『WEB担当者・必読』Facebook(フェイスブック)のネット集客方法と成功事例に学ぶ 〜基礎編〜

ネット集客方法の基礎の基礎ということで、前回の記事でどこからお客さんは来るのか5つの集客パターンでご紹介しました。

1、Social=ソーシャルメディア集客
2、Direct=URL直接入力
3、Referral=外部サイト
4、Organic Seach=検索エンジンからの自然検索
5、Paid Search=有料検索、Display=ディスプレイネットワーク
※ 有料検索とディスプレイネットワークは同じくくりとしてご紹介します。

 

 

これを踏まえ今回は
1、Social=ソーシャルメディア集客
こちらの集客方法の中でも1番ポピュラーであり定着している感があるFacebookについてユーザー数や属性など基礎的な情報から実際の集客方法についても企業や店舗のFacebookページを参考にご紹介します。

 

1.Facebookについて

Facebookについては説明するまでもありませんが。世界最大級のSNS(ソーシャルネットワーク・メディア)であり。Instagramを買収しさらに勢いを増している企業であります。Facebookは古いとか、Facebookで集客なんて難しいというお話しをたまに聞きますが。

これだけアクティブなユーザーがいますので間違いなく使えます。それでは現状のユーザー数や年齢属性などの基礎的な情報から実際の集客方法までご紹介します。

■サイトのURL

https://www.facebook.com/

 

■ ユーザー数

海外:17億1,000万人
参照: 会社情報 | Facebookニュースルーム
 
日本:2600万人
参照:フルファネルのマーケティングプラットフォームとしてのFacebookの活用可能性

 

■ユーザー属性

 ☆年代別:国内

主なメインユーザー層は、20代~40代の男女

 

0代:28.7万人(25%)
20代:75.5万人(61.1%)
30代:61.6万人(39.9%)
40代:43.3万人(23.8%)
50代:29.9万人(19.6%)
60代:10.8万人(6%)

 

参照:『総務省』平成 26 年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書

 

☆年代別:海外

18歳-29歳:82%
30歳-49歳:79%
50歳-64歳:64%
65歳以上:48%
※米国のインターネットユーザーのうちFacebookを利用していると回答したユーザーの利用率

 

参照:Demographics of Key Social Networking Platforms

 

■開設されているFacebookページ数

4000万ページ
参照:More Support For Small Businesses: Educational Events and Live Chat

 

■ユーザーの利用スタイル

 Facebookの利用スタイル

 

 参照:【2015年】SNS最新情報から考える、企業のSNS使い分けポイントまとめ 〜Facebook・Twitter編〜

 

 こちらのデータや個人アカウントでFacebookを見てても感じるのが、自己PR ツールとしての利用ですね。比較的浅い関係性の方も友達に入っていたり場合によっては一度もお会いしたことが無いような方も友達にいるってケースですね。ただ逆にこれの良いところが、認知度を上げるケースでの集客方法の手段として利用するにはFacebookは非常にうってつけと言えると思います。

 

■特徴

  • Facebookページ、グループが作れる
  • 位置情報の設定、チェックイン機能がある
  • 実名制でリアルな友人や知人などで繋がるソーシャルメディア
  • 若年層のFacebook離れが顕著で30代以上の中高年層の利用者が多い
  • 『いいね!(like)』を中心としてコメントやシェアなどで情報が拡散され友人・知人とのコミュニケーションをとる
  • 世界最大の規模のソーシャルメディア
  • ビジネスシーンでのメッセンジャーなどの利用も多い
  • 30代以上のビジネス利用、情報収集が多い
  • インターネットユーザーの71%がFacebookを利用
  • 87%のユーザーが高校の頃などの「昔の友達」とFacebookで繋がっている
  • 58%が同僚とFacebookで繋がっている
  • 45%が親とFacebookで繋がり、43%が子供と繋がっている
  • 39%が一度も会ったことのない人とFacebookで繋がっている
  • APIや広告などの仕様変更が非常に多い

 

これらの特徴の中でもFacebookにしかない特徴ですが。
  • 1、エッジランクにより投稿表示が時系列ではなくなる
  • 2、友達の「いいね!・コメント・シェア」した情報がタイムラインによく表示される。
  • 3、他のSNSに比べてビジネス関係の人とのつながりが多い

 

これらの特徴を踏まえてFacebookの集客方法を実践して頂くとより効果的でパフォーマンスを上げやすくなるかと思います。労力・コストは最適化、そして結果は最大化です^^

 

