです」的なことを言ってしまうみっしぇるです。こんにちは! 近頃では「買い物をする=デパートへ行く」ではなく「PC・スマホで検索する」という人が増えてきています。 それもPCやスマホの普及し、一般家庭で自由に使用できるようになったので、その分通販での商品購入が気軽に行えるようになったからなのでしょう。 そのせいかアパレル系のショップでブランドイメージをPRするためのサイトだけでなく、オンラインショップも展開するところが多くみられます。 これだけECサイトが賑わっているアパレル業界ですが、では今後のアパレルECはどうなっていくのでしょうか? 本当にこれから先もずっと需要があるものなのか? 今話題だからこそそういった部分も気になるところですよね。 今回はこれからのアパレルECについてをお話していこうと思います。 アパレル業界の変化 以前はECサイトは海外のものが主流で、翻訳もいまいちされていないものが多かったようです。 そのため当時のECサイト利用者はかなり限られており、知名度もまたあまりなかったといわれています。 今となっては日本語訳がきちんとされていて、しっかり日本の消費者をターゲットとして含め事業展開を行っている所が増えてきています。 なぜそのように変わってきたのか?それはやはりPCとスマホの普及が大きく左右しています。 冒頭でも触れましたが、徐々にPCが「高価で特別なもの」から「一般家庭でも持っておくと便利なもの」へと変貌を遂げ、更には携帯電話までPCのような機能が搭載されスマートフォンが誕生しました。 ネットに触れる機会が増えたことで、企業としてはネットを利用した事業を展開しようとサービス案を模索し始めます。 ゲーム・ニュースサイト・ビジネスツールなどなど、もちろんその中ECサイトも含まれていたのでしょう。 ネットはそこからも着々と利用者を増やし、現在ではあって当たり前の存在とまでなりました。そうしてECサイトの知名度も上がってきたのですが、それに伴ってある変化が起こりました。 百貨店業界の傾きです。 売上が中々伸びず、結果他店と合併せざるを得なくなった百貨店もありました。 そんな中、反比例するようにEC業界は売り上げを伸ばしていきました。 ※日本のBtoC EC市場規模の推移(経済産業省の公表) この動きによって、百貨店やショッピングモールなどに出店していた店舗は、店舗を所有しながらも同時にECサイトでの販売を行うようになり、今やそれが一般的となりつつあります。 ECを伸ばすための努力 ネットが主体となってしまった今、これまでの売り方では消費者はついてきてくれません。 世間の興味が変わったことによって、商売する場所が変わり、更には商売方法まで変えなければならなくなりました。 ネガティブのように感じてしまいますが、これによって更にネット界隈が賑わったのも事実です。 例えば、今までは店頭で実際に手に取ってサイズや質感、色などをじっくり見ることができたのに対して、ECサイトは写真と詳細情報から商品をイメージすることしかできません。 これに対する対策は、「色やサイズ違いなどは、購入後●週間までなら無料で交換・返品可能」と打ち出し、自宅をフィッティングルーム化させること。 更に送料は無料と付け加えれば、それならいいかな!と少しネットでの購入が気軽で身近に感じられるのです。さらに言えば、そこまで消費者のことを考えて対応してくれているので、信頼感も生まれるかもしれません。 更には私自身はあまり好まないのですが、店頭では店員さんが話しかけてくれて相談にのってもらったりすることができますが、ネットでは自分ひとりなので「コーディネートがうまくできない」「着こなし方がわからない」という声が上がってしまうこともあるようです。 これに対する対策は、ECサイトの商品詳細に載せる写真は商品単体だけではなくスタッフやモデルが着用しているところも載せ、更にBLOGやSNSを利用して商品を利用したコーディネートを紹介するようにしました。 これによってSNSで小さなコミュニケーションが生まれ、知名度UPや消費者との距離が縮まります。 この他にもポイント制度を導入しリピーターを募り、ネット上だからこそできるSNSを活用したキャンペーンを実施するなど、様々な方法でECサイトをどんどん売上を伸ばし、共に店舗数も増やしていっているのです。 アパレルECの今後 百貨店の縮小により、今や商品販売手段は現場販売だけではなくなってきています。 店舗を持ちつつ、ECサイトと連携して商品を販売していくスタイルが増えている中、世間はこれから先もどんどんそんな販売スタイルを求めていくようになります。 理由としては、PC・スマホの普及が影響していると上記で行ってきましたが、近頃では若者のPC離れも始まっています。それに伴いスマホの進歩が進み始め、アプリが登場したことでサイトとアプリの連携も見られるようになりました。 今後はアプリとの連携が主流となっていくかもしれませんし、また更なるツールが開発されそれを活用したキャンペーンや販売方法が発案されるかもしれません。 どんな新しいものが登場するにしても、世間はスマホで自由に商品観覧や購入ができることを求めていくでしょう。 ただいえることは、どんなに販売形態が変わっても、消費者の声がすべてを左右するということは変わらないということです。 ECサイトでは、商品を手に取れない分それを補う対策をしたように、今後も声に合わせた試行錯誤は続くことでしょう。 そして変化は続くでしょうが、この業界が衰退していくことはなく、むしろ活気を見せていくのではないかと私は思います。もし、アパレル業界でECサイトを作ることに少し疑問を感じている方がいらっしゃったら、今回の記事を通して、この業界はこれからも時代とともに成長していくものだと感じて頂ければ幸いです。 では今回はこの辺で。みっしぇるでした!

