Instagram(インスタグラム)上でコンテストを開くことは、潜在顧客へのリーチ、ブランドの認知向上、エンゲージメントを高めるためには1つの有効な手段だ。
ただし、コンテストを開く上では事前の準備と戦略を持って開くのでなければかえってブランドの印象を悪くしてしまう可能性がある。それはコンテストを開く上でのデメリットとも言えるのだが、事前の準備をしっかり行うことでそのデメリットを回避することが可能だ。
目標設定
肝心なのはそのコンテストを行うことによってどのような目標を達成したいのかということだ。ただ単にフォロワーを増やしたいのか、バスを起こしたいのか、そのような目標を設定るすることで効果的なコンテストを計画することができる。目標はできるかぎり明確な目標が良い。たとえばフォロワーの数を30%増やすというような数値で計測できる目標だ。
Instagram(インスタグラム)コンテストの種類
Instagram(インスタグラム)コンテストには大きく分けて2つのタイプのコンテストがある。1つはテーマを設けて行われるコンテストで、写真、ハッシュタグで勝者を決めるというものだ。もう1つは抽選で勝者を決めるというものだ。
Like,コメント、フォローをしたユーザーの中から抽選で選ぶコンテスト
抽選形式の場合投稿にLikeをする、投稿にコメントをする、アカウントをフォローするの3つに大別される。
たとえばシューズを販売するThe Shoe Closet, a shoe boutique from Wichita Falls, TX, の場合だ。この上記写真の投稿に最初の200Likeを押したユーザーの中から1人を抽選で選び200ドル分のギフトカードをプレゼントするというものだ。
このコンテストの方法のメリットは実施が簡単なのと、短期でLikeやフォロワーを増やしたい場合において有効なところだ。デメリットとしては顧客の長期的なエンゲージメントという視点で見ると必ずしもこの方法が良いとは言えないところだ。
ハッシュタグを利用したコンテスト
https://www.business2community.com/instagram/instagram-contest-guide-how-to-make-your-campaign-a-success-01314728#my6BbhChTY0ggQi8.97
コンテスト開催者がハッシュタグを設定する。そのハッシュタグに関連した写真やビデオをユーザーに投稿してもらいその投稿の中から抽選、もしくはLikeの数が多いものコンテストの勝者として選ぶ。
このハッシュタグを利用したコンテストが良いのはそのハッシュタグをもとにしたコンテンツが集めることができるためにそのコンテストを開催した企業、団体、商品のブランディングにつながるというところだ。
また広告効果も非常に高いコンテストで、投稿をしたユーザーの中のフォロワーにも露出することができる。
たとえばMadewellというファッションブランドは#everydaymadewellというハッシュタグをテーマにしてユーザーに写真を投稿してもらうコンテストを行った。コンテストは、投稿の中から良い写真のものを選びギフトカードをプレゼントするというものだ。
コンテストがターゲット層に適しているのか確認
そのコンテストが自社の顧客であるターゲット層に対して適切なものなのかどうかを確認しなければならない。たとえばアウトドアブランドが化粧をテーマとしたコンテストを開いたところで効果は薄いだろう。
アウトドアブランドがコンテストを開くのであればやはりアウトドアに関連した内容でコンテストを開くべきだろう。このように自社の顧客であるターゲット層に対して適切なコンテストになるのかどうかを熟慮した上でコンテストを開くべきだ。
コンテストの告知の投稿には興味をひく画像を使用
コンテストの告知をする投稿には興味をひく画像を用意しよう。この投稿もそのブランドのブランディングになるわけでありしっかりと準備した投稿を心がけよう。また告知の投稿は1目でわかるようにシンプルで分かりやすいものとすべきた。
コンテストを開催・告知
コンテストの開催の実行は簡単だ。Instagramにコンテストの告知の投稿をするだけだ。その後、コンテスト開催のお知らせをFacebookなどの他のソーシャルメディア、Webサイト、ブログでも積極的に発信する。
またソーシャルメディア上で影響力のあるインフルエンサーにコンタクトを取りコンテストについて取り上げてもらうようにお願いするのも1つの手だろう。
まとめ:コンテストの後
コンテストの勝者に連絡を取ってその勝者がコンテストについてどう思っているか、どのようにそのコンテストの商品を利用するのかという「ストーリー」を聞いておこう。そのストーリーは後に勝者を発表する際に役立つ情報となるだろう。
また勝者だけではなくコンテストに参加してくれた参加者に対しても参加してくれたことに対してお礼を言っておくと良いだろう。
またコンテストにおいて最初に設定した目標を達成できているのかどうか確認すること、そして達成できている場合にはなぜ達成できたのか、できていない場合には何がダメだったのかということを振り返ると良いだろう。その振り返りは今後コンテストを開く上で役立つに違いない。