■集客方法

  • Facebookページを開設する。
  • 自社サイト、ブログ、Twitterなどその他SNSと連携させる。
  • Facebookグループを開設する。
  • 【有料】Facebook広告を利用する。
  • 【個人アカウント】Facebook友達を増やし宣伝する。
  • Facebookメッセージを活用する。
  • Facebook関連のランキングサイトへ登録する。
  • シェアやいいね!されるような投稿や企画などの仕掛けを心がける。
  • 名刺やショップカードに掲載し口頭でも案内しお客さんのアクションを促す。
  • メールなどの署名にも分かりやすく記載し認知を集める。

 

■運営 の目的

  • サービスや商品の潜在、見込み顧客からの認知を増やす
  • 既存顧客とのコミュニケーションを増やす
  • 信用信頼の向上につなげる
  • 自社サイトとは違う立ち位置での自社媒体をつくる
  • 新しい顧客の流入経路を作りビジネスチャンスを増やす

 

■運営するメリット

  • 時間と労力を惜しまなければ無料でも媒体力・発信力を持てるようになる。
  • ファンや顧客とより身近にコミュニケーション、対話が出来る
  • 低予算からの広告出稿が可能なためお試し感覚でテストできる
  • ハッシュタグが使えるためほかのSNSと合わせてハッシュタグブランディングが可能
  • うまく口コミの伝染と拡散に繋がれば信頼や信用、認知の向上につながる
  • 顧客との接点が近くより生の声が聞けるため改善や問題点の早期発見につながる

 

■成功事例

THE SCENE: 奄美大島 ホテル(リゾートホテル)温泉HOTEL THE SCENE

年1どころか月1は時間を忘れに行きたい奄美大島。その中でも、ひときわ光るホテル『THE SCENE』さんです。つい最近は天候?台風?の影響か電話回線が不具合を生じた際も緊急対応ということでFacebookページを活用されていました。

 

よくメディアの取材があるというセールスポイントをうまくFacebookを活用しご紹介されています。顧客視点で見てみれば、テレビや雑誌に取り上げられるお店やホテルの方が何もないお店よりもよく感じます。これをホームページで押していくよりも、Facebookでご紹介することで嫌味なく感じます。

 

叢 – くさむら – Qusamura叢 – Qusamura

私も大好きで爆買いしたくなる広島のサボテン屋さんです^^
サボテン屋さんとかいっちゃうとクレームきそうですが。銀座メゾンエルメス Window Displayも手がけられたようなアーティストさんでもあり多肉植物専門のお店さんですね。『いいね!』の数を見て頂ければ分かるんですが。ファンの方がかなり多いです。

 

なのでFacebookページではブランディングとかプレスリリースでファンにいかに早くダイレクトに情報を届けるか見たいな使い方をされているように感じます。私もすでに10個以上買って魅了されてますw

 

あくがれ蒸留所

芋焼酎好きの私も芋じゃないですが。ここのお酒は大好きなんです^^なんてのはどうでも良いですが。宮崎に行きましたら必ず買いますあくがれさん。Facebookページでは毎月あるプレゼントコーナーが秀逸ですね。
新規でページ開設しお客さんからのアクションが心配な方は、ぜひプレゼントやイベントなどの企画とFacebookページを連携させて頂けると最初のスタートダッシュも上手く切ることができるはずです。

 

お買い物に来た方がコメントしたくなる身近さを感じる投稿もGOODです。プロサーファーとのスポンサード契約を締結されて支援されるなど新しい取り組みもやられています。

 

千枚漬本家 大藤

どうでも話ですが。千枚漬けが大好きな私・藤吉ですが。特に京都の千枚漬けが最高なんです。しかも、藤つながりですからw。いいね!の数とかっていうよりもお店や職人さんの色が出ているページが個人的に好きです。

 

また実店舗を持たれている方には非常に参考になるのですが。チェックインとレビューを増やすことでお店の賑わい感を演出できます。またこれだけですごい信頼に繋がるわけではありませんが。レビューやチェックインがないお店よりも、いいレビューにチェックインが多いお店を選びたくなるのが人間の心情だと思います。あ、あと打田漬物さんも美味しいです^^

 

うどん屋 仁

うちの息子と同じ名前なんです^^そして、息子と同じぐらい愛しているここのごぼう天うどんが最高すぎます。月1ぐらい入ってます。本当は週1行きたいですが。場所的な制約から月1しか行けてません。
こちらのお店は店内のPOPやレジ側にもFacebookへのユーザーのアクション(コメントやいいね!)につながるような仕掛けがされています。
そして、Facebookページではうどんのおいしい食べ方や新しいメニューなどお店側が店頭ではなかなか伝ええきれない情報をご紹介されてます。ぜひ参考にしてみてください!!そして、可能であればごぼううどん食べてみてください。美味しいです^^