徹底解説!ファッションECサイトの流行はメディア化?その理由とは?

ファッションECサイト戦略の一つとして、いわゆるメディア化の傾向が目立つようになってきました。 情報発信やコミュニケーション機能の強化によって、ECサイトの間口を広くしようとする動きが流行していると言い換えてもいいでしょう。 単なるお買い物のためのプラットフォームよりも、なにか面白いことを探してふらっとのぞきたくなるような導線を持つサイトの方が、より消費者を誘い込みやすいというわけです。ファッションECサイトをメディア化する取り組みについて、いくつか具体例をご紹介しながら解説していきます。 WebマガジンによってECサイトをメディア化 引用:NET A PORTER ファッションECがメディア化する例として、とりわけ欧米で主流になっているのが、いわゆるコンテンツの充実によってECサイトをメディア化する動きです。ロンドンを拠点とし、主にラグジュアリーブランドを扱う大手ファッションEC「ネッタポルテ(Net-a-Porter)」などは、サイト内にWebマガジンを掲載。 セレブリティをカバーに起用し、まさに雑誌のページをめくるような感覚で読ませる記事の中で、華麗に商品を紹介していきます。 こうしたタイプのECサイトでは、「ネッタポルテ」のように緻密に編集されたものだけでなく、時事ニュースやトレンドを加味したキュレーション形式でコンテンツが作成されることがあります。 そのため、記事自体が時間を経て鮮度を失ったり、記事で紹介している商品がいずれ販売を終了してしまうことも少なくありません。これはファッションECサイトの場合とくに顕著な傾向であり、大きな弱みとも言えます。 記事をアーカイブする場合、サイトの威信を傷つけないためには、例えば商品のリンクが切れてしまった状態でも、引き続き読み物としてブランディングに役立つようなコンテンツの充実が不可欠になります。 オウンドメディアを活用したECサイト 画像引用元:オンナノコノキブーン アパレルECサイトには、オウンドメディアの活用という形でメディア化する動きもあります。 例えば「アダストリア(ADASTRIA)」によるブランド「ローリーズファーム(LOWRYS FARM)」が運営する「オンナノコノキブーン」では、公式ルックブックのほか、ショップスタッフによるコーディネート写真や人気モデルを起用したスタイリング、さらに四コマ漫画、キュレーション記事などの情報などを配信。完全な読み物と商品紹介とが混在する「総合情報サイト」となっています。 「ローリーズファーム」はこれとは別にECサイトを運営していて、この「オンナノコノキブーン」は言うなればオウンドメディアという位置づけ。両者間ではコンテンツがかなり共有されており、やや位置関係が混乱している感が否めませんが、InstagramやTwitterなどSNSと連動したキャンペーンを実施するなど意欲的です。 ファッションECサイトにとって、オウンドメディアの有用性を問う一つの指標になるように思えて、今後の展開が気になるところです。 動画コンテンツがファッションECサイトの台風の目に!? 画像引用元:C-Channel ファッションECサイトのメディア化の今後の方向性として、とても示唆的と思える例を最後にご紹介しておきます。「C-Channel」はモデルやタレントを起用し、ファッションに限らず、グルメや旅行などさまざまな情報を配信する動画ファッションマガジン。 「LINE株式会社」元代表取締役社長である森川亮氏が立ち上げた企業ということでも話題ですね。店舗やヘアスタイルなどを紹介する動画は長いものでおよそ1分程度。とりわけスマートフォンでのユーザビリティが高く、プロによる編集ということもあり、どれもコンパクトにまとまっていて小気味よい。 伝えたい情報を効果的に伝えるという意味では、どことなくテレビを見ているのに似ているけれど、実のところ、まるで違う印象を受けます。PVなどとも違う、軽やかで、ほどよい手作りの質感のなかに、信ぴょう性とか臨場感のようなものを感じとることができるのです。 「C-Channel」自体は今のところECを展開していませんが、ファッションECのメディア化において、SNSの洗礼を受けた、こうした新しいタイプの動画が果たす役割は今後ますます大きくなることが予想されます。 さいごに 画像引用元:L'Atelier メディア化したECサイトの目的は、あからさまでないにしても、何らかの形で消費者の購買意欲を掻き立てることにあります。しかし、いかにも自社ブランドの商品紹介のようなものでは煙たがられる傾向に。 ファッションに限らず、ECサイトのメデイア化を成功させる鍵は、売りたい商品がはじめにあり、それに肉付けしていくようなコンテンツ作りからの脱却です。 従来のメディアで展開されてきたような広告宣伝の仕組みは、メディア化したECとは親和性が低位という特徴があります。消費者に対して商品の購入を持ちかけるだけの明確なロジックが売る側には構築されていなくてはなりません(たとえそれが見せかけだとしても)。 ECサイト自体が有能な「営業マン」ではなく、よりストアロイヤリティを集めることのできる第三者的なインフルエンサーとして機能することが期待されていると言えるかもしれません。

見て学びたい!おしゃれなファッション系ECサイト5選!

