最近よく耳にするオウンドメディアですが、ECサイトでも活用出来るものなのか知りたいところですよね。
運営している(またはこれから運営する)ECサイトをオウンドメディア化すれば、どのような価値を手に入れることが出来るのか、また注意すべき点は何なのか、それぞれ3点ずつ本記事でご紹介したいと思います!
まず始めに、今回ご紹介するECサイトのオウンドメディア化についてご説明しておきます。
オウンドメディアとは自社が所有するメディアのことですが、ECサイト自体をオウンドメディア化する場合、例えば商品ページを良質なコンテンツに仕上げ、それを継続的に提供する方法などがとられています。
こちらを踏まえたうえで本記事をご覧頂くと分かりやすいと思います!
ECサイトのオウンドメディア化で得られるメリットとは
ECサイトとオウンドメディアを連携させると、どのような効果を生むことが出来るのか、一番気になるメリットについてご紹介したいと思います!
SEOによる新規顧客の獲得
Googleなどの検索エンジンは、検索したユーザーが満足できる価値ある情報を検索順位に反映させています。一昔前に流行った他サイトからのリンク集め、またキーワードの詰め込みなどは今では効果が期待できません。
しかしECサイトをオウンドメディア化すれば、商品ページ自体が有益なコンテンツとなり、ユーザーが求めている情報と認識され検索順位にも反映されます。
SEOによる上位表示は、広告費をかけなくても安定した利益を生み出し、正しく運営して間違った施策をとらなければ順位が極端に落ちることはないと思います。
ユーザーが満足するコンテンツはGoogleも満足します。そしてそれが検索結果に反映されます。これまでのSEOの手法はいわば楽をして順位を上げる方法なので、結局はバレてしまいますよね。オウンドメディアであればその心配はありません。
ショッピングモールに頼ることなく運営できる
楽天市場などのショッピングモールは利用するユーザーが多いので、やり方によっては納得の利益を得る事も可能ですが、将来性は不透明で安売りの店舗が多く薄利になりがちです。
モールに頼った運営は良くも悪くも未知なので、自社ECサイトをオウンドメディア化し、オリジナルのコンテンツや特集を作成することで他店との差別化を図ることが出来ます。
信頼感が得られるのでリピーターが増えやすい
ただ写真が載っているだけの商品ページよりも、その商品を必要としているユーザーのために書かれた良質な記事は、商品の理解度が増し購入率に繋がりやすくなります。
さらに、ユーザーの求める情報を伝えることでサイトの信頼度が増し、短い時間でファンになってもらうことが出来るのでリピート率アップにも繋がりやすくなります。
ECサイトのオウンドメディア化によるデメリットとは
競合他社に差をつけることが出来るオウンドメディアですが、本当に良いことばかりでしょうか。
メリットだけを知ってそのまま先に進むよりも、ECサイトをオウンドメディア化したことによるデメリットについてもご紹介いたします。
広告とは違い成果が出るまで時間がかかる
コンテンツを作成して公開しても、今日明日ですぐに成果が出る訳ではありません。
検索の上位に表示されるには、おおよそ半年から一年の期間が必要となるので、すぐにでも成果を出さないといけない切迫した状態ではお勧めできません。
まずは広告との併用から始め、成果が出始めたら調整して行く方法が良いのではないでしょうか。
コンテンツ作りが苦しくなり継続できない
オウンドメディアとはまさに「継続は力なり」です。常に良質なコンテンツを作り出し、ユーザーに120%満足してもらえるような記事作りが大事ですが、それをノルマとして考えてしまい、苦しくなって続かないようでは効果が薄れてしまいます。
【ユーザーが次の更新を待ちわびている】、そう思ってみると継続しようと思うのではないでしょうか。ユーザーの満足度はそのままサイトの売上げにも繋がるので、続けていけるような環境作りも大切ですね。
オウンドメディア専門の人材や知識が必要
インターネットや本などで勉強しても、現場レベルでの経験がなければ成果を挙げることは難しいと思います。
まずはWEBマーケティングの知識がある専門の会社に委託するなどしてから、社内の人材育成をしたほうが早い段階で成果を挙げることが出来るのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はECサイトのオウンドメディア化で得られるメリットとデメリットを3点ずつご紹介いたしました。
今までやってきたSEO対策が効かなくなったり、広告やメールマガジンの効果が低いと感じているならオウンドメディア化をするのに良い機会かもしれません。
Googleなどの検索エンジンを騙すことは出来ません。SEOという枠に縛られず、ユーザーにとって良質で有益なコンテンツを作れば、ファンやリピーターの獲得は出来ると思いますので、その手段としてオウンドメディアはお勧めだと思います!