フリマアプリは、スマホから簡単に中古品の売買ができるのでとても便利です。その一方で、各サービスの違いについてはあまり知られていません。それぞれ、サービスの充実度も違いますし、扱っている商品のジャンルも結構違います。
本記事では、代表的なフリマアプリについてご紹介します。取り扱っている商品や手数料など、各フリマアプリの違いがわかるように解説してあります。
どのフリマアプリを使うか迷っている方や、これから利用していこうと思っている方に参考にしていただければと思います。
そもそもフリマアプリって何?
本題に入る前に、フリマアプリとはどういったものなのか簡単におさらいしておきましょう。
フリマとは、個人間での中古商品の売買をする市場のことを言います。正式な名前はフリーマーケット。中古品や不要品だけでなく、掘り出し物を見つけることだってできるかもしれません。
フリマと似たサービスとして、オークションがありますね。この2つの違いは、商品価格の決め方にあります。フリマでは、商品を販売する出品者が価格(固定価格)を決めます。一方、オークションでは価格が変動します。商品が売れるまでの時間と手間がかかってしまうオークションと比較して、フリマは手軽に商品を売買できるのですね。
このフリマをアプリから使えるようにしたのが、フリマアプリです。商品の出品から配送、決済までアプリで完結しているので、誰でも気軽にフリマができます。
本稿では、数あるフリマアプリの中から、いま話題の5つのアプリを選びました。各フリマアプリの特徴についても解説しているので、気になったアプリがあったらぜひ利用してみてください。
いま話題のフリマアプリ5選
メルカリ(Android、iOS)
フリマアプリと言えばコレ、というくらい大人気のメルカリ。2013年のサービス開始から順調にユーザーを伸ばしていて、2015年11月の時点で国内2,000万ダウンロードを達成しています(日米通算では2,500万ダウンロード)。
メルカリの最大の特徴は、出品数の多さでしょう。1日あたりの出品数は数十万点、月間での流通総額は数十億円と言われています。取引のスピードも速く、売れた商品のうち20%が1時間以内に取引完了していると発表されています。ユーザーとしては、ストレスなくサクサク取引ができるのは嬉しいですね。
なお、販売手数料は商品価格の10%、販売代金の回収手数料は210円(1万円以上の場合は無料)となっています。
LINE MALL(Android、iOS)
LINE MALL(ラインモール)-LINE公式/誰でも簡単に売ったり買ったりできるフリマアプリ
LINE MALL(LINEモール)は、LINE株式会社が提供しているフリマアプリです。
一番の特徴は、手数料が無料なこと。出品にかかる手数料や、売買成立時の販売手数料も無料です。ただし、他のサービスと同様、代金を振り込むときの手数料は一律210円となっています。
配送料が距離によらず一定額の「LINE配送」や、複数人での購入ができる「LINEグループ購入」など、LINEならではのサービスも提供されています。
FRIL(Android、iOS)
FRIL(フリル)は、女性向けのファッションアイテムを中心に扱っているフリマアプリです。
2012年にリリースされているので、フリマアプリとしては歴史が長い部類に入りますね。商品が限定されているにも関わらず、月間の流通総額は5億円超と言われています。アプリのダウンロード数は400万を超えています。
FRILに出品されている商品はファッションが中心なので、ブランドやサイズで絞り込みをかけることもできます。出品者をフォローすることもでき、フォローしたユーザーが新しく出品した商品はタイムラインで確認することができます。
メルカリと同じく、販売時の手数料は商品価格の10%、振り込み時の手数料は210円となっています。
ラクマ(Android、iOS)
ラクマはネットショップ大手の楽天によるフリマアプリです。リリースされたのは2014年11月なので、フリマアプリとしては後発の部類に入ります。
楽天らしく、出品されている商品ジャンルは幅広いです。商品の購入では、楽天ポイントを利用することもできます。
LINE MALLと同じく、手数料は無料となっています。
オタマート(Android、iOS)
フリマアプリ オタマート | アニメ・漫画・ゲーム・コスプレ・アイドルなどのアイテム売買に最適!
アプリの名前からわかるように、オタマートはオタク層をターゲットにしたサービスです。
フィギュアや同人誌などのアニメ関連商品や、アイドルグッズ、ゲーム機などが多く扱われています。他のフリマアプリでは出品されていない商品が多いことが大きなメリットですね。
販売手数料は10%、決済手数料は100円なのですが、2016年3月末まで手数料無料のキャンペーンを行っています。
まとめ
代表的なフリマアプリについてご紹介しました。
フリマアプリと聞くとどれも同じような気がしますが、それぞれ特徴がありました。FRILやオタマートのように商品特化型のサービスも多く、売買したい商品によって利用するフリマサービスを使い分けてもいいですね。
フリマアプリはまだ世に出て数年のサービスです。スマホならではのお手軽さやスピード感を活かしたアプリも次々と登場してくることでしょう。