ECサイトにレスポシンブデザインは必要か?メリットとデメリットをまとめました!

こんにちは、海外では色んな味のモンスターエナジーがあることを知って、アメリカに住む友達に送ってもらうようにお願いしたモンスターエナジー中毒の相馬です。
聞くところによると20種類以上あるそうな。ぜひ飲んでみたい・・・飲み比べしたい・・・。

話変わって、今回はレスポンシブデザインECサイトのお話です。

ECサイト、特に国内のものに関しては、レスポンシブで構築された例は現状(2016年2月)あまり見かけません。
スマホユーザーの重要度が上がり、全体的にこれだけレスポンシブデザインのWebサイトが増えている中、なぜECサイトではレスポンシブが増えていかないのでしょうか?

今回は、レスポンシブデザインのメリットとデメリットを整理しつつ、「結局ECサイトに向いてるの?向いてないの?」というところを考えてみたいと思います。

ECサイト運営者さんやWebに関わる人間であれば結構気になるこの問題。ちょっとじっくり考えてみましょう。

レスポンシブでのサイト構築のメリット

まずはレスポンシブデザインのメリットを見ていきます。当たり前ですが、ほとんどが運営者や制作者側のメリットになってきます。

更新や修正が楽

更新や修正が楽

これはレスポンシブに変わってまず感じること。

PC向け、スマホ向け、というように、デバイス毎にデザインを分けてサイトを運営すると、修正や更新が結構手間なのがネックです。手間だけならまだいいんですが、統一性や漏れなど、ヒューマンエラーも起きやすい。上の写真のような状況担ってしまうこともしばしば。

それに比べてレスポンシブは、修正するものは一つで済みます。ひとつのページで、全デバイスに対応させることが前提になっているので、当たり前といえば当たり前の話です。

特にECサイトになってくると、キャンペーンページ特集ページなど、新しいページを増やすことが割りと多いはずですよね。

そんな時にレスポンシブで運用していると、作業はずいぶんと楽です。逆に各デバイスごとに用意していたら単純に倍々で作業は増えていきます。想像しただけでも辛いですよね。

SEOに強い

SEOに強い

天下のGoogleはレスポンシブデザインを強く推奨しています。

「モバイルファースト」という言葉ももう定着してきました。これだけでもSEOに強いと言ってしまっても構わないと思いますが、キチンとした根拠もあります。

それはURLが単一だということ。

デバイスごとにページを分けていると、その分URLも違ってきます。これって思った以上に厄介なんです。

FacebookやTwitterなどのSNSやサイトからの外部リンクの場合、ECサイト運営側でリダイレクト設定してあげないと、スマホなのにPCサイトにアクセスしてしまう・・・といった現象が起こってしまいます。最悪リンク切れという事態にもなりかねません。今でもたまに見かけますよね。
これらのことは、順位に大いに影響アリです。

「リダイレクトする」という一手間が、不具合やミスを引き起こすことは制作の人間なら感じるはず。
SEO効果だけでなく、このような一手間をゼロにしてくれるのも、レスポンシブの魅力です。

新たなデバイスへの対応力

新たなデバイスへの対応力

これは先を見越した対応になります。

デバイスごとにページを用意している場合、新たな画面サイズのデバイスに対応する時が厄介です。
思わぬピクセル比のデバイスが登場した時にその都度ページごとの見直しが必要になります。
その点、レスポンシブはそんなリスクが低くなります。

基本的にサイズに合わせてリキッドでデザインしていくレスポンシブは、レイアウトの破綻も少なくなります

レスポンシブでのサイト構築のデメリット

続いて、レスポンシブのデメリット。結論から言うと、比較的新しい技術ならではのデメリットが目立ちます。

導入ハードルが高い

導入ハードルが高い

これは制作側の課題でもあります。

レスポンシブが登場してから時間が経ちますが、制作側、そして運営側でもレスポンシブが持つ可能性をまだまだ持て余している印象があります。時間と、制作側の努力によって解決しなければいけない課題です。

表示時間が遅くなる

表示時間が遅くなる

レスポンシブの場合、PC、スマホに関係なく、パーツや画像は同じ物を使用します。

逆にPC、デバイス毎にページを用意する場合、制作段階からそれぞれの画面サイズに合わせたパーツ作りや画像を用意するため、容量を抑えやすくなります。

古いブラウザへの対応に手間がかかる

古いブラウザへの対応に手間がかかる

これはPC環境においてのデメリット。

マイクロソフトが古いバージョンのIEをぞくぞく切り捨てているとはいえ、古いブラウザを使っているユーザーはまだまだいます。いわゆる最近の技術であるレスポンシブは、当然古いブラウザでは対応しきれません。