ファッションECサイトにとって、おしゃれで見栄えのするウェブデザインは欠かせません。 ただし、美しさを競い合うのではなく、集客という目的がある以上、「おしゃれ」の捉え方が鍵となります。 前衛的なデザイン、ユーザビリティの高いデザイン、いずれもディレクション次第で「おしゃれ」なサイトに収束させることは可能です。 それぞれに明確な方向性のもとで構築された「おしゃれ」なファッション系ECサイトご紹介します。 「リステア」:中身(コンテンツ)のある「おしゃれ」 画像引用元: RESTIR ハイエンドセレクトショップだけあって、「リステア(RESTIR)」のECサイトはきわめてスタイリッシュ。 ソリッドで物静かな印象のウェブサイトはいたってシンプルで、これは「ファーフェッチ(FARFETCH)」などトップブランドを取り扱う海外のファッションECと共通する傾向です。大手ショッピングモールがやたらと賑やかなのに対して、高価なアパレル商品とシンプルな佇まいとの相性が良いのはどうやら間違いなさそうです。 ただしそっけない印象ではあるものの、「リステア」では強力なラインナップを背景にして、テーマごとに「コンセプトショップ」を展開したり、ウェブマガジンを導入するなど、コンテンツを起点としたアイテムのセレクションが充実しています。 購買につながる仕組みが構築されていて、ちゃんと売り上げる「おしゃれ」なECの見本と言えます。 「dos dots」:「おしゃれ」なのには、ワケがある 画像引用元: dos dots ブルックリンに拠点を置く、デニムやTシャツなど、コットンの製品を中心に取り扱う「dos dots(ふたつのドット)」ほど、ミニマルなファッションECサイトはないと言えるかもしれません。 取り扱う商品のほとんどがホワイトやブラックなどモノトーンで構成されていて、まるでモノクロ写真かと思わせるような徹底した見せ方が印象的です。 商品の色の使い方、デザインに表れるミニマムさは、心地よさを重視し、徹底して素材選びにこだわるというブランドのメッセージでもあり、それがそのままサイトに映し出されています。 東洋を志向し(日本製のデニムの使用・日本語のデザインモチーフ)、すべてのアイテムがユニセックスでモノクロ。そんなユニークなイメージを強調するには、テキストも最小限で情報量が少ない、こんな潔いブランディングがふさわしいのかもしれません。「おしゃれ」なECサイトは、明確な理由のもとにあってこそですね。 「Mr. Porter」:「おしゃれ」をつくるEC 画像引用元: Mr. Porter 「Mr. Porter(ミスター・ポーター)」は、ラグジュアリーブランドを多数扱う大手ファッションEC「ネッタポルテ(Net-a-Porter)」の男性版。美しい写真とテキストが整然と並べられていて、とても居心地がいいという印象を受けます。2011年に開設されて以来、女性版と同じく、「ジャーナル(THE JOURNAL)」などのコンテンツを充実させているのが特徴です。 いずれもクオリティが高いのですが、とりわけ面白いのが動画コンテンツ「A Saturday With」シリーズ。ショートムービーと呼びたくなるような質感の良さは、すべてのものを「おしゃれ」に仕立て上げ、気がつくとその世界観に引き込まれまれてしまっています。 情報密度が濃く、商品を希求させる潜在的な力を考えると、これからのECにとって動画が重要なファクターとなることは間違いないはずです。 「おしゃれ」なファッションECとは、UIそのものを指すのではなく、商品を「おしゃれ」に見せることができるサイトのことを言うのかもしれません。 「10 corso como」:自由な精神とこだわりと 画像引用元: 10 corso...

ECサイト×Webマガジン!?これからのファッションECサイトの流行になる新しい形とは?

