STORES.JPやBASEなどのサービスが現れたことで、誰でも気軽にネットショップがオープンできるようになりました。だからといって、手当たり次第にオープンしても成功は見込めません。
ネットショップで成功するには、そのためのポイントがあります。ポイントをおさえた運営をしていくことで、成功の確率は格段に高まることでしょう。
本記事では、ネットショップで成功するために実施したいことを7つに絞ってご紹介します。
ネットショップで成功するために実施すべき7つのこと
事前準備をしっかりとする
ネットショップをはじめるにあたり、目標設定やターゲット選びなどの事前準備は非常に大事です。いくつかポイントをあげてみましょう。
- ターゲットはどんなユーザーか?
- 半年後、1年後の売上げ目標は?
- どれくらいの費用が想定されるか?
- 取り扱う商品は?主力商品は?
こういった事前準備をしっかりとしておくことで、成功の確率が格段に上昇することでしょう。
配送方法の選定
ネットショップを開くときには、最適な配送方法を準備する必要があります。ユーザーのニーズに照らし合わせて、配送料金や商品到着までの日数、対応、保証内容についてよく確認しておいてください。
一般的にメール便と宅配便の2種類の配送方法があるのですが、各社サービスも料金も異なります。必要であれば見積もりを依頼してもいいでしょう。
決済方法の選定
配送方法と同じく、ネットショップでは決済方法の選択も重要です。取り扱う商品やネットショップの規模を考慮しながら、運営するネットショップに合った決済方法を選ぶことが大事です。
決済を導入する際は、決済代行業者と契約するケースがほとんどでしょう。決済代行業者もそれぞれサービスが違いますし、利用料金が必要なこともあります。
ネットショップに合わない決済方法を選んでしまうと、利益を圧迫してしまうことだって考えられます。できるだけ経費を抑えて、最大限の利益が得られるようにしてください。
SEOを行う
SEOとは、Googleなどの検索エンジンで上位に表示されるための施策のこと。おおまかに言うと、サイトのコンテンツや内部構造を整える内部対策と、被リンクなどの外部対策に分けることができます。
近年はGoogleのコンテンツ重視の方針によって、内部対策の比重が高まってきました。コンテンツを充実させやすいネットショップにとっては、これは追い風になります。
ネットショップを運営しているのであれば、必ずSEOを行うようにしましょう。特に、ページのメタ情報や内部リンクなどの内部対策を重点的に行っていくことをおすすめします。
アクセス解析を行う
アクセス解析とは、サイトの訪問者について知るための方法のことです。使われている検索キーワードや流入経路、離脱率、CVなど、ショップの運用には欠かせないたくさんの情報が手に入ります。
アクセス解析を行うツールとしては、Google Analyticsが最もよく使われていますね。他にも、Similar Webなど便利なツールもあります。運用に合わせて、最適なアクセス解析ツールを選択してください。
SNSの活用
TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSを活用するようにしましょう。ネットショップへの流入を増やすだけでなく、知名度の拡大やブランディングの面でも重要です。
SNSを活用するときに注意したいこととしては、それぞれのSNSの特徴をとらえることです。
Instagramを例にあげてご説明しましょう。Instagramは、女性を中心とする10代から20代のユーザーを多く抱えています。ファッションや最新情報に敏感なInstagramユーザーには、運用の仕方にも工夫をこらさなければいけません。
よくあるのは、商品の紹介は最小限にとどめて、ライフスタイルの提案をしている活用事例です。その他にも、Instagram動画を使ってストーリーを展開したり、Instagramのタイムラインにパズルのように写真を表示するなどの例があります。
InstagramならInstagramなりの、TwitterならTwitterなりの活用方法があるということです。SNSを使う際にはそのことを忘れないようにしましょう。
レコメンドエンジンの選定
ネットショップでの成功を目指すのであれば、レコメンドエンジンの活用は欠かせません。レコメンドエンジンとは、Amazonなどのネットショップで見かける「この商品を買った人はこんな商品も買っています」を表示するための機能のこと。
レコメンドエンジンにはいくつかの種類があるのですが、それぞれ仕組み(アルゴリズム)が異なります。その結果、表示される商品も変わってくるのです。
ネットショップに合ったレコメンドエンジンを選ぶようにしましょう。
まとめ
ネットショップで成功するために必要なことについて見てきました。大事なことは、継続して実施していくことです。
また、時間がたつと状況も変わります。顧客のニーズも変化していきますし、自社の運用体制も変わることがあるでしょう。
やるべきことが実施できているのか、数週間か数ヶ月ごとにチェックすることをおすすめします。