クリスマスなどの祝日前にはその日のためのプレゼントの購買が一気に増えるのはよく知られていることだが、Instagram(インスタグラム)を利用することで祝日に向けた商品の購買を加速させることができる。
しかし、祝日に向けたInstagramの活用方法については、通常のInstagramの活用方法とは異なる点があるので、その特性を踏まえた上での活用方法を取るべきだ。
今回の記事ではInstagramを活用した祝日の購買を加速させる具体的な方法について、Socialmedia Examinerを参考にご紹介しよう。
フォロワーに質問を投げる
ソーシャルメディア全般に言えることだが、投稿でフォロワーに対して質問するのは、フォロワーとより繋がる上で有効な手段だ。
質問のなかでも、とりわけ「どちらが好みか」という質問はフォロワーが答えやすく、しかしまたフォロワーの目にとまりやすい有効な質問だ。そしてその質問は祝日用に販促したい商品にターゲットを合わせて行うべきだ。
たとえば宝石ショップのZalesjewelersは似ている指輪を並べてどちらの商品が良いのか質問した。このような質問はフィードの中でフォロワーの目にとまりやすいし、また簡単に応えることができるので有用なのだ。
とりわけ祝日に向けた商品の販促を行いたい場合、商品を2つ並べてフォロワーに比較させて「どちらの商品が今度の祝日にピッタリか」といった質問をすると良いだろう。
また、この投稿のための写真には人目をひく質の高い写真を可能な限り使うべきだ。
慈善団体とパートナーシップを結ぶ
少し意外かもしれないが、祝日にあわせて慈善団体とパートナーシップを結んで慈善活動を行うのも良い。
その姿勢がコミュニティ、またはブランドの評判に貢献するのだ。
顧客はそのブランドの慈善的な姿勢に気づくだけではなく、その活動に参加してくれることさえある。
たとえば、ファッションブランドのBanabarepublicはHumaneSocietyNYとパートナーシップを組んで、犬の里親を探す告知をInstagram上で行なった。告知は「犬が休日を過ごすための家を探しています」というものだ。
この告知の投稿には5000以上のLikeをもらっておりフォロワーからの反応はかなり大きかったようだ。
このような慈善団体とのパートナーシップというのは良い意味でのブランドイメージ作りにつながるのだ。
フォロワーからコンテンツを集める
Instagram上でキャンペーンを開催すると何が良いのかというと、顧客の自社へのエンゲージメントを高めるだけでなく低コストで自社のためのコンテンツを集めることができることだ。
たとえばスターバックスはRed Cup Contestという毎年恒例のスターバックスのイベントの際に、フォロワーに赤いコップというテーマでハッシュタグ#RedCupContestとタグづけした写真を投稿してもらった。そのコンテストでは投稿の中から良い写真の投稿を選び優勝者にはスターバックスのギフトカードを渡すというものだ。
このコンテストは毎年多くのコンテンツをフォロワーから集めることに成功している。祝日に合わせてこのスターバックスのようなコンテストを実施するのも良いだろう。
ペア商品を取り上げる
ペア商品を取り上げた投稿をするのも良い方法だ。
祝日を前にしてペアのおそろい商品を見せることはカップルにその商品の購入を検討させるだけではなく、2つにするとそれぞれの商品をより魅力的に見せるという効果も期待できるのだ。
クリスマスなどの祝日前になるとカップルがプレゼントを探し出すので、祝日に販促のためにこのようなペア商品の投稿をすると良いだろう。
休日向けにディスカウントを実施する
祝日に合わせて売上を伸ばすためにディスカウントを実施をするのも良いだろう。
祝日前で購買する意欲が高まっている顧客に対して、ディスカウントがあれば購買の後押しになる。
ディスカウントを行う際には投稿にディスカウントのクーポンコードを記載しておくとより効果的だろう。
まとめ
今回は、Instagramを祝日向けの商品の販促に活用する方法についてご紹介した。
再度、言及しておきたいのが、祝日前には多くの企業からの販促の投稿が増えるので通常通りの投稿であればフォロワーの目に止まらない可能性が高いということだ。
そこで、フォロワーの目にとめてもらうためには当記事でご紹介したように、フォロワーに質問をなげる、人目をひく画像を使う、慈善団体とパートナーシップを結ぶ、といった他の企業とは違う投稿をする必要がある。これらのポイントに留意して祝日向けのInstagramマーケティングを実践していただければ、他社よりも一歩抜きん出たInstagramキャンペーンを開催することができる。