ECサイト×WebマガジンがこれからのECサイトの主流になるかもしれないって知っていますか? 今回は、ファッションECとWebマガジンがどのように連動しているのか、さまざまな例を集めてみました。ぜひ、参考にしてみてください!   ファッションECとWebマガジンとの連動 画像引用元: Econsultancy かつてファッション誌に掲載されるだけで商品が売れたことから、数年前には顕著だった、いわゆる「雑誌連動型」のECサイトも、雑誌の発行部数の下落とともに、近年は随分と下火になってきました。 その代表格といえる「マガシーク(MAGASEEK)」も2012年には雑誌連動型のビジネスモデルから早々と脱却。雑誌『mina』と連動した「買える!mina」も2016年に入ってサービスを終了するなど、EC事業者にとって新たなビジネスモデルを模索する時代が続いています。 そんななか、注目を集めているのがファッションECサイトによるWebマガジンと連動する取り組みです。 最新のニュースやコラムなどの中で商品を紹介、気に入った商品があればその場で購入できるようなものから、ECサイト内に読み物を充実させるものまで、その形態もさまざま。「楽天」「DeNA」など大手のEC事業者や出版社も運営に乗り出しており、今後の大きな潮流となることを予感させています。 そんなファッションECとWebマガジンとが連動するビジネスモデルのなかでも、とくに興味深いと思える二つの事例をご紹介します。 Webマガジン化するファッションコーディネートアプリがECと連動 画像引用元: EC grow 「GMOメディア」が運営するファッションコーディネートサイト及びアプリ「コーデスナップ(Coordisnap)」は、コーディネートや着こなしの投稿・閲覧を通じてユーザー同士が交流するサービスとして人気を集めてきましたが、コンテンツマーケティングを推し進め、2015年にサイト内に独自のキュレーションを導入しました。 「コーデスナップ」の画像を使ってユーザーが自由に記事を作成できるようになったことで読み物が充実し、単なるコーディネートの紹介ではなく、Webマガジンとしての機能も併せ持つようなりました。 さらに「コーデスナップ」では、アパレルECサイトとの連携を強化しています。 ショップスタッフが投稿するファッションブランド公式アカウントを、それぞれのECサイトと直結させ、コーディネートに使用されている商品をそのまま購入できる仕組みを構築。 ブランド公式アカウント以外の一般のユーザーの場合でも、コーディネートに使用したアイテムに似ている商品の提案がされるなど、スムーズなECとの連動を実現しています。 こうしたファッションコーディネートアプリとECサイトの連動は、「スタートトゥデイ」が運営する「WEAR」ではより顕著になっいて、コーディネート写真上に「ZOZOTOWN」へといざなうタグが貼られます。 投稿写真は、コーディネートスナップというよりは、もはや商品のショーケース化していて、やや露骨な印象を受けなくもありませんが、ファッションECサイトとWebマガジンが連携する形として、こうしたSNS的な仕組みを利用し、ファッショニスタの影響下で「衝動買い」を促す最も進んだ例として興味深いと言えるでしょう。 「コンデナストインターナショナル」×「ファーフェッチ」が展望するECの未来 画像引用元: Planet X Fasion Men&Women 『VOGUE』『GQ』など有名雑誌を数多く世界展開する「コンデナストインターナショナル(Condé Nast International)」は、2015年にEC事業に参入することを発表。 2010年に「vogue.com」が立ち上がるまでのおよそ10年のあいだ、『VOGUE』のWebサイトとしてファッションニュースを配信してきた「style.com」をECプラットフォームに改変するというもの。 ファッションECとWebマガジンのどのような連携が提案されるか期待したいところですが、そうした動きと合わせて「コンデナストインターナショナル」が進めているのが、ファッションECサイト「ファーフェッチ(FARFETCH)」とのコラボレーションです。 「ファーフェッチ」は、海外の有名デザイナーズアイテムを中心に2,000を超えるブランドを取り扱います。 2013年に「コンデナストインターナショナル」の資本が入ったことによって、EC上で「エディトリアル」を積極的に展開。 世界的なデザイナーのインタビューや、最新のファッションウィークや海外セレブリティのスナップを引用しながら類似・関連アイテムを読者にオファーするという雑誌媒体で培ったノウハウがそのまま移植されているなど、メジャー誌ならではの充実した記事が並びます。もちろん、気に入ったものがあれば「今すぐショッピング」ボタンですぐに購入が可能。 また「ファーフェッチ」は、世界の主要都市に拠点をおく400を超える著名な独立系セレクトショップと顧客とを結びつけるという、ファッションコミュニティとしての機能も果たしています。 販売されている商品がどのブティックによって取り扱われているのかがわかる仕組みで、ショッピングやブラウジングしながら、気に入ったブティックがあればSNSを利用してフォローすることもできます。 さいごに 画像引用元: iOmnichannel retailing ファッションECサイトとWebマガジンの取り組みについて、2つの事例をあげてご紹介してきました。 いずれも紙媒体にはなかった操作性の高さ、情報の質と量そして手軽さによって、多くのユーザーを獲得しています。 ただ、そうしたWebならではの特性を強化していくこともさることながら、ECとWebマガジンをただ連動させるというだけでは、ビジネスとして先が見えているのも事実です。 例えば、「コーデスナップ」では、雑誌とのイベントでコーディネート投稿コンテストを開催したり、アプリ上で募集したデザインを衣料品チェーンの実店舗で販売するなど、O2Oビジネスモデルを積極的に推し進めています。 一方の「ファーフェッチ」も、2015年にイギリスの老舗セレクトショップ「ブラウンズ(Browns)」を買収するなど、オムニチャネル戦略を積極的に展開。 膨大なアイテム数や情報量を背景に、WebマガジンやSNSとの連動を充実させ、実店舗とECサイトとのよりスムーズな連携を模索する両社の戦略には、今後のファッションECサイトが目指すべき姿が映し出されているように思えます。

おしゃれでハイクオリティ!ファッションECで使える海外写真素材サイト7選!