ECサイトに対応した事例が少ない

ECサイトに対応した事例が少ない

これは元も子もない課題ですが、まだまだECサイトにレスポンシブを採用した事例は少ないです。
だからこの記事を書いてるんですけども。

事例が増えてくると、普及速度は加速して、いずれはそれがスタンダードになります。
レスポンシブECサイトの場合は、登場から普及までが確かに少し時間がかかっている印象があります。

んで、結局ECサイトにレスポンシブは向いているの?

はい、レスポンシブのメリットデメリットを挙げました。
個人的な結論を言うと、レスポンシブはECサイトに向いていると思います。

確かに、まだまだ課題はありますが、上に挙げたデメリットはどれも、これから解決していける問題ばかりです。
技術側の努力によっては、すぐにでも解決できそうなものもあります。
むしろメリット面を見れば、「早くレスポンシブがスタンダードにならんかな」と思っている制作者は多いかもしれませんね。

メリットとして挙げた3つの条件を見ていくと、以下の様なサイトはレスポンシブに向いていると言えそうです。

  • ページ数が多く、更新頻度も高いサイト→更新や修正が楽
  • 検索エンジンからの流入が大切なサイト→SEOに強い
  • PC以外にも、スマホ、タブレットといったマルチデバイスへの対応が重要なサイト→新たなデバイスへの対応力

この3つ、ECサイトのことを言ってるみたいじゃないですか?
特に楽天やAmazonのようなモール店舗型ではなく、大元の自社ECサイトにぴったりな気がします。

まとめ:過去にとらわれず、新しい技術を取り入れていくことをまず意識する

まだまだECサイトレスポンシブが少ない理由としては、リニューアルの難しさがあると思います。売上に直結するECサイトは、機能していれば機能しているほどリニューアルは難しくなります。

また、外部ショッピングカートやモール型のものに関しては、そもそも運営側がレスポンシブにしたくても出来ないという事情もあります。レスポンシブにするには追加料金が必要、というケースもありそうですよね。

とはいっても、Webに関して新しい技術が生まれる時は、その技術がユーザーにとって魅力的であるから、という場合がほとんど。レスポンシブにしても、技術面をクリアできればユーザーにとって魅力であることは間違いありません。

新しい技術は当然ハードルが高いもの。

技術者、運営者側としては費用と工数もかかることが多いですが、ユーザーにとっては新しい技術は便利であったり魅力であったりするものです。ユーザーにとって魅力的なものは、結果的に売上や集客力のアップに繋がっていきます。

レスポンシブに限らず、新しい物はどんどん取り入れていきたいですね。そうすれば、日本のWebのクオリティの発展にも繋がっていくでしょう。

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ちょっと待った!あなたのECサイト完成前にチェックしたい5つのこと!

