ECサイトなどのホームページでは、ページごとにタイトルがありますよね。タイトルには、商品の名前やキャンペーン内容など、ページ固有の情報が書かれています。
実は、このタイトルは非常に重要。商品の訴求も左右しますし、検索結果で上位に表示されるかのキーポイントにもなっているのです。
本記事では、ECサイトで売上をアップするための、効果的なタイトルの付け方についてご紹介します。
売上を上げるためのタイトルの付け方
メリットを伝える
ユーザーが商品を買ってくれるのは、なぜなのでしょうか?実用的だから?かっこいいから?ステータスになるから?安いから?
商品を買うことで、こういったメリットが得られるかどうか。これが、ユーザーが商品を買うときの判断基準になっているのです。
タイトルには、商品を買うことで得られるメリットについて書くようにしましょう。ユーザーへの訴求力が強まり、売上の向上が見込めるようになります。
なお、マーケティングではこのメリットのことを「ベネフィット」と呼んでいます。ベネフィットはマーケティングにおいても最も重要と言われています。タイトルだけでなく、商品選びやキャンペーンの際にも意識しておくようにしてください。
キーワードは前半に配置する
ECサイトで扱っている商品には、それぞれキーワードがありますよね。「アウター レディース 春色」や、「iPhone イヤホン 純正品」といったもののことです。食材の場合は「沖縄」や「青森」などの産地も使いますし、中古品の場合は「美品」や「ジャンク」などもキーワードになります。
こういったキーワードは、できるだけタイトルの前半に含めるようにしてください。理由は二つあります。
1つ目の理由は、前半の方がユーザーに見てもらうことができるから。文章の前半にあった方が目にとまりますし、シェアされたときにタイトルの後半が切れてしまう可能性もあります。重要なキーワードは前半に配置して、確実にユーザーに見てもらえるようにしましょう。
2つ目の理由は、SEOで有利になるからです。SEOとは、GoogleやYahoo!で検索されたときに上位に表示されるための方法のこと。商品のキーワードを前半に盛り込むことで、SEOへの効果が期待できるのです。
文字数は全角30文字以内にする
タイトルは、全角で30文字以内(半角では60文字以内)を目安にしましょう。
Googleの検索結果では、ページのタイトルが約30文字までしか表示されていないことをご存じでしょうか?30文字を超える部分は、点(…)になって省略されてしまうのです。
途中でタイトルが切れていると、ユーザーにページ内容が正しく伝わりませんよね。それに、たとえタイトルが表示されていても、長すぎるタイトルはユーザーに呼んでもらえない可能性が高いです。
反対に、短すぎるタイトルも良くないとされています。30文字ほどのちょうど良い文字数で、適切にページ内容を伝えられるようにしてください。
最終チェックをする
タイトルができたら、最後に間違いがないかチェックをします。ちょっとした間違いでも、ユーザーにはストレスになることもあります。できるだけ、マイナス要因はなくしておきましょう。
具体的なポイントをいくつかあげてみます。
- 「てにをは」は正しく使われているか?
- 誤字脱字はないか?
- ブランド名など、固有名詞は正しいか?
- 漢字が連続していないか?(視認性)
まとめ
ECサイトでのタイトルの付け方についてご紹介しました。どれも難しい知識など必要ありませんので、早速ご自身のECサイトでもとり入れていただければと思います。
なお、タイトルを決まってもまだやることはあります。作成したタイトルで商品の売上が上がったのか、分析する必要があるのです。
PVやクリック率などの数字も参考にして、タイトル付けがうまくいったのか判断をする。その結果は、ノウハウとして今後の糧にしていってください。