ファッションECでは、商品ページなどを魅力的に見せようと写真選びで悩むことも多いと思います。 国内でもハイクオリティで素敵な写真素材はありますが、どうしても海外の風景や人物を使いたい時ってありますよね。 そこで本記事では、そんな時に使えるおしゃれな海外写真素材サイトを7点ご紹介したいと思います! 商用利用可能なサイトばかりをご紹介しますので、ファッションECでも使いたい写真がきっと見つかるはずです。ぜひご参考にしてくださいね! StockSnap.io StockSnap.io 価格:無料 商用利用:可能 会員登録:必要なし クレジット表記:必要なし 素材のダウンロード方法:写真ページのDownload hi-res photoボタンをクリック 3000枚以上ある写真は抜群のクオリティで様々なシーンに対応し、ファッションEC以外にも使いどころはたくさんありそうです。 こちらの素材は全てCC0ライセンスなので写真の著作権は完全に放棄されています。なので制限を受けることなく、自由に作品を使うことが出来ます。 picjumbo picjumbo 価格:無料 商用利用:可能 会員登録:必要なし クレジット表記:必要なし 素材のダウンロード方法:写真ページのFree Downloadボタンをクリック 高画質でセンス抜群の写真が揃っています!女性をモデルにした写真も豊富にあるので、ファッションECの写真素材としても使い勝手が良さそうです。 また、こちらはWebデザイナーの方が作られているサイトとのことなので、写真一枚一枚にセンスがあってどれも素敵です! Pexels Pexels 価格:無料 商用利用:可能 会員登録:必要なし クレジット表記:必要なし 素材のダウンロード方法:写真ページのFree Downloadボタンをクリック 大きなサムネイルなので写真を選ぶ際にストレスがありません。800枚以上の高品質な素材は、キーワード検索はもちろん、色の絞込みでも探すことが出来るのでとても便利です。 また、こちらもCC0ライセンスなので安心して利用することが出来ます。 everystockphoto everystockphoto 価格:無料 商用利用:写真による 会員登録:必要なし クレジット表記:写真による 素材のダウンロード方法:写真をクリック こちらは独自の写真素材を提供しているのではなく、flickerなどのサイトにある写真を検索して表示させています。(画像検索エンジンみたいな感じですね) 表示される写真は220000点を超えており、色んなサイトの写真をまとめて探したい場合は便利です。 また商用に利用できないのは検索リストからはずしているそうですが、、それぞれの写真には著作権に関する表記があるので、その指示に沿った形で掲載するようにしましょう。 JÉSHOOTS JÉSHOOTS 価格:一部有料 商用利用:可能 会員登録:必要なし クレジット表記:素材による 素材のダウンロード方法:写真ページのFree Downloadボタンをクリック 一部有料ですが、ほとんどの素材が無料で配布されています。 多少カテゴリーによって枚数のばらつきはありますが、食べ物や飲み物の素材が多い点は良いと思います!これからに期待ですね。 PhotoVaco.com PhotoVaco.com 価格:無料 商用利用:可能 会員登録:必要なし クレジット表記:必要なし 素材のダウンロード方法:写真ページのDownloadボタンをクリック おしゃれ系と言うよりは、風景や生活など特徴のある写真が多くあり、色んな用途に使えそうな素材が揃っています。 全体的に高画質なので、ちょっと他とは違う写真を探すならオススメです! Photos8.com Photos8.com 価格:無料 商用利用:可能 会員登録:必要あり クレジット表記:必要なし 素材のダウンロード方法:写真ページのDownloadボタンをクリック ブログで写真を紹介している珍しいタイプの素材サイトです。試しに利用してみたところ、どうやらブログで紹介している写真はPhotos5.comというサイトのものであるようです。 こちらのサイトに移動して無料会員登録をすると、写真の大きさは限定ではありますが無料でダウンロードすることが出来ます。 さいごに いかがでしたでしょうか。今回はファッションECで使えるオシャレで高品質な海外写真素材サイトを7点ご紹介いたしました。 こうして見てみると、海外の写真素材も高品質のものばかりでセンス抜群のものが多かったように思います。 こういった写真が無料で利用できるのであれば、サイトやブログ、またファッションECサイトの見た目もグッと良くなるのでぜひ利用したいところですね! ちなみに、今回ご紹介したサイトは基本的には商用利用OKのものですが、サイトによっては情報が更新されている可能性がありますので、念のためそれぞれのサイトの規約などを読んで利用可能かどうかの確認をお願い致します。

ファッション通販サイトに変革!?さまざまなニーズに対応できるサービス5選!

