Instagram活用の販促に効果大!屋上に描いた3D創作物って?

ユニークな創造物で販促キャンペーンを成功に導いたデパートチェーンの事例紹介

Instagram(インスタグラム)はビジネス、特にマーケティング領域での活用が急速に進んでいるソーシャルメディアです。アメリカ生まれのソーシャルメディアなので、アメリカ企業での活用が進んでいます。今回は、全米でビジネスを展開するデパートチェーンのNordstrom(ノードストローム)の事例をご紹介しながら、Instagramの活用についての有益な情報をご紹介いたします。

NordstromとInstagram

Nordstrom(ノードストローム)は、シアトルに本部を置く、全米でも有数の大型チェーンデパートです。高級感あふれるその売り場作りは、一見して高級デパートとしての印象を植え付けます。日本では、西武百貨店が国内販売契約を締結しています。
Nordstromは、Instagramの活用でも他の競合を一歩先んじていて、フォロワー数は既に140万人になっています(2015年11月現在)。
https://www.instagram.com/nordstrom/

セールの販促で使うInstagram

NordstromのサマーセールプロモーションInstagramキャンペーン

そのNordstromがInstagramで展開し、話題となったユニークなキャンペーンをご紹介します。
Instagramは、ご存じのように写真をみんなでシェアをするソーシャルメディア。投稿する写真が魅力的であればより多くの[いいね!]やフォロワーを獲得し、より多くの人の目につくことは間違いありません。
Nordstromは、サマーセールのプロモーションのために、自社の屋上にInstagramの画面とそっくりな巨大な創造物をつくりました。Instagramの青色のロゴと、写真につくコメントも表示されているという念の入れようで、スマートフォンで見るInstagramの画面そっくりに作られています。もちろん、そこには“Wild about #NSale.”というキャンペーンスローガンもきっちりと入っています。
Nordstromがこだわったのはここからです。
実際にサマーセールで販売される商品の一つであるヒョウ柄のボディコンシャスなドレスを選んで、16mにも及ぶそっくりなドレスを作ったのです。それがタイトルにある“3D”という言葉に表現されている内容です。それに加えて、このドレスを7m以上の木製ハンガーにぶら下げて、巨大なInstagramの画面に置き、Nordstromの屋上に設置しました。上から見れば、Instagramに投稿された写真に見えるわけです。

キャンペーンの展開

巨大なドレスとハンガーを作成し、それをInstagramの中の写真に見えるように屋上に絵を描き設置する、という事だけでも十分に話題性はあったと思います。しかし、Nordstromはさらに先に進んだキャンペーンを展開しました。
巨大に作られたドレスと同じ実際に販売されているドレスを着たモデルをその屋上に登場させ、そのモデルがドレスに向かって歩いている様子をドローンで撮影してビデオ化。そして、そのビデオを自社のInstagram上に投稿したのです。
Nordstromはこの画像をサマーキャンペーンの始まる二日前に投稿して、一気に話題をさらいました。

キャンペーンの展開

Nordstrom Instagram から転用 https://instagram.com/p/5P2Qb1G9Y9/?taken-by=nordstrom

ビデオはこちらからご覧いただけます。 https://instagram.com/p/5Nw7HFG9YZ/

このキャンペーンから気づくこと

このキャンペーンには、Instagramを利用する場合のいくつかの重要なポイントが含まれています。

1.話題性の計画

このNordstromのキャンペーンは、初めから話題になることを十分に計画しています。
16mにも及ぶドレスを作成し、7mにもおよび木製ハンガーにぶら下げたことは、それだけで話題になるはず。Nordstromはそれに加えて、同じドレスを着たモデルをその創造物の上を歩かせて、動画にしました。ちょっと聞いただけでもどんなものか一度は見てみたいと思われる魅力にあふれていますよね。
もちろん、これだけのキャンペーンはそれなりの予算がないと出来ないことも確かです。しかし、予算があれば出来るというわけではありません。
予算が十分にあればさまざまな選択肢が可能となりますが、仮に予算がないとしても、どのように話題を作るかは事前に十分に検討した上でキャンペーン設計をすることの大切さをここから学ぶべきです。

2.魅力的な写真と動画

キャンペーンプロモーションのために屋上を利用したのは、Nordstromが初めてではないようです。その前にあの有名なハロッズが屋上を利用してキャンペーンメッセージを発信しています。
Nordstromが仕掛けたのは単に屋上に大きな広告用の創造物をつくるというだけではありませんでした。すべてを絵で描くことは出来たはずです。しかし、実際には巨大なドレスとハンガーを作成して、3Dという形で制作物にしたところが突出しています。同じドレスを着たモデルを歩かせたところがさらにすごい。
そもそもなんで数ある商品の中からヒョウ柄のドレスを選択したのか? モデルを同じドレスで歩かせる、というところまで考えるとその意図が見えてきます。
屋上の創作物にとどまらず、話題性、ファッション性の両面を狙った素晴らしく魅力的な写真と動画になったことは間違いありません。
Instagramの画面を巨大な創造物で描くことだけでも魅力的ですが、3Dにしてさらにはモデルを歩かせるという魅力を加えて、NordstromのInstagramへの求心力を飛躍的に高めています。
毎日このスケールの写真を用意することは出来ませんが、季節ごとのキャンペーン設計の際には、凝った演出のある写真・動画を用意することも大切だと思います。

3.販売商品との連携

Nordstromがこのキャンペーンの商材として選んだのは、ヒョウ柄のドレスでした。これは実際にサマーセールで販売されている商品です。このキャンペーンは、このように実際の商品を使ったところにその大きな意味があったと思われます。
単なる話題作り、魅力的な写真、という視点からだけ考えれば、必ずしも実際の商品を登場させる必要はなかったかも知れません。しかし、目的はサマーセールの販売促進です。そのためには実際の商品は不可欠でした。しかも、モデルに着せてファッション性あふれる写真と動画になるような商品を選択しています。
ブランド向上を目的とするのであれば、必ずしも商品との連携は必要ではない場合もあるでしょう。しかしこのキャンペーンはサマーセールのプロモーションとして計画されました。つまり直接売り上げ向上を目指しているわけです。その場合には、こうした商品との連携が非常に有効に効果を発揮することは間違いないと考えられます。

Nordstromは全米有数のチェーンデパートです。このキャンペーン規模を誰もがまねできるわけではありません。しかし、Instagram活用の先行者であるNordstromから学ぶことも大切です。「話題性」「魅力的な写真」「販売商品との連携」というポイントは、販売促進を目的にするのであれば、どのような規模のキャンペーンを設計する場合にも必要なポイントです。これらのポイントを振り返りながらInstagramを活用すると良いでしょう。

なお、簡単にInstagram上でキャンペーンサイトの作成ができる弊社のサ-ビスが「OLO(オロ)」です。
詳しくは弊社の「OLO(オロ)オフィシャルサイト」をご覧ください。

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