最近では、オウンドメディアなどのコンテンツマーケティングが人気です。スピードを求める場合には向いていませんが、見込み顧客を獲得したり、顧客との長期的な関係を築いていくことができます。
コンテンツマーケティングにはいくつかの種類(メディア)があるのですが、大事なのはポイントをおさえて進めていくことです。そうでなければ、誰のためのコンテンツなのかわからなくなり、当然のことながら効果は期待できません。
コンテンツマーケティングを始める前に確認したいポイントを、4つの質問に絞ってご紹介します。これからコンテンツマーケティングをはじめる方が対象ですが、すでに取り組まれている方にも再確認として参考にしていただければと思います。
コンテンツマーケティングに必要な5つの質問
ゴールはどこか?
コンテンツマーケティングを行うからには、ゴールを決めておくようにしましょう。ゴールを明確にしておくことで、提供するコンテンツややるべきことが明確になります。ゴールですが、認知度の向上や見込み顧客の獲得、エンゲージメントの増加などがあげられます。
ゴールを設定するときには、可能であれば具体的な数値を盛り込むようにしましょう。「エンゲージメント率の10%アップ」や「問い合わせ件数を5%向上する」などのように測定可能なゴールを立てるのです。また、短期的なものだけでなく、長期的なゴールについても設定するといいでしょう。
ターゲットは明確か?
コンテンツマーケティングを行う時は、ターゲットを明確にしておくことが大事です。誰に見て欲しいのか、どんな人にリーチしたいのかがハッキリしていなければ、コンテンツをつくっても意味がありません。
ペルソナを設定することもそうですが、コンテンツマーケティングを行う時にはどういった人をターゲットにするのか、具体的に決めておくようにしましょう。
提供するコンテンツは何か?
コンテンツマーケティングと一言に言っても、いくつかの方法があります。ブログなどのメディアが一番有名ですが、他にもホワイトペーパーや動画、SNSなども活用されています。自社(自社製品)の強みやターゲットによって、適切なかたちでコンテンツを提供していくことが必要なのです。
また、コンテンツの内容についても考えておきましょう。上で、ゴールについて決めておくことが大事だと述べましたよね。ゴールの内容によって、認知されることに重きを置いたコンテンツを提供するのか、それとも購入や見積もりなどのアクションに通じるコンテンツを提供するのかが変わってくるのです。
KPIはあるか?
KPIとは、コンテンツマーケティングなどの施策の効果を測定するための指標のことです。アクセス解析データや売上などの、具体的に数値がわかるものがいいでしょう。
週次や月次などのタイミングで定期的にKPIを確認することで、効果を確認したり、軌道修正に役立てることができます。提供するコンテンツによって得られるデータもさまざまなのですが、計測可能なKPIを設定しておくようにしてください。
誰が運用(制作)するのか?
冒頭で述べたように、コンテンツマーケティングは長期的に行う手法です。そのための体制づくりも事前に考えておかなければいけません。SNSを利用するのであれば、日ごろの運用を行う担当者(中の人)を決めなければいけませんよね。
YouTubeなどの動画メディアやブログの場合、コンテンツを全て自社でつくっていくのか、それとも外注する方法も考えられます。予算などのリソースも考慮し、各業務の担当者について決めておくといいでしょう。
まとめ
コンテンツマーケティングで成功するための項目はいくつもあるのですが、その中でも欠かさず行っておきたいポイントに限ってご紹介しました。
こういった質問に答えることは、単に準備になるだけではありません。施策の方向性を固めることにもつながります。
また、コンテンツマーケティングには国内外問わず成功事例があるので、取り組む前にそういった事例について目を通しておくといいでしょう。