大どころ

こちらはおそらくお店さんが開いたわけじゃない非公式のFacebookページですが。参考になる要素もあるのでご紹介します。こちらのお店で食べた球磨川の鮎が忘れられません…。ていうぐらいお食事も美味しいですし、スタッフさんも最高ですが。
それをユーザーがいいね!してチェックインして、写真を投稿しそれにコメントしてくれています。理想はお店側からのアクションがなく自然にユーザーからのこのようなアクションが取れるのが良いのですが。結果としてこれらのアクションをお客さんから貰えるような企画やイベント。また割引などのお得感が感じることをお客さんへのインセンティブにして投稿を増やすのも良いと思います。
やはりお店の100の宣伝よりも、身近な友人の一言の方が100倍も1000倍も重みがあります。

かおたんラーメン

こちらもおそらく非公式のページなんですが。チェックインの数や投稿・ポスト数が半端ないです。しかもコメントも結構長めですし、ファンの多さが驚きです。ここだけ見れば、一蘭さんや一風堂さんにも引けを取らないぐらいですね。
もちろん、ちょっと行けばリッツカールトンにミッドタウンなんて場所にあのなんとも言えない外観ですのでコメントしたくなりますが。ここのラーメンが美味ってのもありますしね。ただこのページのようにユーザーの投稿を集めれれば確実に潜在的な顧客や見込みのお客さんにとっては来店するための大きな選択材料となることは間違いないでしょう。

 

土屋鞄製造所

こちらはFacebook運用を検討されてるウェブ担当者さんであればみなさんご存知だと思いますが。こちらの商品の製造工程やコンセプトが伝わるような写真(ビジュアル)に加えて、ユーザーとのコミュニケーションに繋がるようなコンテンツを定期的に配信されてあり非常に楽しめるページになっています。

 

ポカリスエット

ポカリスゥェットじゃないんですねwどうでも情報ですが。風邪の時には非常にお世話になっているポカリですが。定期的なイベントやキャンペーンが非常に楽しめるページになっています。そして、こちらもやはり写真(ビジュアル)で見せるというコンテンツが多いですね。今はやはりインスタグラムで撮影・シェアしてFacebookにもってのが良いですね。

 

A&W Okinawa

沖縄に行ったときには必ず食べるこちらのお店。来店に繋げるための販促やイベントなどの情報をうまくお写真付きで配信されてあり。目にしたらついついお店に行きたくなるようなページになっています。

 

本格薩摩焼酎 宝山

お酒と言ったら芋焼酎のロックですね^^こちらのページではお酒の製造に関する情報を定期配信されてあり。お酒好きの方には気になる情報が満載で定期購読したくなること間違いなしです^^

 

まとめ

今回は5つの集客方法のうちSocial=ソーシャルメディア集客 / Facebookについて基礎的なユーザー数やユーザー属性などの情報から集客方法として活用するために理解しておきたい特徴や成功事例をご紹介しました。

より具体的で実践的なFacebookでの集客方法は別記事でまたご紹介します。次回は、Twitterでの集客方法をご紹介します。

 

最後に『鉄鋼王』と呼ばれアメリカ経済で知らない人はいない立志伝中の大実業家であり慈善活動家のアンドリュー・カーネギー(Andrew Carnegie)の名言をご紹介したいと思います。

この名言は、彼自身の墓標に彫られているそうです。いつか直接この目に焼き付けたいものです。

 

アンドリュー・カーネギー

Andrew Carnegie CREDIT:

我より賢き者を近づける術知りたる者、ここに眠る。」
Here lies one who knew how to get around him men who were cleverer than himself.

アンドリュー・カーネギー/Andrew Carnegie

 

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ちょっと待った!あなたのECサイト完成前にチェックしたい5つのこと!