一昔前までは、お店で商品を購入するというのが一般的でしたが、今はECサイトから商品を買うことが当たり前になっています。お店で買うよりも、ネットショップの方が値段の安い場合も多くあるからです。ネットショップと言っても、お店がある会社や商品を卸して販売する会社など様々です。 通信販売の大手はAmazonや楽天のような大手を想像しがちですよね。大手に対抗するために、商品を限定したECサイトも多く存在するのです。例えば、オシャレなインテリアや雑貨を販売するFrancfranc、ニューヨーク近代美術館が運営しており、ユニークな雑貨を販売するMoMA STOREなどが挙げられます。当然、商品の独自性だけでなく、ECサイトが成功するためには他にも要素がいくつかありますよね。 今回ご紹介するのは、ECサイト完成前にチェックしたい5つのことです。 コンテンツSEOを充実させること コンテンツSEOを簡単に言うと、文章、画像、動画を含むオリジナルコンテンツを自社ブログに掲載して集客を促す方法です。多くのECサイトは自社ブログを持っていますよね。商品を購入してもらう以前に、ECサイトの存在をユーザーに知ってもらわなければなりません。 検索で上位をキープできなければ集客も難しいのが現状です。ECサイトは山ほどあるので、できる限り質の良いコンテンツを多く発信し、信頼と知名度を上げ、差別化を図り、集客に繋げていきましょう。 アメブロを使わず自社ブログで掲載することも大切です。メーカーが直接発信する情報の方が、アメブロなどを経由して発信するよりも信頼できますよね。またコンテンツにオリジナリティを持たせて、ユーザーが別なサイトへ流れることも防ぎましょう。 SCOPEは食器、家具、ブランケットを販売するセレクトショップです。このサイトでは、ブランケットの製造工程を知るためにポルトガルへ取材に行ったブログを掲載しています。読んでいると自分も旅をしている気分になって楽しいし、何より商品の信頼性を高めてくれます。 Google Analyticsの設定を行う Google Analytics 一つの会社を運営するためには、色々な人のサポートが必要になります。ECサイトは購入者や訪問者の姿が見えないので、何のツールも使わないとユーザーの動向を把握することが難しいですよね。そんな時に役に立つのがGoogle Analytics、簡単に言うと解析ツールです。ページごとにユーザーの訪問頻度や滞在時間の分析、サイト内検索のサポート、ユーザーのサイト内の移動経路などが把握可能になります。 Google Analytics設定の他に、eコマースタグの設定やyahoo!リスティング経由の訪問客を切り分ける設定も必須です。どんなキーワードで訪問して、どれだけのユーザーがその商品を購入したのか、商品ごとの購入率などもわかります。 専門家を雇うとお金がかかるので、特に個人経営のECサイトには不向きと言えます。解析ツールなどを利用して経費を削減しましょう。 ECサイトがスマートフォンに対応している 現在ほとんどの人が携帯電話を持っており、生活の必需品になっています。一方パソコンを持っている人はかなり増えましたが、今でも一人一台は持っていないと思われます。スマートフォン対応でないサイトは、パソコンの画面を携帯で閲覧することになりますよね。パソコンの画面は大きいし、スマートフォンの画面は小さいので閲覧することが面倒です。 ECサイトが成功する秘訣は良い商品を販売するばかりではなく、大勢が持っている携帯電話で購入することができるかどうかにもあります。パソコンを持っているユーザーでも、頻繁に使用するスマートフォンでECサイトを閲覧し商品を購入する傾向にあるでしょう。ECサイトを開設するならスマートフォン対応は必須です。 レコメンド機能の搭載 ECサイトにレコメンド機能があると、たくさんある商品の中から好みのものを探しやすくなります。レコメンド機能を簡単に言うとおすすめ商品のことです。購入や閲覧すると、画面におすすめ画像が掲載されるのです。 Amazonで商品をチェックや購入すると、閲覧履歴からのおすすめやあなたのお買い物傾向からの商品が掲載されます。また、この商品を買った人はこんな商品も買っていますというのもレコメンド機能です。 最初の商品を購入しなくても、ユーザーを別な商品へ誘導することに繋がるので、とても重要な機能ですよね。実際のお店にもレコメンド機能はあります。例えば白菜の近くには鍋の素が置いてあることや衣料品店でのコーディネートなどです。 クレジットカード決済 ECサイトには、銀行振り込み、代引き、クレジットカード決済、郵便振替など様々な決済方法がありますよね。決済方法は多ければ多いほどユーザーのニッチな要求にも応えられます。 自分の好きな決済方法に対応していないため、ユーザーが別なサイトに流れてしまったなんてことがないように、ECサイトをオープンする際は十分に準備したいものです。 クレジットカード決済が当たり前になっていますが、個人情報の流出を心配するユーザーは代引きや振り込みを好む傾向にあります。決済など些細な事と考えられがちですが、数多くあるECサイトに対抗するために、小さなことから取り組んでいきましょう。 ECサイト開設で大切な事 ECサイトを開設するとき、一番大切なことは取り扱う商品やサービスと思われがちですが、スマートフォンに対応していること、レコメンド機能の搭載、クレジットカードの決済などの機能も同じぐらい重要です。例え品揃えの良いお店があっても、立地条件が悪く交通の便も悪かったら客足も遠のきますよね。またユーザーに自分のECサイトを知ってもらうためにはコンテンツSEOの充実が不可欠です。情報化社会と言われるほど周囲には情報が散乱しているため、信頼性のある情報を発信させることがアクセスに繋がり、結果的に顧客獲得に影響していきます。ECサイト独自のオリジナリティを持つことも忘れてはいけないでしょう。オリジナリティはコアなユーザーを招き、他サイトへの流出を防止します。 ここで紹介したポイントは、ECサイトをオープンさせるときに必要なことの一部ですが、ユーザー目線になって考えると他にも必要なことが見えてくるのではないでしょうか。

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