ネットショップには、商品画像やバナーなど多数の画像が表示されます。
商品の魅力を伝えるためにも、見栄えがいい写真をたくさんアップしておきたいですよね。
その一方で、表示される画像が増えてくるとページが重くなってしまうことがよくあります。商品の魅力を伝えようと画像を掲載しているのに、それが原因で使い勝手が悪くなってしまっては困りますよね。
解決策としては、画像の圧縮をすることがあります。画像の圧縮をすると、画像の品質を劣化させることなく表示速度を改善してくれます。画像の圧縮ができるサービスを5つご紹介していきましょう。
画像圧縮が必要な理由
圧縮とは、画像の品質を(できるだけ)劣化させずに軽量化することをいいます。なぜ、画像の圧縮が必要なのでしょうか?その理由を簡単にご説明しておきましょう。
品質の良い写真やサイズの大きな写真は、画像のファイルサイズが大きくなります。これはつまり、データ量が多いということです。データ量が多い写真を表示するには、その分だけたくさんデータを読み込む必要があります。これが、ページの表示速度が遅くなってしまう原因になります。
ページの表示速度を改善するには、画像のファイルサイズを小さくすればOKです。ご紹介するように、画像の品質を落とさずに画像の圧縮ができるサービスも多く知られています。ぜひ活用していきましょう。
画像圧縮サービス5選
本記事では画像の圧縮(軽量化)ができるサービスを5つご紹介します。どれも使いやすいのですが、ご自身の使い方に合うツールを見つけていただければ幸いです。
TinyJPG
ブラウザから使える画像圧縮サービスです。
使い方ですが、圧縮をしたい画像をドラッグ&ドロップをしてアップロードするだけでOKです。アップロードされた画像ごとに、最適な方法でファイルサイズを減らしてくれます。
対応しているファイル形式は、JPGとPNGの2種類。一括で圧縮できる画像は、20枚まで。対象とするファイルサイズは5MBまでとなっています。
Optimizilla
「Optimizilla」はブラウザから使える、画像の圧縮サービスです。
ドラッグ&ドロップするだけと使い方も簡単。可能な限り画質を劣化させず、ファイルサイズを減らすことができます。
PNGとJPGのファイル形式に対応していて、一度に20枚までの画像が圧縮できます。圧縮率の指定も可能です。
JPEG Optimizer
「JPEG Optimizer」は画像の圧縮と同時に、リサイズもできるサービスです。
ネットショップごとに画像のサイズは決まっていると思うので、同時にリサイズまでできると一石二鳥ですね。圧縮時のクオリティを選択することも可能です。サービス名称の通り、対応しているファイル形式はJPGのみ。
compressor.io
「compressor.io」もブラウザから画像の圧縮ができるサービスです。
特徴は、対応しているファイル形式の多さ。JPG、PNG、GIFのほか、SVGにも対応しています。
LosslessとLossyの2種類の圧縮パターンから選択できますが、基本的にはLossyで問題ないでしょう。最大で90%の軽量化が可能(公式サイトより)となっています。
PunyPNG
画像を軽量化してくれるサービスには、画像のExif情報も一緒に削除してくれるものが多いです。Exif情報とは、画像ファイルに添付されている撮影情報のことです。撮影日時や使用機材、ISOなどの情報が含まれています。
Exif情報は、いわば個人情報です。画像の圧縮と同時に削除してくれた方が都合がいいことが多いのですが、場合によってはExif情報を残して圧縮をしたい場合もあるでしょう。
「PunyPNG」はExif情報を残したまま画像を圧縮してくれるサービスです。対応しているファイル形式は、PNG、JPG、GIFの3種類。500KBの大きさまで対応していて、一括で20枚までの画像が圧縮できます。
まとめ
画像の圧縮ができるサービスについてご紹介しました。
ブラウザから使えるものも多く、手間に感じてしまう作業が気軽にできるのは嬉しいですね。機能も豊富で、画像の一括変換や、圧縮率が指定できるサービスもあります。本稿では取り上げていませんが、画像圧縮のできるスマホアプリもあります。
画像の圧縮はネットショップを運営しているのであれば欠かせない作業です。用途に合ったサービスを利用して、ネットショップ運営に役立てていってください。