一昔前までは、お店で商品を購入するというのが一般的でしたが、今はECサイトから商品を買うことが当たり前になっています。お店で買うよりも、ネットショップの方が値段の安い場合も多くあるからです。ネットショップと言っても、お店がある会社や商品を卸して販売する会社など様々です。 通信販売の大手はAmazonや楽天のような大手を想像しがちですよね。大手に対抗するために、商品を限定したECサイトも多く存在するのです。例えば、オシャレなインテリアや雑貨を販売するFrancfranc、ニューヨーク近代美術館が運営しており、ユニークな雑貨を販売するMoMA STOREなどが挙げられます。当然、商品の独自性だけでなく、ECサイトが成功するためには他にも要素がいくつかありますよね。 今回ご紹介するのは、ECサイト完成前にチェックしたい5つのことです。 コンテンツSEOを充実させること コンテンツSEOを簡単に言うと、文章、画像、動画を含むオリジナルコンテンツを自社ブログに掲載して集客を促す方法です。多くのECサイトは自社ブログを持っていますよね。商品を購入してもらう以前に、ECサイトの存在をユーザーに知ってもらわなければなりません。 検索で上位をキープできなければ集客も難しいのが現状です。ECサイトは山ほどあるので、できる限り質の良いコンテンツを多く発信し、信頼と知名度を上げ、差別化を図り、集客に繋げていきましょう。 アメブロを使わず自社ブログで掲載することも大切です。メーカーが直接発信する情報の方が、アメブロなどを経由して発信するよりも信頼できますよね。またコンテンツにオリジナリティを持たせて、ユーザーが別なサイトへ流れることも防ぎましょう。 SCOPEは食器、家具、ブランケットを販売するセレクトショップです。このサイトでは、ブランケットの製造工程を知るためにポルトガルへ取材に行ったブログを掲載しています。読んでいると自分も旅をしている気分になって楽しいし、何より商品の信頼性を高めてくれます。 Google Analyticsの設定を行う Google Analytics 一つの会社を運営するためには、色々な人のサポートが必要になります。ECサイトは購入者や訪問者の姿が見えないので、何のツールも使わないとユーザーの動向を把握することが難しいですよね。そんな時に役に立つのがGoogle Analytics、簡単に言うと解析ツールです。ページごとにユーザーの訪問頻度や滞在時間の分析、サイト内検索のサポート、ユーザーのサイト内の移動経路などが把握可能になります。 Google Analytics設定の他に、eコマースタグの設定やyahoo!リスティング経由の訪問客を切り分ける設定も必須です。どんなキーワードで訪問して、どれだけのユーザーがその商品を購入したのか、商品ごとの購入率などもわかります。 専門家を雇うとお金がかかるので、特に個人経営のECサイトには不向きと言えます。解析ツールなどを利用して経費を削減しましょう。 ECサイトがスマートフォンに対応している 現在ほとんどの人が携帯電話を持っており、生活の必需品になっています。一方パソコンを持っている人はかなり増えましたが、今でも一人一台は持っていないと思われます。スマートフォン対応でないサイトは、パソコンの画面を携帯で閲覧することになりますよね。パソコンの画面は大きいし、スマートフォンの画面は小さいので閲覧することが面倒です。 ECサイトが成功する秘訣は良い商品を販売するばかりではなく、大勢が持っている携帯電話で購入することができるかどうかにもあります。パソコンを持っているユーザーでも、頻繁に使用するスマートフォンでECサイトを閲覧し商品を購入する傾向にあるでしょう。ECサイトを開設するならスマートフォン対応は必須です。 レコメンド機能の搭載 ECサイトにレコメンド機能があると、たくさんある商品の中から好みのものを探しやすくなります。レコメンド機能を簡単に言うとおすすめ商品のことです。購入や閲覧すると、画面におすすめ画像が掲載されるのです。 Amazonで商品をチェックや購入すると、閲覧履歴からのおすすめやあなたのお買い物傾向からの商品が掲載されます。また、この商品を買った人はこんな商品も買っていますというのもレコメンド機能です。 最初の商品を購入しなくても、ユーザーを別な商品へ誘導することに繋がるので、とても重要な機能ですよね。実際のお店にもレコメンド機能はあります。例えば白菜の近くには鍋の素が置いてあることや衣料品店でのコーディネートなどです。 クレジットカード決済 ECサイトには、銀行振り込み、代引き、クレジットカード決済、郵便振替など様々な決済方法がありますよね。決済方法は多ければ多いほどユーザーのニッチな要求にも応えられます。 自分の好きな決済方法に対応していないため、ユーザーが別なサイトに流れてしまったなんてことがないように、ECサイトをオープンする際は十分に準備したいものです。 クレジットカード決済が当たり前になっていますが、個人情報の流出を心配するユーザーは代引きや振り込みを好む傾向にあります。決済など些細な事と考えられがちですが、数多くあるECサイトに対抗するために、小さなことから取り組んでいきましょう。 ECサイト開設で大切な事 ECサイトを開設するとき、一番大切なことは取り扱う商品やサービスと思われがちですが、スマートフォンに対応していること、レコメンド機能の搭載、クレジットカードの決済などの機能も同じぐらい重要です。例え品揃えの良いお店があっても、立地条件が悪く交通の便も悪かったら客足も遠のきますよね。またユーザーに自分のECサイトを知ってもらうためにはコンテンツSEOの充実が不可欠です。情報化社会と言われるほど周囲には情報が散乱しているため、信頼性のある情報を発信させることがアクセスに繋がり、結果的に顧客獲得に影響していきます。ECサイト独自のオリジナリティを持つことも忘れてはいけないでしょう。オリジナリティはコアなユーザーを招き、他サイトへの流出を防止します。 ここで紹介したポイントは、ECサイトをオープンさせるときに必要なことの一部ですが、ユーザー目線になって考えると他にも必要なことが見えてくるのではないでしょうか。

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