ファッションとECは相性も良いため、アパレルECを運用しているお店も多くなってきました。凝ったデザインにしているサイトも多いのですが、そこには落とし穴もあります。
オーナーからすると良いデザインだと思っていても、ユーザーからするとそうではないケースがよくあるのです。ユーザーの立場から、ネットショップの制作や運営をしていくことが大事なのです。
本記事では、アパレルECの運営者なら気をつけるべきポイントについてご紹介します。使い勝手など、UIに注力して話を進めていければと思います。
アパレルEC運営者が注意すべきこと
スマホに対応させる
いまではスマホが一般的になりましたが、ネットショップもスマホに対応することが求められています。アパレルECを使っているユーザー層もスマホを使っているでしょうから、サイトもスマホ向けにしておきましょう。
デザイン
スマホ向けのデザインにするにはいくつかの方法があるのですが、最も一般的なのはレスポンシブウェブデザインです。端末のディスプレイサイズ(横幅)に合わせて自動でコンテンツが配置されるため、あらゆるスマホ・タブレットに対応することができます。
レスポンシブウェブデザインを採用するときに注意したいことがあります。ネットショップを制作した後にレスポンシブウェブデザインにするのは、とても大変です。手間も掛かりますし、その分だけ費用がかさんでしまうことも考えられます。
ネットショップをオープンすると決めたら、できるだけ早い段階でスマホ向けのデザインに取りかかるようにしましょう。
見やすさ
パソコンと違ってスマホの画面は小さいですし、屋外で使われることも多いですよね。そのため、パソコンよりも見やすさに配慮する必要があります。特に、文字の大きさと画像の大きさが大切です。
アパレルECでは、商品の説明文やブランドの紹介文など、たくさんの文字が表示されるはずです。文字を大きく、また識別し易いフォントを使うことをおすすめします。
また商品写真やバナーなどの画像についても、見やすさを考える必要があります。画像のサイズを画面サイズいっぱいにしたり、スマホ用の画像を別で用意してもいいですね。
操作のし易さ
操作のし易さも大事です。スマホらしく直感的で、わかりやすく使えるようでなければいけません。
最も重要なのは、購入ボタンや数量の指定、お問い合わせフォームなどのアクション要素ですね。ボタンや入力欄は大きめにして、じゃまにならない程度に目立たせるといいでしょう。
店舗の情報を充実させる
ネットショップでなく実店舗もある場合は、サイト内で店舗の情報も充実させておくようにしましょう。ショップの信頼性を高めるだけでなく、店舗への来店も見込めるようになります。
店舗の地図
アパレルECでよくありがちなのが、地図がおしゃれなイラストで記載してあることです。オリジナリティを追求することは良いことなのですが、それも使いやすさとの天秤にかけてからにしたいもの。
店舗の地図はGoogleマップを埋め込んだ方が見やすくなります。店舗の場所を間違えられてしまうリスクも減るので、ユーザーが使い慣れたGoogleマップにしておいた方が無難でしょう。
なお、Googleマップを使う時に気をつけたいことが一つあります。ページを下までスクロールするときに間違って地図をさわると、スクロールでなく地図の拡大縮小がされてしまうことがあります。使う側にとっては、これは結構ストレスになります。
地図の拡大縮小をさせないこともできるので、ページ内にGoogleマップを埋め込む際には検討してみてください。
連絡方法
電話やメールアドレスついても、忘れずに記載するようにしてください。
スマホ向けのページでは、電話番号表示のタップで電話がかけられるようにしておきましょう。メールアドレスも、タップでメールアプリを起動させることができます。
いちいちコピペしなければいけないとなると、それだけで販売機会を失うことになりかねません。スマホサイトをお持ちの方は、一度その辺りをチェックしてみてはいかがでしょうか?
まとめ
アパレルECの運用者が知っておくべきポイントについてご紹介しました。どれも大事なポイントですが、取り組みやすいところから行っていくといいでしょう。
また、スマホやタブレット、スマートウォッチなど、次々と新しい端末が出てきています。オンラインショップだけでなく、アプリの活用も必要になってきます。
最新情報をウォッチしながら、効果の上がるECサイトをつくっていってください。