こんにちは。ライターみなと遥日です。
いまや世界中で利用されているInstagram(インスタグラム)。その写真画像共有サービスの特徴を最大に活かし、多くの企業やショップがプロモーションを打ち出しています。
今回はその中でも厳選した事例5点をご紹介します。
Instagramのタグ付け機能を活用したIKEAのオンラインカタログ
Vimeo URL : https://vimeo.com/98909669
総合家具ブランドIKEAでは、年に1度若手デザイナーを起用した『PSデザイン』というコレクションを発表しています。こちらは2014年のIKEA_PS_2014のプロモーション動画です。
動画を見てもらうとわかりますが、IKEAの公式Instagramアカウント@iikea_ps_2014のサイトがこちら!
それぞれのカテゴリーを選ぶと、カタログの該当ページが表示され、写真をタップすると商品名がタグ付けされています。
さらにタグをタップするとその商品のアカウントページに飛んで詳細な情報を見ることができる仕組みになっています。
こちらの詳細ページに掲載されている写真にも、また別の商品がタグ付けされているので、ドンドンページを進めて様々なコーディネートを楽しむことができます。
SNSの基本機能ですが、『タグ付け機能』を利用して、新しい発想でプロモーションカタログをオンライン上に作り上げたInstagramのネットショップですね。
NYの人気レストランComodoの『The Instagram menu』
Vimeo URL : https://vimeo.com/51408113
次に紹介するのは、NYにある人気レストラン『Comodo』の『The Instagram menu』です。こちらのショップは顧客心理を利用してInstagramを使って来店客に口コミで勧めてもらうようなMenuを作っています。
Instagramのユーザーによって、レストランで食べた写真を撮影して投稿するのは一般的な習慣のようなものになっています。実際Instagramの投稿でも、ハッシュタグ#foodの投稿数は173,163,164件です。(2016年1月現在)凄いですよね。#foodに続くハッシュタグを合わせると、数えきれません。笑
それだけ、王道で人気のあるハッシュタグですから、Instagramを利用するユーザーにはレストランで食事をして料理の写真を撮らないなんて考えられない訳ですね。
そこで、こちらのショップ『Comodo』はInstagramerを利用してお客さんが紹介しているメニューを作り上げているというわけです。
流れは簡単です。まず注文する時に見るメニューの最下部に、「Instagramでハッシュタグ#comodomenuのついた料理を見て!」と記載しました。
それを見たお客さんは注文する前に『Comodo』で食事した他のお客さんが撮影して投稿した料理が見ることができるわけです。
そうなると、また料理を注文して撮影、投稿したお客さんがドンドン増えていきますから、ショップのメニューは口コミで料理を紹介してもらっているようなものです。ショップが「これはオススメです。」という必要もないので一石二鳥ですね。
しかも、今まではグルメサイトなどに登録して広告費をかけていたショップにとって、経費節減にもなるということです。Instagramは活用次第で可能性は無限大ですね。
また、この『Comodo』のInstagram menuはレストランで食事をするお客さんにだってメリットがあります。
あなたもレストランで食事をする時に、ショップのメニューだけで決めるのって悩むことありませんか?その時、誰かに聞きたくなりませんか?
あなたが食べたい料理を他に食べた人から「これすごく美味しいよ。」とコメント付の写真があったら、「じゃあ、食べてみようかな・・」と思いますよね。
つまり、同じショップで食べた人のオススメなら安心できるので、選ぶお客さんにとってもメリットがあるということです。更に、Instagramを利用するユーザーが同じ趣味ということで共感も得られ、フォロワーを増やす可能性も増えるのです。
どうですか?日本にもこんな楽しいショップはないかな?今度探して見つかったらご紹介しますね。
Calvin Klein 『I 2016 in #mycalvins』
こちらはCalvin Kleinが2014年2月から開催しているinstagramキャンペーンです。
以前にも紹介したことがありますが、総勢100人以上の有名ブロガーやモデル、芸能人にCalvin Klein Underwearを着用した姿で、ハッシュタグ 『#mycalvins』をつけて投稿してもらうキャンペーンです。
WHAT DO YOU DO IN YOURS?
この言葉の意味通り、ハッシュタグ『#mycalvins』をつけて一般の人も投稿することができ、有名セレブと一緒にCalvin Klein UnderwearのWebサイトに表示される可能性があるのでショップファンにとっては、魅力的なカタログキャンペーンです。
現在はアンダーウェアだけではなくショップの商品を着用して投稿できるようになっているので、継続して投稿がドンドン増えています。
「うまくいけば憧れのセレブ達と一同じようにCalvin Kleinのモデルになれるかも?」
そんなファンの心理を掴んだ魅力的な応募型カタログキャンペーンですね。
GU『GU Time Line』
次にご紹介するのは、あなたも知っている大手ファッションブランドGUが行っているカタログキャンペーンです。GUといえば、世界的なブランドユニクロが手掛けるファッションブランドショップ。
ユニクロよりもリーズナブルな価格でオシャレを楽しむコンセプトで立ち上がったブランドです。2006年の設立依頼、今や世界のファッションブランドとして認知され、若い世代からミセスまで、幅広い世代に支持されていますよね。
このGU Time Lineは、84人のモデルさん(2016年1月現在)の他に、人気ファッション雑誌『MORE』や『NAILON』のモデルさんがGUの洋服を着て、ハッシュタグ#GUTLをつけて投稿するとリアルタイムに表示される仕組み。
人気のモデルさん達がGUの洋服を着て、見に来たユーザーが自分で着た時のイメージを膨らませたり、購買意欲を高めるバーチャルショップを作り出しています。
10代から20代のアクティブユーザーの多いInstagramにピッタリのカタログ型ネットショップはさすがGUですね。
MR PORTER『DOGGY STYLE』
最後はちょっと可愛いカタログ型ショップのご紹介です。
こちらは、お洒落なメンズファッションECサイト『MR PORTER』が、2015年3月に行ったキャンペーンです。春コレクションの洋服をユニークなモデルを使って話題になりました。
ご覧のとおり、人ではありません。犬です。
Instagramでは、動物のハッシュタグは大人気です。ちなみに#dogの投稿数は91,987,940(2016年1月現在)もあります。
今回、通常は人のモデルを起用する代わりに、Instagramで大人気のワンちゃんたちがモデルになっています。Instagramで投稿されている犬のアカウントはファッショナブルな写真が多くあり、それをヒントにこの可愛いカタログが完成しました。
犬好きにはたまらないユニークで斬新なショップカタログですね。このカタログには5人?5匹の登録モデルがショップの春コレクションを着ています。おひとりだけ私の気に入ったモデルさんを紹介しますね。
どうですか?結構ワイルドですよね。笑
他にもあと4人?4匹のモデルさんが春コレクションを紹介してますよ。気になる方はショップのInstagramをご覧くださいね。
まとめ
以上,私が選んだInstagramのショップサイトですが、どこのショップもInstagramの特徴とユーザーの心理を掴んだステキなカタログショップでしたよね。
2016年もInstagramを活用したキャンペーンが数多く開催されるでしょう。
あなたも是非Tryしてみてくださいね。