こんにちは。 先日、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」を見返していました。というのも少し前になりますが、本作で描かれていた30年後の世界が昨年2015年の10月であったからです。 このことに関しては多くの記事やまとめサイトなどがあるので、気になる方はチェックしてみると面白いですよ!映画好きの私としても、興味深いものでした。 実現されているもの、されていないものなどいろいろありましたが、いずれにせよ確実に進化をしているものがたくさんあるということです。 進化と言えば、ファッションECサイトも進化しているんですよ? ネットショッピングが一般的になってきている現在、多くの企業が画期的なサービスを展開しています。 さあ、本記事では ファッションEC市場の行く末、ニーズの多様化 多様化したニーズに対応できる5つのサービスを展開しているECサイト 生存競争を勝ち抜くための実店舗での取り組み 上記3つの内容をご紹介したいと思います。 ニーズが多様化している?! 今後のファッションEC市場について ネットショッピングで購入するものは人によって様々かと思いますが、人々が生活する上で必要なものはだいたい同じでしょう。 昔から「衣・食・住」という言葉があるように、我々が生活を送る上で衣服はかかせないものですよね? インターネットが登場してから数十年、今ではオンライン上で購入できる時代になりました。これも進化の1つですよね。 今までは実店舗のみでしか販売を行っていなかった企業やブランドも、現在ではネット上にECサイトを設け、販売を行っていたり、オンラインモールへ出店していたりします。 このようにファッションEC市場への参入は活発になっており、参入する際の障壁もかなり低くなっているのが現状です。ここではファッションEC市場について少し見ていきましょう。 シンプルに言いますと、ファッションEC市場に限ると「急速な成長」を遂げています。 なんと成長率は驚異の10%超え! 具体的な市場規模は2014年の時点で1兆3,680億円です。経済産業省の発表によりますと、この数字は2020年には2.6兆円ほどにまで成長すると言われております。 実店舗を構える百貨店や量販店チャネルの市場規模は前年比でみてみますと、やや縮小傾向にあるのが現状です。少子高齢化で人口減が見込まれている日本にとって、EC市場も含めると横ばいの動きをしているファッション市場には、ECチャネルから市場活性化を働きかける必要がありますね。 しかし、まだまだファッションEC市場は成長途中の段階なのです。ユーザーの中には「試着ができないから」「実物の色味を見られないから」などの声が良く聞かれ、通信販売やECサイトでのショッピングを避ける人も少なからずいます。 多様化してゆくニーズに、これからどこまで対応することができるのか? これが、今後ファッションEC市場の成長を加速させるための、課題の1つかもしれませんね。 もはや今までの概念をひっくりかえす革新的な5つのサービスを展開するECサイト 成長を遂げているファッションEC市場ですが、多様化しているニーズに対応するために既に対策を始めているECサイトもございます。 ここでは、今まででは考えられなかったサービスや機能を展開しているECサイトをいくつかご紹介致します。 このサービスが一般的になれば、多くの人のネットショッピングや通信販売への抵抗が少なくなる未来が実現するはずです。 LOCONDO.jp Locondo.jp シューズやパンツなど、一度は試着してから購入したい! というアイテムをはじめとするほか、バッグやアクセサリー、時計や衣類全般を購入できるECサイトです。レディース、メンズやキッズの取り扱いがあるので幅広い方にご利用いていただけます。 このECサイトの大きな魅力は通常品ならば、返品送料が無料であるという点です。セール品になりますと、一返送ごとに一律500円がかかりますが、試着できるのはうれしいサービスですね。返品受付の期限は出荷日から21日間なので、安心して試着ができますね。 サービスの利用には登録が必要ですが、会員登録費用はかかりません。 Amazon.jp Amazon.jp いわずと知れた大手オンラインモール アマゾンでは「アマゾン発送の商品であれば30日間返送料無料」です。Amazonマーケットプレイスに出店している店舗では適用されませんのでご注意を! また、返品は基本的に試着のみをした場合の商品のみ、可能であります。 そのため、商品タグがついたままである、汚れやダメージがない、などの条件がいくつかございます。しっかりと事前に確認してからのご利用をおススメします。 MAGASEEK(マガシーク) MAGASEEK : Virtusize こちらはスウェーデン発の総合ファッション通販サイトです。日本でもレディース・メンズアイテムの販売を行っています。 このサイトで特徴的なのが、「Virtusize(バーチャサイズ)」という機能です。 過去に、このサイトで購入したものであれば、そのアイテムとのサイズ比較が可能なのです。また、購入したことがない人でも自身の持っている洋服の採寸結果を登録すれば、そのアイテムとのサイズ比較が可能です。 そのため、自身のサイズにしっかりとフィットしたものを購入できるという仕組みです。 ここまでしても、もし、万が一サイズが合わないという場合も大丈夫です。MAGASEEKでは商品到着9日以内であれば返品も可能です。ただ、返送料は自身の負担となります。バーチャサイズを利用すれば、返品するということはあまりないと思われます。 楽天 楽天試験サービスリリースページ 画像の記事リンク こちらも大手オンラインモールの楽天です。 まだ試験段階のようですが、購入前に自らの体型や体重の情報を入力することで着用イメージが分かる「バーチャル・フィッティングルーム」や、自身の好みのフィット感の商品をおススメしてくれる「フィット・アドバイザー」の2つの機能を一部店舗で提供しているようです。 サービスの精度は、北米や欧州でバーチャル試着サービスを展開しているイギリスの会社、Fits.me(フィッツ・ミー)の技術を活用しているでしょうから、期待できそうです。 Shodazzle Shoedazzle こちらは海外のサイトになりますが、おもしろいサービスだったので、ピックアップしてみました。登録時に出される20~30問の質問に答えることで、おすすめスタイルが毎月送られてくるというサービスです。 自身の好み通りに合っているか、チェックしてみてはいかがでしょうか? 生き残るのは誰か! 実店舗でも画期的な取り組みをおこなっている企業 先ほどご紹介したECサイトのみでなく、実店舗でも様々な取り組みを行っています。 それがITの活用です。本記事の読者の方の中にも実店舗にてITの力を取り入れている運営者の方もいるかと思われます。 iPadなどのタブレット端末を用いる 店頭での接客の際に、在庫管理や販売データの視覚化を可能にしたり、決済時などに活用したりされています。最新の商品情報を把握できるので、顧客の待ち時間を減らせますね。 結果的に回転率も上がり販売件数が増加をするなどと活躍してくれる存在です。 オンラインプロモーション Twitter、Instagram、FacebookなどのSNSを用いてキャンペーンを展開、セール情報や最新の商品情報などの配信も、無料かつ手軽に行えます。 特にInstagramはサービスの特性やユーザー層によりファッション業界のアカウントが大量に存在しております。写真がメインコンテンツなので洋服などを表現しやすいのでしょうね。 まとめ いかがだったでしょうか? 洋服を購入するためには、実店舗からオンラインへと変化しつつあるというのも「進化」ですね。 今後、どのような画期的なサービスが登場してくるのかが、楽しみですね。 弊社ではInstagramやTwitterでのキャンペーンサイトを無料で作れるサービス「OLO(オロ)」を展開しております。SNSを活用してキャンペーンを展開する際には是非ご検討ください。

アパレルECもコラボに時代に!大手企業の魅力的なクロスプロモーション事例とは?

