こんにちは。
少し前からスマートフォンが登場し、一般的になってきたころから、様々な方法で情報を入手することが可能になってきましたね。
これにより、昔に比べ、情報量がはるかに増えてきました。もちろん、すべてが正しい情報とは限らないため、自ら、正しい情報、正しくない情報をしっかりと取捨選択できる力の必要性が高まりつつありますね。
ECサイト運営においても、様々なデータの入手が容易になってきましたね。情報データが大量にあるため、すべてに目を配るのは簡単ではありませんよね。
そこで今回はネット上で蓄積される情報データを一元管理できるDMPについて触れていこうかと思います。
本記事では
- DMPの基礎知識、意味、効果、重要性とは
- 実際に商品プロファイリングをしてみよう
- 顧客との関係構築の重要性~他店舗との差別化に向けて~
上記3つの内容をご紹介致します。
DMPの基礎知識をしっかりと理解しよう!
Webマーケティングの世界では少しずつ広まりつつある「DMP」
聞いたことはあるけど、詳しい内容まではちょっと…
この際、しっかりと理解してしまいましょう!
DMP(Date Management Platform:データマネジメントプラットフォーム)
→インターネット上の様々なサーバーに蓄積されるビッグデータや自社サイトのログデータなどを一元管理、分析し、最終的に広告配信などのアクションプランの最適化を実現するためのプラットフォームのこと
引用元:Digital Marketing Labo
ここで扱われている情報データには「オープンDMP」と「プライベートDMP」の2種類があります。
前者は様々なデータ提供企業が保有している「属性情報」や「Webサイトの行動履歴」などの自社だけでは把握することが難しい情報データを取得・管理することのできるプラットフォームです。
後者は自社独自で保有している購買履歴や興味関心のあるジャンルなどのデータと外部データを組み合わせ、管理するプラットフォームです。
これらを用いる目的は、先ほどの引用部分とも少し重複しますが、ユーザーに合ったマーケティング施策などのアクションプランを高効率で最適化することであります。
マーケティング施策などは、ユーザーに合わせて行いたいものですが、手間がかかりますし、自社所有のデータだけでは限度があります。
そこにDMPの力を加えてあげることにより、データを細かく・素早く一元管理することができ、自社のみで獲得することが難しいオーディエンスデータも考慮したターゲティングが可能となるのです。
オーディエンスデータ
→Cookieをもとにした、個人を特定しない「人」データのこと
引用元:Digital Marketing Labo
ただ、様々なデータを一元管理でき、柔軟性に優れていることから、DMP活用の目的を明確化しておかないと、どんどんと規模が肥大していくこともありますので、気を付けましょう。せっかくの高効率が実現しなくなってしまいます。
また、データの取り扱いや責任の所在等も明確にする必要があります。プライバシーやセキュリティの面からもDMPと向き合ってあげることが求められます。
プロファイリングで見えてくる真実とは??
DMPを用いて取得した情報データは最終的に「顧客を知ること」へと利用されます。
ただ、DMPを活用しなければ顧客を知ることができないと考えるのは、まだ早いと思われます。
当然DMPを活用するにはコストもかかりますし、それに見合った成果を上げられなければ導入するメリットは少ないかと思われます。
ここでは、DMPを導入する前に取り組んでみるべきプロファイリングについてご紹介致します。
各ECサイトには、それぞれ売れ筋商品というものがあるかと思います。
ここでは売れ筋商品を購入した人のデータを元にプロファイリングをしてみましょう。
購入情報や会員情報、購入履歴などから、顧客のグルーピングをしていきます。
グルーピングの際の指標としては「性別・年齢・職業などのデモグラフィック」「趣味・ライフスタイルなどの心理的傾向」「購入履歴・利用頻度などの過去データ」
この3つで分類を行っていきます。
すると、売れ筋商品を購入している顧客のプロファイルが出来上がってきます。
これをマーケティング施策やキャンペーン展開の際に参考にするべきなのです。
これらはあくまで既存の顧客を分析した結果をもとに次なるアプローチをする手法です。しかし、売れ筋商品を買わなかった人のプロファイリングはできませんよね?
そして、売れ筋商品を買わない人の方が大多数というのが大半を占めます。
これではいつまでたっても新規顧客獲得や商品展開の改善に繋がりません。
そこで用いるのがDMPなのです。
自店舗で購入しなかった顧客はどんな店舗へとアクセスし、どんな商品をチェックしているのか、というようなデータを活用することでプロファイルすることが可能となります。
ここで初めて、どのようなアクションプランを起こせばいいのかが明確になるのです。
DMP導入の目的である「顧客を知る」ということは、DMPなしでも不可能ではありませんが、リサーチの幅を広げる意味や深く顧客を知るためには必要不可欠なものであると言えるでしょう。
データからヒントを得よう! そして顧客との関係構築へ繋げましょう
先ほどのプロファイリングのお話で、顧客を知ることが大切であることがお分かりいただけたかと思います。
そして、DMPなしでも顧客を知ることは可能であるということにも触れました。
ECサイトの長期的、かつ継続的運営には、顧客を知り、彼らに最適なアプローチをしてやることで、リピート客になってもらうことが必要です。
ここでは、そのために必要な顧客との良好な関係構築の重要性、構築方法に触れていこうと思います。
EC市場は国内、海外問わず拡大を続けています。それゆえ多くの企業、事業者が参入しつつあります。業種によっては既に競争が激しいところもございます。
競争を勝ち抜くために大切なのが、常連客、リピーター客なのです。
ECサイト上ではお互いの顔が見えないからこそ、最適なアプローチをすることで顧客との良好な関係を構築し、自店舗のリピーターになってもらう必要性があります。
新規顧客の中には将来、優良顧客へと成長してくれそうな属性の顧客を明確にし、的確な施策を行うべきですし、既存顧客には最新購入日・購入頻度・累計購入金額などで格付けをし、コストをかけ、良い関係を維持したいところです。
そして、最適なアプローチを行ってみるからには、結果が返ってきます。
その結果に対し、しっかりと検証をしてやり、次なる施策の改善へと活かしていきましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
DMPの基本的な知識をはじめとし、DMPなしで行える顧客分析手法もご紹介してきました。
ただ、より深く顧客を知りたいとなるとDMPの導入は欠かせないものになるかと思われます。データをうまく活用し、サイト運営へと活かしていきましょう!
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