アパレル業界ではコラボレーション、俗に言うコラボが大きな潮流として定着しつつあります。二つのブランドもしくはメーカーが協同する「ダブルネーム」と呼ばれるものや、アニメなどのポップカルチャーと連動して商品を企画するもの、さらにセレクトショップなどがメーカーに対して特別仕様を別注文する「別注もの」など、その内容は多岐にわたります。 これらコラボに共通するのは、複数のブランドやメーカーが協力して新たな製品を作り上げる、いわば「合作」のプロセスをとるという点です。 一方、他社連携はマーケティングのレベルでも行われますが、そのうち自社のものと合わせて他社の商品やサービスを提供するのがクロスプロモーションです。アパレル業界でもそうした動きは顕著で、今後のアパレルECの将来を占う上で、重要な指針を提供しているように思います。 アパレルECのこれからを視野に入れながら、企業どうしの連携の取り組みについてご紹介してまいります。 アパレル業界のコラボによって表面化する店舗とECの連携の重要性 画像引用元:UNIQLO AND LEMAIRE コラボのなかでもこのところ顕著なのがファストファションブランドが外部のデザイナーを招き入れ、新製品ラインを展開するというスタイル。その典型的な例といえるのが、「ユニクロ(UNIQLO)」によるデザイナーズ・インビテーション・プロジェクトです。 2006年に「サイ(SCYE)」らとタッグを組んだのを皮切りに、2009年にはドイツ出身の世界的デザイナー「ジル・サンダー(JIL SANDER)」とコンサルティング契約を結び「+J」シリーズを発表。2015年からは「エルメス(HERMES)」などでの仕事で知られる「クリストフ・ルメール(CHRISTOPHE LEMAIRE)」を招き「ユニクロ・アンド・ルメール(UNIQLO AND LEMAIRE)」を提案しています。 これらのコラボは「ユニクロ」にとって、ブランドイメージを高める重要な契機となっている一方で、店舗とECとのより充実した連携の重要性を認識する機会となりました 。2015年の10月8日に発表された8月期の連結業績発表において、柳井正会長兼社長は「ファッションの変化を捉えられず、(中略)ほとんどすべてのコア商品で欠品が起きた」と述べていますが、とりわけコラボで展開されるデザイナーズアイテムは、トレンドを見誤れば大きな損失の原因となりかねません。 それゆえ、店舗への思い切った数量の投入が困難で、最近の「ユニクロ・アンド・ルメール」でも、やはり人気の商品・サイズだけが店舗で早々に完売する光景が見られました。 残念ながら、現状では店舗とECとの連携がよどみなく行われているとは言えません。業績不振のテコ入れとして発動されたルメールとのコラボでしたが、店舗単独でコラボアイテムの販売することの難しさを教えていると言えるかもしれません。 「ユニクロ」と同じように毎年デザイナーコラボレーションを展開するファストファッションブランド、「H&M」は、これまで店舗でのみ商品を販売してきましたが、2016年に日本国内でECサイトを立ち上げることを発表しています。店舗とECとの連携が強化されることで、今後のコラボがどのように展開するのか、注目しておきたいところです。 アパレルメーカーによるクロスプロモーションのプロトタイプ「ビックロ」 画像引用元:pinterest 「ユニクロ」が新宿東口に展開する独自業態の商業施設「ビックロ」は、家電量販店「ビックカメラ」とともに共同出店している大型店舗です。これは、いわゆる協同作業によって二つのブランドやメーカーが「合作」を行うコラボと違い、自社のものと合わせて他社の商品を提供したりディスプレイする、いわゆるクロスプロモーションを実施する店舗として注目を集めています。 写真を撮影する姿や掃除機をかける姿をした特別な9種のマネキンが用意されていて、両社の協同運営フロアとなっているビルの1階だけでなく、「ユニクロ」「ビックカメラ」それぞれが別個にテナントとして入居するフロアでも、「ユニクロ」の服を着たマネキンが「ビックカメラ」が取り扱う電気製品を手持ちするといったプロモーションがなされています。 革新的・実験的な店舗であるため、代金の支払いはそれぞれ別のレジで行わなければならないなど、他社連携ゆえのの制限も多く、必ずしもうまく機能しきれていない面はあるものの、アパレルと家電という異業種がクロスプロモーションを行うためのモデルについて議論するためのたたき台としては、格好の材料と言えるでしょう。 ポップカルチャーとのクロスプロモーションで顧客に寄り添う「H&M」 画像引用元:cutto the blog 先に触れたスウェーデンのファストファッションブランド「H&M」も、ユニークなクロスプロモーションを実施しています。2011年に公開された映画『ドラゴンタトゥーの女(Girl with the Dragon Tattoo)』のために特別に製品ラインを設け、コレクションの発売に合わせて、セレブが集うおしゃれなスポットとして知られるニューヨークのミートパッキング地区(Meatpacking District)にポップアップストアを展開。 映画の世界観をそのまま落とし込んだようなレザージャケットやTシャツ、アクセサリーなど30種に及ぶアイテムは、すべて映画の衣装担当によるデザインというこだわりようです。 ポップアップストアの室内は、「H&M」の新作をまとうマネキンが映画の予告編を流すタブレットを手持ちするなど、念入りに作り込まれていて、映画と洋服それぞれが効果的にプロモーションされました。 ブランド単位ではなく、ポップカルチャーなどを通じた、顧客のライフスタイルに寄り添うプロモーションのあり方が、今後ますます意味を帯びるように思います。 「パートナーシップ」を軸としたアパレルECの今後 ACCOUNTING FIRST 一つのアパレルECサイトが多彩なブランドを取り扱うことが当たり前になってきました。この先「ワンブランド・ワンストア」という販売スタイルが古めかしく思え、「専門店」というカテゴリーが意味を失うような時代がやってくるとしたなら、アパレルECにとって、ここでご紹介してきた商品企画やプロモーションのあり方は、より時代に合致した効果的なビジネスのトレンドとなるかもしれません。 例えば、異業種間ECのクロスプロモーションでは、ライフスタイルや趣味・関心ごとといったさまざまな切り口で、消費者の想像力をかき立てるような提案を行うことができるはずです。さらに、優れたコンシェルジュ型のサービスを確立することができれば、「関連商品ファー」をアパレル他社ECサイト間で展開することも不可能ではないはずです。 まとめ クロスプロモーションをはじめとする他社との連携は、自社の商品について新しい発見をもたらすなど、社内の活性化効果も期待できるでしょう。 いずれにしても、将来的には競合する各社が、よりパートナーシップに基づいた関係へとシフトしていくことが、アパレルECの今後にとって重要となるでしょう。 今後のアパレルEC界の動向を伺いつつ、新たなプロモーションを展開していきましょう。

アパレルECサイトに変化あり!?これからはスマートフォン閲覧が主流に!

こんにちは、相馬です。 去年(2015年)の8月、大手調査会社であるニールセンは、スマホとPCによるインターネット利用時間のシェアに関する調査結果を発表しました。 それによると、大手ECサイトやファッションサイトの場合、スマホの利用時間がPCを上回っている結果になっています。 この変化、ついに来た、って感じですよね。 ファッションを扱う場合は特に顕著 この結果、もっと細かく見ていくと、ゲームや動画を含む「エンターテインメント」はスマホが72%、SNSに代表される「サーチ、ポータルとコミュニティ」はスマホが71%、スマホが全体の約70%を占めています。 ただ、価格比較サイトを含む「Eコマース」の利用時間では、PCが51%、スマホが49%と、PCがスマホを若干上回っています。これは、「商品を購入する際に、じっくり商品を比較するためPCを利用する人が多いことが影響したのでは」としています。 しかし、ジャンルがアパレルになると話は変わってきます。 「Eコマース」の内訳を見ると、「ファッションサイト」ではスマホの利用時間が64%となっています。 ユーザー内訳を見ると「ファッションサイト」利用時間全体のうち、女性の利用が81%。女性はPCではなく、スマホから情報を集めることが主流になってきています。 これは今後のECサイトの運営に大きな影響を与えます。 ファッションに関するECサイトの場合、スマホユーザーを第一に優先して運用していかなければならないからです。若い女性をターゲットとしたマーケティングの場合、スマホ対策は切っても切れないものだということです。 ECサイトはスマホに特化するべき? とはいえ、Webサイトのスマホ対策だけに目を向けるわけには行きません。 ここで注目したいのは、ブラウザを利用するのか、アプリを利用するのかというスマホ特有の問題。 スマホの利用時間が長くなってくると、ユーザーにはブラウザだけでなくアプリという選択肢が出てきます。 ファッションサイト以外の「大手ECサイト」や「価格比較サイト」では、他のサービスに比べてアプリから利用されている割合が多くなっています。ここでいう「大手ECサイト」とは、総合ECサービスのこと。 利用者数トップ3である「Amazon」「楽天市場」「Yahoo! ショッピング」が対象になっています。 これは今後のスマホによるEコマースの利用状況の変化を示す前兆かもしれません。 今後、大手ECだけでなく、店舗レベルのECサイトでもアプリ対策が必要になってくるかもしれません。 だからと言って、すぐに「アプリ開発!」とはなりませんよね。サイト制作よりも専門知識が必要で、予算も大きく割く必要が出てくるからです。 ただしこれには有効な解決法があります。InstagramなどのSNSアプリと連携させて、ECサイトにリンクさせる方法です。 これについては、当サイトの以下の記事を参考にしてもらったほうが分かりやすいと思います。 Instragramのリンク貼れない問題?!OLOで解決&売り上げUP! Instagramを使った集客でOLOを使うべき理由 Instagramを使った集客でOLOを使うべき理由 アプリとの連携で、ECサイトを拡散させる方法で、アプリを開発しなくとも「アプリ派」ユーザーへのアプローチをしていく、という手法です。 まとめ:今後のECサイトの展開方法とは インターネット全体でスマホの利用者が増えPCの利用者の割合が減っています。 「Eコマース」の中でも「ファッション」ではスマホの利用者が50%を超えています。ただし、ジャンルによってユーザーの利用方法は様々。 PCとスマホ、さらにはブラウザとアプリ利用時間の動向を把握して、しっかりとターゲットを見極めて、それに合わせた対策をする必要があるでしょう。 以上、相馬でした!

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